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長野県阿智村に日本一の星空を見に行ったら、ワラの神様や未知のゆべしに出会ったよ【前編】

日本一の星空を見に来ませんか?

そんなことを言われたら見に行くに決まっているじゃないですか。なんたって僕は小学生のころ、星座早見盤を持ってましたからね。夏休みの自由研究は夏の星座研究でしたからね。

というわけで、日本一の星空が見える村、長野県阿智村(あちむら)に行ってまいりました!

長野県阿智村ってどこ?

長野県下伊那郡阿智村は長野県南部にあり、岐阜県との県境にある人口6500人ほどの村。標高410mから2191mまでの山間地にあり、豊かな自然に囲まれた村です。40年ほど前に温泉が湧き出て、”名古屋の奥座敷”として知られる昼神温泉郷があります。

20万人が感動! 日本一の星空ってどういうこと?

2006年に阿智村は環境省による全国星空継続観察で、「星が最も輝いて見える場所」第1位に認定されたのです。現在は廃止されていますが、環境省が行っていた全国星空継続観察とは、星空の写真撮影から「夜空の明るさ」を数値化し(数値が大きいほど夜空が暗い)、数値の高かった場所を星の観察に適した場所と発表していたもの。

星の観察は、周囲が暗ければ暗いほど星空がよく見えます。つまり、空気が澄んでいて、さらに星の観察を邪魔する光(街灯やネオン、家の光など)の存在がない場所というわけ。

阿智村は、この日本一の星空を観光資源として”スタービレッジ阿智”として、積極的に活動を展開しているのです。

2012年8月より春から秋にかけての観光施策として、「天空の楽園 日本一の星空ナイトツアー」をスタートさせると観光客は殺到。2014年は約3万人、2015年は約6万人、2016年は約11万人と動員数はうなぎのぼりなのです。

さっそく長野県阿智村へGO! 東京to阿智村のアクセスは?

阿智村のインフォメーションをチェックしたところで、いよいよ出発です。

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13時00分、新宿発特急あずさ17号に乗車。かの有名な「あずさ」に乗れると知り、テンション高く車両のお顔を拝見。思ったより”特急”感はないですね。狩人の名曲「あずさ2号」は、下りの一番列車で信州へ向かうという設定ですが、今回の僕らの目的は星空。つまり夜がメインなので、昼の出発でいいのです。

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「あずさ」に乗って2時間15分。15時15分、茅野駅に到着。長野県阿智村へは鉄道が通っていないので、ここでバスに乗り換えます。阿智村には昼神温泉郷があると先に書きましたが、東京方面など、JRを利用してのアクセスに対応するため、「茅野ライナー」というJR茅野駅と昼神温泉郷の間を結ぶ、直通のシャトルバスを運行しているのです。茅野駅から昼神温泉までは、およそ85分かかります。

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バスの車中で見た景色がとってもきれいでした。日本アルプスを車窓に眺めながらバスに揺られること1時間半ほどで阿智村の昼神温泉郷に到着です。

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なんか右下にワラが見える

バスが到着するのは昼神温泉郷の観光案内所でした。このとき17時。ようやく阿智村に到着です。東京からは4時間ほど。車で来てもだいたい同じくらいだそうです。ちなみに”名古屋の奥座敷”として栄えた昼神温泉郷だけあって、名古屋からは車で1時間半ほどで来られるそうです。

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ワラでできた”鬼”的なものが。なかなかいかつい見た目。なんだこりゃ

つづいて本日のお宿へ移動。観光案内所付近に、昼神温泉の旅館やホテルが立ち並んでいます。

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どどーん。ホテルの入り口にもワラ鬼が。いったいなんなんでしょ?

あとで聞いたところ、このワラの鬼的なものは、湯屋守(ゆやもり)様といって、温泉の神様のような存在だそうです。

12月1日から3ヶ月間、湯屋権現様がお湯に浸かってくつろぎます。湯屋権現様に代わり、この昼神の地をお守りいただく「湯屋守様」が旅館の玄関先に飾られます。期間中に昼神温泉に入湯するということは、神様と同じ御湯に入り1年間のご利益が約束されるということです。
昼神温泉郷公式HPより

知らず知らずのうちに、神様と同じお湯に浸かっていたのですね。どうりで風邪もひかず身体の調子もいいわけです。

腹が減っては星空見えず!? なにはともあれ、まずははらごしらえ

星空鑑賞のツアーは夜が本番。8時ごろに宿を出るツアーに行くということで、まずは夜にそなえて腹ごしらえをしました。

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いくつかお皿に空きがありますが、どんどんと出来立てが運ばれてきたのです

久しぶりにお座敷&お膳という、”日本旅館”theクラシックスタイルです。

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信州牛も焼いちゃいます。鉄板で焼けたお肉、最高です。

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アマゴの塩焼き。鮎に似た淡白で上品な川魚。うまし!

焼きたての川魚が出てきたり、ひとり鍋をしたり。

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信州・長野といえば漬物 絶品の郷土食”ゆべし”にびっくり

そうそう、信州といえば、野沢菜もね。さすが本場の味です。この野沢菜と一緒に盛られた漬物(茶色のほう)がとってもおいしかった。

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野沢菜は絶妙な塩加減。奥に写っているのは”ゆべし”。

はじめは色の濃さゆえ、奈良漬? と思ったのですが、ゆずの味がするし、みその味もする。そこで仲居さんに聞いたところ”ゆべし”という信州の郷土食だそうな。はて”ゆべし”? 僕が知っている”ゆべし”はもち菓子ですが、ここ信州では、ゆずの中身をくりぬいて、その中にみそやごまなどを詰めて蒸し、3ヶ月間程度かけて自然乾燥してつくる保存食を”ゆべし”と言うそうな。

お茶うけとして各家庭で親しまれているようですが、ゆずの香り高さと柑橘の風味、そこにみそが絡んできます。乾燥しているだけあって、濃縮されています。ついつい箸が進む、どこか懐かしい味でした。

牛に川魚に保存食と、山深い信州ならではの滋味あふれる食事でした。

いよいよ星空ツアーに出発!

ながながと前段を書いてしまいましたが、いよいよ旅の目的である星空鑑賞に出かけます。時間は夜8時。長い長い星空鑑賞の夜が始まったのです。

阿智村では、星空を見に行くナイトツアーを実施しています。夏の時期は、阿智村内のスキー場「ヘブンスそのはら」でロープウェイに乗り、標高1400mまで上がって、きらめく星空を堪能します。秋には、雲海を見るツアーなども開催されているようです。

それでは冬の時期はというと、星空とプロジェクションマッピングを融合させた「天空の楽園 Winter Night Tour STARS BY NAKED」というツア−を実施しています。というのも、阿智村は冬の時期は、夜になると氷点下10度になることもあるくらいとっても寒い地域です。ロープウェイで1400mまで行くと、もっと気温は下がります。そのため冬の間、夜のロープウェイ操業はストップさせていて、その代わり平地での星空鑑賞ツアーを実施しています。高地での星空鑑賞というコンテンツの代わりに、冬季は屋外でのプロジェクションマッピングを星空鑑賞に組み合わせているのです。

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本題に入る前の前段が長くなってしまってすみません! ウィンターナイトツアー詳細は後編で!

text:george

【PROFILE/george】

茨城県東海村出身の32歳。インテリア雑誌、週刊誌、書籍、ムックの編集を経て、現在Webディレクター。4年前の朝霧ジャムに行って以来、アウトドアにハマる。テントはMSRのエリクサー3、タープはZEROGRAM。車を持っていないので、キャンプに行くときは知人の車に相乗りが常。なので、基本の装備は「軽くコンパクトに、友人の負担にならないこと」が信条


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