春といえばお花見!桜の名所をピックアップ
桜は日本が誇る春の風物詩。お花見を毎年楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。
今回は、cazualが運営中の田舎旅を提案するInstagramアカウント「都市脱出計画」より、定番から穴場まで日本全国の桜の名所をピックアップ!
日本三大桜に選ばれた桜の名所から夜桜が美しい絶景スポット、鉄道と合わせて楽しめる穴場スポットなどをご紹介します。
桜の名所1.根尾の淡墨桜 (岐阜県本巣市)
『淡墨(うすずみ)桜』とは淡墨公園にある樹齢1500年を越えるヒガンザクラの古木のこと。
満開時は艶やかな白、散り際には淡墨色になることから淡墨桜の名称で親しまれています。
樹高16.3m、幹囲9.9m、枝張り東西26.9m・南北20.2mの圧巻の桜は例年、一日で8,000人の見物客が訪れる人気ぶりです。
3月下旬から4月下旬にかけてはライトアップも実施され、昼と夜で違った雰囲気の桜を楽しむことができます。
■住所
岐阜県本巣市根尾板所上段995
■アクセス
樽見鉄道樽見駅より徒歩15分
根尾の淡墨桜で有名な本巣市はどんな街?
本巣(もとす)市は、岐阜県の南西部に位置する市です。
豊かな自然が特徴の街ですが、県庁所在地の岐阜市や、中部地方最大の都市・愛知県名古屋市にも近く、多くの企業が製造拠点を置き、2009年の住みやすさランキングで総合1位を獲得するなど、都市と自然が共存しています。
本巣市発祥で市の木にも指定されている富有柿は「甘柿の王様」と呼ばれるほど濃厚な甘さで市の名産品にもなっています。
市内の売店などでは干し柿も販売しているので、お土産にぜひいかがでしょうか。
桜の名所2.山高神代桜 (山梨県北杜市)
北杜市武川町山高の実相寺の境内にあり、樹齢2000年で日本最古と言われる山高神代(やまたかじんだい)桜。
日本武尊(やまとたけるのみこと)が東征の際に植樹したとされる伝説から、神代桜と呼ばれています。
例年見頃は4月1日から7日にかけてで、開花期には『神代桜祭』も開催され多くの見物客で賑わいます。
同じ武川町の「眞原桜並木」も桜の名所として知られており、こちらもお花見におすすめです!
■住所
山梨県北杜市武川町山高2763実相寺境内
■アクセス
JR韮崎駅からバスで30分、実相寺神代桜下車
山高神代桜で有名な北杜市はどんな街?
北杜(ほくと)市は山梨県 の北西部に位置し、日本有数の美しい山岳景観を有する街です。
自治体ベースでの日照時間とミネラルウォーターの産出量は日本一で、この太陽と水を生かした農業も盛んです。
また、東京から車で2時間、名古屋からも車で2時間半というアクセスの良さから近年はリゾート地、移住先の街としても人気を集めています。
桜の名所3.三春滝桜 (福島県三春町)
まるで滝が流れ落ちるような枝が特徴の三春滝(みはるたき)桜。
樹齢1000年を越えるベニシダレザクラで、江戸時代から『御用木』として世に知られるほどの見事な枝ぶりは、現在でも多くの観光客を魅了しています。
開花期には夜間のライトアップが実施され、夜桜も美しいと評判です。
■住所
福島県田村郡三春町滝桜久保地内
■アクセス
JR三春駅より徒歩15分
三春滝桜で有名な三春町はどんな街?
三春(みはる)町は、福島県の中央部、阿武隈山地の西側に位置する町で、街全体が標高300~500mのなだらかな丘陵地帯となっています。
町内には城下町の面影を残す街並みや滝桜以外にも多くの桜の名所が存在し、城下町・花の街としても知られています。
東北第二の都市の郡山市に隣接しており、アクセスの良さから商業地や宅地の開発も行われ、住みやすい街としての魅力も高まっています。
桜の名所4.上野恩賜公園 (東京都台東区)
上野恩賜(うえのおんし)公園一帯は、約1200本の桜がある都内でも最大級の桜の名所として知られ、『うえの桜祭』の期間中は1000個のぼんぼりが灯されます。
ぼんぼりでライトアップされた夜の桜はとても幻想的な雰囲気で、期間中は多くの観光客が訪れます。
ライトアップの時間帯は例年17時〜20時の間。屋台も多く出店しているので、桜を見ながら食べ歩きやお花見もおすすめです。
■住所
東京都台東区上野公園5-20
■アクセス
JR上野駅より徒歩5分
上野恩賜公園がある台東区はどんな街?
台東(たいとう)区は東京都東部に位置する特別行政区で、東京23区の中で最も面積の小さい区です。
浅草や上野動物園などの観光地のほか、世界遺産にも登録された国立西洋美術館などが区内に点在しており、国内外から年間を通して多くの観光客が訪れます。
特に春の季節は上野恩賜公園、隅田川沿い、浅草寺の桜が満開になるので、台東区を巡るなら春がおすすめかもしれません。
桜の名所5.高田公園 (新潟県上越市)
桜の開花時期に高田公園で実施される『高田城百万人観桜会』は、園内4000本の桜と3000本のぼんぼりが幻想的な夜桜の世界を作り出します。
観桜会期間中は、日没から21時までライトアップされ、文字通りおよそ100万人の観光客が訪れる、東北地方が誇る桜の名所。
お堀の水面に映る高田城と桜の景色も、おすすめしたいフォトスポットです。
■住所
新潟県上越市本城町6-1
■アクセス
えちごトキめき鉄道高田駅からバスで8分、高田公園入口下車
高田公園がある台東区はどんな街?
上越市は新潟県の西部に位置し、上越地方の中心都市です。
古くから交通の要所として知られ、現在も重要港湾の直江津港、北陸新幹線、北陸自動車道などが市内を通り、多くの人・モノの流れが集まる街として知られています。
世界有数の豪雪地帯としても知られ、下町エリアでは今でも古くからの積雪対策で作られた『雁木造り』の街並みが残っています。
桜の名所6.弘前公園 (青森県弘前市)
弘前(ひろさき)公園で行われる『弘前さくらまつり』は園内2600本のソメイヨシノと弘前城のお堀に映える桜が幻想的。
期間中は、日没から23時までライトアップも実施されます。
満開時だけでなく、桜の散り際に見られるお堀を埋め尽くす『花筏(はないかだ)』も、絶対に見逃したくない弘前の絶景です。
■住所
青森県弘前市下白銀町1番地
■アクセス
JR弘前駅よりバスで15分、市役所公園入口下車
弘前公園がある弘前市はどんな街?
弘前市は、青森県の西部に位置する津軽藩の城下町で、津軽地方の中心都市として発展してきました。
市内には弘前城を始めとする城下町の史跡や、明治・大正期に栄えた軍都としての面影を残す街並みなど観光スポットも豊富。
りんごの名産地としても全国的に知られ、世界遺産の白神山地など自然豊かな街でもあります。
桜の名所7.真岡鐵道の桜(栃木県真岡市)
茨城県の下館駅から栃木県の茂木駅まで、全長約40キロを走る真岡鐵道。
SLが走る路線としても知られ、土日を中心に全線を1日1往復しています。
春には満開の桜と菜の花の中をSLが走り、真岡鐵道でしか楽しめない景色が沿線に広がります。
北真岡駅から徒歩5分の沿線に絶景の撮影ポイントがあり、どこから撮っても素敵な写真が撮れると評判です。
■住所
栃木県真岡市真岡鐵道沿線
真岡鐵道の桜がある真岡市はどんな街?
真岡(もおか)市は、栃木県南東部に位置する市です。芳賀エリアの中心都市で芳賀氏が治めた真岡城の城下町、江戸期には天領、明治期までは真岡木綿の集散地として栄えました。
いちごが名産品で出荷額・生産量ともに日本一の『いちごの街』で、県内では工業の街としても知られており、商業も人口規模以上の集積があり、商・工・農のバランスがとれた街です。
桜の名所8.樽見鉄道の桜(岐阜県揖斐川町)
岐阜県の大垣駅と樽見駅を結ぶ樽見鉄道。
沿線には日本三大桜として知られる淡墨桜や東海地方有数のお花見スポットの谷汲山華厳寺 (たにぐみさんけごんじ)など桜の名所が多く、開花期間中は「桜ダイヤ」と呼ばれる臨時のダイヤが組まれるほど。
なかでも谷汲口駅 駅自体が桜に囲まれていて、絶景の桜×鉄道のフォトスポットです。
2023年は3月25日から4月10日が桜ダイヤです!
■住所
岐阜県揖斐郡揖斐川町谷汲長瀬
■アクセス
樽見鉄道谷汲口駅すぐ
樽見鉄道の桜がある真岡市はどんな街?
揖斐川町は岐阜県の最西端に位置する町で、面積の9割以上を森林が占める自然豊かな町です。
町名の由来となっている揖斐川は「木曽三川 (きそさんせん)」と呼ばれる東海地方を代表する河川で、揖斐川を境に東西日本の方言アクセントが変わると言われています。
「美濃いび茶」の産地としても知られ、このお茶を使ったジェラートは2016年のご当地アイスクリームグランプリ金賞を受賞しています。
桜の名所9.傘松公園の桜(京都府宮津市)
日本三景に選ばれた天橋立の龍が天に昇るような景色を表した「昇龍観」を見ることができる、天橋立傘松公園。
ケーブルカーの沿線で咲き乱れる桜は、傘松公園でしか見られない絶景です。
頂上から眺められる天橋立と桜は春だけに味わえる特別なコンビネーション。例年4月上旬〜中旬が見頃です!
■住所
京都府宮津市大垣75
■アクセス
京都丹後鉄道天橋立駅よりバスで25分、「傘松ケーブル下」下車
傘松公園の桜が見れる宮津市はどんな街?
宮津市は、京都府北部に位置する市で、天橋立を中心とする観光産業が盛んな街です。
港町としても有名で、海産物の加工品などが名産品となっています。
世界的に珍しい海辺のワイナリー「天橋立ワイナリー」で作った「天橋立ワイン」も近年お土産として人気の商品です。
お花見に行った際は、ぜひ手にとってみてはいかがでしょうか。
桜の名所10.高田千本桜(奈良県大和高田市)
近鉄沿線の桜の名所として有名な、奈良県大和高田市の高田千本桜。
樹齢70年を超え年輪を市制施行の1948年(昭和23年)に植樹され、樹齢70年を超える見事な桜並木が楽しめます。
高田千本桜が植えられている高田川畔は、護岸工事とともに飛び石・スロープ・遊歩道が設置されており、年齢を問わずお花見が楽しめるスポットです。
桜の開花期間は夜になると桜がライトアップされ、日中とはまた違った迫力の桜が見られます。
■住所
奈良県大和高田市大中183(大中公園)
■アクセス
近鉄高田市駅から徒歩10分、近鉄大和高田駅から徒歩13分、JR高田駅から徒歩13分
高田千本桜がある大和高田市はどんな街?
奈良県の北西部に位置する大和高田市は、大阪との文化・経済的なかかわりが深い街です。
大阪難波駅から大和高田駅までは近鉄特急を使うと約25分でアクセスでき、お花見の時期は大阪からも多くの人が高田千本桜を目当てに大和高田市へ足を運びます。
ほうれんそう・きくな・ねぎ・しろな・こまつなの5品目が「大和高田市特産野菜」として知られており、新鮮な野菜を使ったご飯やお土産が購入できます。