”燕三条”の技術を反映させた「TSBBQ」
新潟県の燕市と三条市は、日本有数の金属加工技術を持つ地域。江戸時代に盛んだった鍛冶の技を受け継ぎ磨いてきた技術は、「燕三条」のものづくりとして世界でも高い評価を得ています。
「TSBBQ」はそんな地域のノウハウを結集し、村の鍛冶屋(山谷産業)がアートディレクターの石川竜太氏、プロダクトデザイナーの高橋悠氏とともに「Try! Stylish BBQ!」をコンセプトとして立ち上げたブランドです。
ブランド名には「燕三条」の頭文字「TS」を冠しつつ、ロゴマークにも三本線(三条市)の上を燕(燕市)が飛ぶデザインを取り入れて、BBQに欠かせない金網を表現しています。
そんな新潟県燕三条発のアウトドアブランド TSBBQから、新潟県三条市で100余年の歴史を持ち、園芸用ハサミを主に手掛ける老舗メーカー「坂源」とのコラボレーション商品「スケルトンアックス」が発売されました。
今回登場したスケルトンアックスは頑丈なフルタングなのに薄く、スケルトン構造により軽いためタフに取り回せる手斧に仕上がっています。
スケルトンアックスの魅力
通常の手斧は、木の持ち手と金属のヘッドが組まれているのが一般的ですが、バトニングのように叩いたり、ハードな仕様によってはヘッドが外れてしまったりという弱点がありました。
しかし、一枚の鋼板をくり抜いて作られたスケルトンアックスは、刃からハンドルまで一体構造のフルタング仕様となっており、頑丈な作りのためハードに使えます。
ちょっとやそっとのことではびくとはしない構造なので、バトニングのようにヘッドを薪やショックレスハンマーで叩いても問題ありません。
刃とハンドルが一体型設計のため刃がゆるむこともなく、これ一本で丸太から薪を割り出すまでマルチに使用できます。
さらに、ヘッド部分でペグ打ちも可能。圧倒的なコンパクトさにもかかわらず、手斧としてもペグハンマーの代わりとしても使える汎用性がスケルトンアックスの大きな魅力です。
スケルトン構造で619gと驚きの軽さを実現!
柄まで一体の金属で作られるフルタングの斧は、ほとんどが1kg弱とどうしても重くなりがちなのですが、スケルトンアックスはおよそ619gと驚きの軽さを実現しました。
これだけ軽いのに斧としての機能が犠牲になっていないのは、”ヘッドがしっかりと重くハンドルが軽い”というスケルトン構造による重量バランスのおかげ。
軽くて取り回しやすいので、刃の付け根を握れば焚付のためにフェザースティックを作ったり、即席でペグを作ったりとブッシュクラフトの細かな作業もこなせます。
本体自体の厚みは、およそ6mmほど。ハンドルのパラコードや革ケースの厚みを加味しても2cm以内におさまる薄さなので、ポケットや荷物のスキマにサッと差し込めるサイズです。
重くて使いづらい手斧のイメージをスケルトンアックスが変える
「手斧は重くてかさばる」という固定概念を打ち壊すコンパクトさを実現したスケルトンアックスなら、荷物の重量を気にして手斧を扱う楽しさを諦める必要もありません。
本体が薄いからといって手が痛くなることもなく、ハンドルにはパラコードが編みつけられているのでしっくりとしたグリップ感で手に馴染みます。
もちろんパラコードはお好きなものに付け替えが可能。スケルトン構造の穴に通しながらヘッドの付け根部分にもパラコードをまけば、細かな作業をするときも持ちやすく、自分だけのカスタムを楽しめます。
クラウドファンディングも大成功
スケルトンアックスはクラウドファンディングサイトmakuakeにて261人のサポーターから支持を集め、応援購入総額341万円と大成功をおさめました。
https://www.makuake.com/project/murakaji06/
■スケルトンアックス商品詳細
材質 : 本体 刃物綱(鉄) 、カバー 革
サイズ:幅 約100mm(刃部分)
全長 約298mm、厚さ 約6mm
重量 : 本体 約619g、カバー 約32g
製造:新潟県燕三条地域
■スケルトンアックス本店販売ページ
・sakagen×TSBBQ スケルトンアックス TSBBQ-032 13,200円(税込)
https://www.muranokajiya.jp/c/honten/4937769500785
販売サイト:村の鍛冶屋ECショップ(https://www.muranokajiya.jp/)
販売元:株式会社山谷産業