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過去の名品大集合の「スノーピーク ミュージアム」は日本キャンプ史を縮図化した宝庫だった!

「スノーピーク ミュージアム」が新潟・燕三条の本社「Headquarters」内にグランドオープン!

昨年2018年に60周年を迎えた新潟発のアウトドア総合メーカー、スノーピーク。それを記念して、全国のスノーピーク愛好家から寄贈された過去の製品を公開した博物館「Snow Peak MUSEUM」が、2019年8月24日に本社のSnow Peak Headquarters(スノーピーク ヘッドクオーターズ)内にてオープンした。

合計約200点ものアイテムが展示されており、なかにはファン垂涎の激レアなアイテムも登場。合わせて、この60年で目覚ましい発展を遂げたスノーピークのものづくりの歴史を動画やパネルで見ることができる。

日本のキャンプ業界の発展に貢献した同ブランドのミュージアムの全容を紹介する。

スノーピークの歴史≒日本キャンプ史

スノーピークは、1958年に金物問屋として産声をあげた。登山家でもあった初代社長の山井幸雄氏は、当時の登山用品に満足せず「本当に欲しいものを自分でつくる」という志のもと、オリジナルの道具を開発。燕三条の職人たちの技術を生かした高いクオリティのギアを発売することでファンが付くようになった。

1986年には現社長の山井太氏が会社に入社したのをきっかけに、オートキャンプという新たな領域を切りひらくことになった。太氏はアウトドアをライフスタイルととらえ直し、家族の絆を深めるための豊かな時間としてのキャンプを提唱する。父、幸雄氏から受け継いだ「本当に欲しいものを自分でつくる」という信念で、今までなかった製品を次々生み出し、日本中に巻き起こったオートキャンプブームを牽引した。

ブームが去り一時は低迷したものの、1998年に始めたユーザーと直接会って本音を聞くキャンプイベント「Snow Peak Way」の開催をきっかけに、2000年以降、スノーピークは再び成長を続けることができた。

スノーピークの歴史をざっと紹介したが、そんな歴史をわかりやすくかつ製品と合わせて紹介しているのが「スノーピーク ミュージアム」だ。

会場は本社であるSnow Peak Headquarters内の以前まで焚き火台の製造工場として使われていた場所にある。展示されているのは、スノーピークユーザーから集められた過去の商品の数々で、寄贈された商品には寄贈者の名前と、その商品にまつわるストーリーが記されている。

取材して気になった名作&変わったもの3選

日本のキャンプブームの盛衰とリンクするスノーピークの歴史は、まさに日本キャンプ史の縮図といっても過言ではない。

そんななかで、スノーピークはどんな製品を世に排出してきたのだろうか。ミュージアムに展示されているアイテムで名作と呼ばれるレアな製品を紹介しよう。

まずはミュージアムの会場に入ってすぐ左に見える「アメニティドーム“ランドロック”」。現行品ではアメニティドームとランドロックは別製品だが、当時は前者がシリーズ名、後者がモデル名として販売されていた。

収容人数は4人で、インナーの高さは195cmと高い居住性を実現。前後2箇所に前室付きの入り口を設けて、中と外が行き来しやすい構造に。さらに、フライシートに本体を吊り下げる「ソリッドレイヤーシステム」を導入して、雨の侵入や劣化を防ぐ技術も搭載。1990年当時で128,000円の価格は、非常に高級だっただろう。

次にソロシリーズのテント「クルーズライト」とタープ「クルーズウィング」。ともに1995年に誕生した商品で、低地から高山まで幅広いフィールドで使用できるように設計されたアイテム。

テントは単独行をする人向けに作られたドームテントで、フロントのフライシートには筒型のベンチレーションを配置。収納もコンパクトになり、軽量に設計された。タープは単体としてもクルーズライトの前室としても使える設計で、強度と安定性を考慮して六角形に。現行品にはない明るめのイエローが両サイドにあり新鮮!

キャンプ用品ではないが、取材しておもしろいと感じたのが、この「SNOW PEAK Lay-out SystemSimulation Boad」。シミュレーションボード上で自分たちのキャンプサイトをデザインしながら、快適なレイアウトや必要なキャンプ用品を知ることができるキットだ。

本にはテントやタープ、ファニチャー、寝具、そしてクルマなどのシールが付いており、見開きにわたって描かれたキャンプ場の絵の上にのせてどうやってレイアウトを組むか、がシュミレーションできる。親子や子どもと話しながらレイアウト作りができ、キャンプへ行く意欲をかき立てられるもの!

Snow Peak MUSEUMはキャンパーが見ておくべき博物館!

約200点の宝(名品)とともにスノーピークの歴史がわかるSnow Peak MUSEUM。

日本のキャンプ史を知ることもでき、ファンだけでなくキャンパーなら誰もが見ておくべき博物館。まだ始まったばかりなので、新潟へ足を運んでじかに見てもらいたい。

ちなみに、本社のヘッドクオーターズに併設したストアでは、このミュージアムオープン記念として限定のアイテムが発売。こちらの真空ステンレスマグ(3,430円+税)とエコカップ(2,362円+税)があるので、記念に買ってみてはいかがだろうか。

Snow Peak MUSEUM 施設詳細

住所:新潟県三条市中野原456 スノーピーク ヘッドクオーター内
問い合わせ先:0120-010-660
観覧方法:当日申込制(11:00にストアに集合)
料金:無料
休館日:毎週水曜日
詳細はこちら
https://www.snowpeak.co.jp/sp/museum/

撮影・文/小川迪裕(オガワミチヒロ)

【Profile/小川迪裕(オガワミチヒロ)】
フリーランス編集者、ライター。得意ジャンルはキャンプとファッションで、雑誌からWEBまで幅広く寄稿する。最近はタブロイドやイベント冊子の製作、イベントの企画、ブランドPRなどもやる何でも屋に。


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