防災の日を前にアンケートを実施
掃除・防災・ペット用品を中心に、生活サポート用品の商品開発から製造、販売までを一気通貫して提供する株式会社サンコーは、2024年9月1日の「防災の日」を含む防災週間(8月30日〜9月5日)に合わせて、防災意識に関するアンケート調査を実施しました。
死者・行方不明者数105,000人を超えた関東大震災のあと、防災への心構えを準備するという意味で1962年に「防災の日」が創設されました。
また、「防災の日」を含む一週間は防災週間と定められ、関係機関が緊密な協力関係のもとに、防災思想普及のための行事や訓練などを行っています。
防災意識に関するアンケート調査の概要
調査概要:SNS(Instagram・X)にて、ユーザーに防災に関するアンケート調査を実施
調査期間:2024年7月22日(月)~7月28日(日)
※データ出典元:サンコー防災意識に関する調査2024
回答者の9割が「十分ではないが備えている」と回答
「日頃災害に備えて防災用品を備えているか」という質問に対しては、十分ではないが一応備えていると回答した方が約90%と大半を占め、防災意識の高さを感じる結果となりました。
一方で「特に備えていない」と回答した方は約10%いるため、引き続き国全体や地域で防災意識の向上を図っていくことの必要性があります。
簡易トイレは2割程度とアイテムにより差が明らかに
「どのような防災グッズを備えているか」という質問に対して、懐中電灯やランタン・飲料水や軽食が8割に達し、次いでモバイルバッテリーが6割程度と高い備蓄率が確認できました。
一方で、簡易トイレにおいては2割程度とアイテムにより差が出る結果に。また防災セット一式を揃えている方は1割程度に留まり「十分ではないが一応備えている」方が多い傾向にあることが分かります。
防災用品を準備するきっかけは、メディアが最多
防災用品を準備するきっかけに関して、災害のニュースをメディア(TV・SNSなど)で見たと回答した方は約65%で最多回答となりました。
身近な人が被害にあった方や自分が過去に経験した方は、合計すると約34%に上り、実際の経験から日々の備えの重要性を身をもって感じた結果、防災用品を準備するきっかけに繋がった方も一定数いることがわかりました。
家族間で会話ができていない方が約30%
災害が発生した際の対応について、家族で最低限の対応に関して認識合わせができている方は、約70%に上りました。
一方で、特に会話をしていない方は約30%と家族間のコミュニケーションにおいては、防災用品の備蓄率(約90%)を下回り、改善の余地があることがわかります。
また、対応や手順に関して詳細まですり合わせができている方は0%であったため、台風や地震など災害が増える中で、避難ルートの再確認や防災用品の配置や使用手順をクリアにするなど、更なる防災力の向上を図る必要があります。
物品だけでなく、大切な人とも確認を
はじめて南海トラフ地震臨時情報が発表され、防災意識を見直す人も多かった今年の夏。
地震や台風などの自然災害に備え、日頃から防災グッズを用意しておくだけでなく、家族同士の連携方法も再確認すべきだと感じさせられるアンケートでした。