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京都府福知山市、移住者急増中!理由は圧倒的な暮らしやすさにあり

ファミリー世帯の移住先として注目を集める京都府福知山市

京都府の北西部に位置する福知山市。京都駅からは特急で1時間20分ほどでたどり着きます。

コロナ禍でのリモートワークの浸透や、密を避けてのんびり暮らしたい方々が増え、福知山市はファミリー世帯の移住が増えているといいます。

今回の記事では、福知山市が移住者に支持されている理由を、実際に移住された方々からお聞きしました。

移住サイトでの情報発信が奏功 移住者は前年度比1.9倍!

福知山市の移住情報が見やすくまとまっているサイト「FUKUFUKU LIFE」。市の職員の方々が試行錯誤しながら運営している。豊富な移住者インタビューは必見。

2021年度の移住者数は前年度比で1.9倍、移住希望世帯数も前年度比で1.4倍と大きく増加しています。

車や鉄道を使えば、京都市、大阪、神戸まで1時間半ほどでアクセスできるので、主に関西圏の移住先として人気ですが、東京や海外からの移住もあったとか。

こうした背景には、福知山市が運営している移住情報サイト「FUKUFUKU LIFE」の充実ぶりが影響していそうです。移住暮らし体験ツアーの案内、移住者インタビュー、空き家情報バンク、市の手厚い支援プランなど、移住にまつわる情報が満載で、とても見やすくまとまっています。

FUKUFUKU LIFEのロゴは移住者のイラストレーターが作成したもの

自治体のサイトというとお堅い雰囲気のものが多いですが、「FUKUFUKU LIFE」はサイトのロゴやデザインもおしゃれで、福知山の穏やかでゆったりとした空気感が伝わってきます。ウェブでの情報収集に慣れている若い世代に、こういった移住サイトがささっているようです。

「ほどよく街で、ほどよく田舎」が福知山市のキャッチコピー

福知山をひとことで表せば、交通の便がよい自然豊かな地方都市。

市内には明智光秀が築いた福知山城があり、山陰と近畿をつなぐ交通の要衝として古くから栄えていました。城下町の名残がある中心市街地は大きな鉄道の駅もあり、買い物、病院、学校など生活に必要な施設が集まっています。

明智光秀が築城した福知山城。市のシンボルだ。

また、福知山市は丹波の山々に囲まれた盆地で由良川や土師川が流れ、自然が豊か。駅から車で15分もすれば、のどかな田園風景が広がります。まさに、街と田舎のいいとこ取りなのです。

今回、インタビューした移住された方達も「買い物も便利だし、自然も感じられるし、福知山は暮らしやすくてちょうどいい」と口をそろえていました。あとは、病院や保育園、幼稚園も多く、学校も小中高大まで市内にあり、子育て環境、教育環境の充実も移住者さん達から評価されているようです。

移住者インタビュー 宮田裕美さん(福知山ワンダーマーケット)
福知山市民が誇る、おしゃれなイベントマルシェを企画

福知山の新しい名物として人気のマルシェがあります。その名も福知山ワンダーマーケット。6年ほど前から、町の中心部にある「新町商店街」で定期的に開催されているイベントマルシェです。

「ワンダーマーケットは、“自分たちが楽しみたい!”と思って立ち上げました」

福知山ワンダーマーケット代表の宮田さん(左)。メンバーの足立さん(右)は福知山出身。

そう語るのは宮田裕美さん。ワンダーマーケットの代表を務めています。宮城県仙台市出身の宮田さんは、9年前に兵庫県から夫婦で移住してきました。大阪出身の夫が農業に興味を持ち、福知山市内の農業塾に1年間通ったことで、福知山と縁ができました。

「脱サラして新規就農を目指していて、福知山の農業塾に通っていました。福知山に限らず農地を探していたのですが、農業塾で知り合った方の紹介で農地付きの家を譲り受けられることになり、福知山に移住することになったんです」

いまは、市内の農村エリアに居住し、夫婦で農業に携わっています。

「近所にセミリタイアした元農家の方がたくさんいます。農業の先輩としていろいろ助けてもらっています。身近に、いろいろな先生がいるような感じで本当にありがたいです」

シャッター通りに活気を呼び込んだワンダーマーケット

新町商店街は、全長300メートルもある立派なアーケード商店街。最盛期は、ずらっと店舗が続き、ものすごいにぎわいだったといいます。しかし、現在はほとんど営業する店がなく、シャッター通り商店街と化しています。そんな状況を見て、宮田さんは活気ある元気な通りにしたいと仲間と立ち上がりました。とはいえ、イベント運営のノウハウなどなく、あるのは熱意だけ。

「初めてのときは30前後の出店者さんを集めることができました。自分で作った野菜を持って近隣のマルシェに出店して、まわりの出店者の方々に声がけをしたんです。手作りの、しかも初めてのマーケットだったので、集客も未知数。初期の出店者の方々には、なんとか熱意で集まってもらったという感じです」

そんなワンダーマーケットには、“手作り”、“ていねい”、“オーガニック”といったキーワードがぴったりの商品が並びます。定期的に開催することで徐々に知られるようになり、京阪神のショップや作家が50店舗ほど集まるようになっていきました。

「コロナ前までは毎月第4日曜に開催していて、1000〜1500人くらいのお客さんが来てくださるようになりました。出店者さんからの評判も上々です。お客さんと顔を突き合わせてコミュニケーションが取れるので、売りがいがあると。8割はリピーター出店してくださっています」

いまでは、市内だけでなく市外からもたくさんの方が訪れる、福知山を代表する人気イベントになりました。

「昔の新町商店街は、何でもそろう一大商店街だったらしく、相当にぎわっていたそうです。当時を知るおばあちゃんから、昔を思い出すようやわぁと言われました。出店者の方と近所のおばあちゃんが話をしているのを見るととってもうれしくなりますね」

コロナ禍に入り、イベントは休止していたようですが、5月から不定期開催という形で活動を再開しています。

「夢へのチャレンジを支援したい」と商店街でレンタルスペースも運営

アーキテンポの店内の様子。自分たちでリノベーションして作り上げた。

また、ワンダーマーケットでは新町商店街にある元紳士服店の空き店舗を使い、「アーキテンポ」というキッチン付きのレンタルスペースも運営しています。将来的にお店を持ちたい方が本格開業の前のテスト営業の場として活用されています。

「製麺所をやっている方が、試験的にアーキテンポでラーメン店を開き、お客さんをつかんで、駅前に実店舗をかまえる準備を進めている事例もあります。お菓子屋さんやBARもありました」

ワンダーマーケットで縁ができたショップさんや作家さんにチャレンジの場としてアーキテンポを使ってもらい、ゆくゆくは新町商店街の空き店舗に入ってもらうことを夢見ているそうです。

壁にはクラウドファンディングで支援してくれた方々の名前が記載されている。

最後に、移住者の立場から見た福知山について尋ねると、

「予備知識なしで移住してきましたけど、意外と福知山って都会なんだなと思いました。家から駅前の都市部までは車で15分。駅周辺はちゃんと“街”ですし、買い物で困ったりはしません。福知山で十分楽しめるので、もう都会の生活には戻れないなと思います」

今回の取材中も、たくさんの若い方がワンダーマーケットのことを話題にしていて、「福知山にもおしゃれなイベントができてうれしい」と口にしているのが印象的でした。

ワンダーマーケットHPはこちら
アーキテンポHPはこちら

移住者インタビュー 羽星大地さん(CRAFTBANK)
地元にUターンして、元銀行跡地でクラフトビールの醸造所を立ち上げ

福知山出身で東京のIT企業で営業をしていた羽星さん。現在はUターン移住で戻ってきて、ゼロからクラフトビールの醸造所を立ち上げました。

「元銀行の建物をリノベーションして醸造所にしました。だからCRAFTBANK(クラフトバンク)なんです。タンクを見ながら飲めるカウンターも、もとは銀行の受付机です」

30年近く空き家になっていた元銀行をリノベーション。堅牢な作りに面影を感じる。

ビールにハマるきっかけは大学の卒業旅行。ヨーロッパを1ヶ月回った際に、現地のパブで地元の方とビールを酌み交わすことで打ち解けた経験が大きかったと言います。

「ワイワイと飲んでいると自然と人の輪ができました。ビールには人をつなげる力がある。他のお酒では感じられない、ビールならではの魅力だと思います」

元銀行の受付机をベースに作ったカウンター。店内はシックで落ち着いた雰囲気。

それからクラフトビールにのめり込んでいきました。

「クラフトビールって、前向きに取り組みを起こすイメージを感じるんです」

また、東京での会社員時代にシェアオフィスで感じた魅力を福知山でも広げていきたいと言います。

「シェアオフィスっていろいろな方が集まるじゃないですか。面白い人が集って、新しいことが起きる気配がするというか、そういった“場”に魅力を感じました。なので、福知山でも人が集う場、関わる場を作りたいんです」

このようなヨーロッパや東京での経験からCRAFTBANKのテーマが誕生しました。

「“ビール片手になにかやろう”がテーマ。ビールを飲んで終わりではなく、ビールを軸につながって、前向きなアクションを起こしていきたいと考えています」

1階は醸造所ですが、2階3階はコワーキングスペースやイベントスペースとなっていて、つながる場としての活用も想定しています。

「屋上はビアガーデンとしても使えるようにしています。近隣のキャンプ場でCRAFTBANKのイベントも開きました」

2階のコワーキングスペース。

修行は2ヶ月 クラフトビール業界はオープンマインド

クラフトビールは好きとはいえ、醸造となると話は別。まったくの素人がブリュワーになれるのでしょうか。

「クラフトビール業界はとてもオープンマインドな業界。世界的にも評価されている宮崎県の『ひでじビール』で2ヶ月ほど修行をさせてもらったのですが、とてもウェルカムな雰囲気で、なんでも包み隠さずすべてを教えてもらいました」

この日、いただいたのは「LAZY IPA」という銘柄。クラフトビールで人気のスタイル、HAZY IPAのもの。もったりとした舌あたりとトロピカルな味わいが特徴だ。

こういった風通しの良さには、日本のクラフトビールの歴史と関係があるのだとか。1990年代に“地ビール”ブームが起きたものの、品質が追いつかず、しばらく低迷していた時期があります。最近はクラフトビールということで、質にこだわるブリュワーがどんどん増えてきています。

「この業界は先輩がたくさんいます。低迷していた時期を経験しているので、みんなで技術を高めあって、おいしいビールを届けることで業界全体が盛り上がるというのを理解しているのだと思います。それだけではなくて、クラフトビールを新しい文化として開拓したいという気持ちが強い方もたくさんいます」

ブリュワー同士のつながりも深く、「CRAFTBANK」でも「ひでじビール」とコラボしてビールを作る予定です。

栗、黒大豆など名産品を使い、ビールで福知山をアピール

「福知山にはクラフトビールの醸造所はここだけ。なじみがある方々はまだまだ少ないです。ただ、せっかく京都で作るビールなので、京都の名産品を使用したビールを作りました。福知山は地方の町。全国に知ってもらうためにも、地域の名産品を活用したビール造りを行なっています」

丹波栗、丹波黒大豆、丹波大言小豆は丹波三宝と呼ばれ、これらを使ったビールを作りました。濃厚でコクのある丹波黒枝豆を使用した「KUROMAME BLACK(黒豆ブラック)」や、大きくて甘い丹波栗の「KURI GOLD(栗ゴールド)」などがあります。

「仕事の8割はタンク洗浄。主役は酵母」

醸造に使うタンクは同業から譲り受けたもの。1タンクで1000リットルの醸造が可能。

ビール造りの苦労を尋ねました。

「タンクをとにかく清潔にすることが大事。徹底的に洗いこみます。ビール作りは、人が四六時中、手を掛けるものではなく、仕込みをしたら、あとは酵母に頑張ってもらいます。そのために、できるだけ清潔にしていい環境を作るのが僕らの仕事だと思っています」

クラフトビールは仕込みから完成までおよそ1ヶ月。製造の流れは次の通り。

まず麦芽を粉砕し、水と混ぜ、麦汁にします。それを糖化させ、ろ過して、ホップを加えて煮沸します。ここまでが一般的に仕込みと呼ばれている工程です。そこに、酵母を入れて発酵、熟成させてビールが完成します。

仕込みに1日、発酵に1週間、熟成に3〜4週間で、だいたい仕込みから1ヶ月でできあがりです。

「7月に開業したばかりでまだまだ軌道には乗っていません。ただ、大好きなクラフトビールを使って、おもしろい人が集まるきっかけを作っていきたいですね。ビールには人をつなげる力がありますから」

店内の個室は、なんと元金庫。重厚な扉と分厚い壁は当時の名残を感じさせる。

近日中にはEC で全国販売を開始する予定だとか。ビール好きのみなさん、ぜひお試しあれ!

CRAFT BANKのHPはこちら

移住者インタビュー 森 翔平さん(THE 610 BASE)
電気設備の会社が廃校でイチゴ農園にチャレンジ!

ヴィンテージテイストのインテリアでまとめられたセンスの良さを感じるカフェ。

スケートボードのランプ。

7棟の大きなイチゴ栽培ハウス。

実はこれらすべて元小学校なんです。THE 610 BASE(ザ ムト ベース)と名付けられた施設で、廃校になった小学校がリノベーションされて生まれ変わりました。

こちらの施設を運営している森さんに話を聞きました。

「廃校になった中六人部小学校を利活用しています。校庭ではハウスでイチゴ栽培。校舎内ではカフェ、スケートボードのランプがあります。母体となっているのは井上株式会社という電気設備の卸事業を行なっている会社です」

電気設備の会社が元小学校でカフェにイチゴ栽培とはどういうことなのでしょうか。

「うちはBtoBの電気設備の会社なのですが、会社の可能性を広げるべく、2016年に新規事業を立ち上げることになったんです。その結果が、THE 610 BASEというこちらの施設です」

地元農業を盛り上げたい 廃校に活気を取り戻したい

当初は、介護タクシー、魚の養殖など。さまざまなアイデアが出たと言います。しかし、本社所在地の福知山でやるならと考え、農業に着目しました。

「高齢化なども問題もあり、地元の農業の衰退は問題だと感じていたからです。地元の人が喜んでくれるような事業をしたいという思いもありました。農業に注目しましたが、最初はトマトを検討しました。専門家に相談したところ、地理的に福知山でトマト栽培が難しいということでした。そこで、最終的には、女性や子どもが喜ぶ、体験型の農業ができる、お客さんと交流できるということで、イチゴにたどりつきました」

とはいえ、農業の経験もなく、そもそも農地すら持っていません。八方手を尽くして農地を探したものの、条件が良い土地が見つかりませんでした。

「そんなときに、福知山市内の学校が16も廃校になることを知りました。校庭は、広くて、日当たりが良いので、農地に向いているはずと考え、廃校の活用を市に相談しました。もともと学校は地域の拠点。そこが活気を取り戻すのは地域の人もうれしいですし、僕たちもうれしい。廃校の利活用はポジティブなエッセンスがたくさんあると思いました」

校舎は平成初期に建てられたもの。まだまだ現役で使える状態だ。

とはいえ、当時の福知山市で廃校を利活用した前例はなく、借りるにはどうすればいいか、市と1年半くらい協議を続けました。ただ地域の方々はとてもウェルカムな雰囲気だったとか。

「田舎の地域に縁のない企業が入ってくると、よそものと嫌がられることもあると思いますが、中六人部の人たちは、あたたかく受け入れてくれたんです。廃校で農業をしたいと言ったら、“よっしゃ、俺たちはなにをやろう!”と前向きに協力を買って出てくれました」

カフェの入り口は元昇降口だ。

いま校庭には7棟のハウスが並んでいます。3種類(紅ほっぺ、かおり野、章姫)のイチゴを低農薬で育てていて、イチゴ狩りができる観光農園として運営されています。

「中六人部地区には、人を呼びたくなるような施設がなかったので、イチゴ狩りやカフェなど遊びに来られる場所を作れたのも大きいと思います。帰省にきたお孫さんを連れてきてくださる方も多いんです」

校舎内はおしゃれにリノベーションされている。隅々までTHE 610 BASEスタッフのセンスが光る空間。

「農業は奥が深いけど、特徴や作り方をすべて説明できるのが面白い」

「そもそも僕は新卒で親会社に入社しましたが、仕入れてきて売るよりも、自分の手でなにか作りたいという思いが強くなり、一度、退社しています。退社して豆腐職人をしていました。そんなとき、社長から連絡をもらい、新規事業をやるから戻ってこないかと声をかけてもらいました。それで、再入社して今にいたります」

やりがいがあるとはいえ未経験の農業。始めるにあたって、学校に通うなどして農業の基礎を学びました。

「自然学、科学……、さまざまなことを学んでいて、本当に農業は奥が深いです。ただ、イチゴは自分で作っているので、作り方や品種ごとの味の違いなど、すべて説明できます。卸ではなく、自分たちで作っているからこそ、本当にオススメできるのがうれしいです」

イチゴは低農薬で育てている。ハウス内は、車椅子の方でもイチゴ狩りを楽しめるよう、詰め込みすぎず通路を広くしている。

親会社が電気設備の卸販売というだけあって、温度、湿度、二酸化炭素濃度、光量などをリアルタイムで測定、作物の出来と生育環境データを照合・比較するなど、データを活用したIoT農業に取り組んでいます。

「福知山で新しいカルチャーを作る。人生でそんなことできないだろうと思っていたので、とても楽しい」

カフェカウンター。バリスタが本格的なコーヒーを提供してくれる。

元は京都府亀岡市出身の森さん。就職するまでは、福知山は高速道路の通過地点くらいの認識しか持っていませんでした。それが今では、福知山の人たちが誇りに思ってくれるような場所を作っていきたいと考えています。

「廃校が元気になって、イチゴ狩り、カフェ、スケボーのランプができるようになり、福知山に新しいカルチャースポットを生み出したというか、大げさかもしれませんが、後世に残る仕事ができていると自分では考えています。僕の人生でこんなことはできないだろうと思っていたので、やっていてとても楽しいです」

カフェの内装は運営スタッフたちの好みで作っていると言います。スケートボードのランプ、カフェのヴィンテージ風の壁もひとつひとつ手作り。自分たちが好きだからこそ、細部まで自然とこだわっていて、そういう部分がTHE 610 BASEが醸し出す雰囲気につながっています。

大事にしているのは、好きという思いと楽しい農業

「次は、ビールが好きなので、クラフトビール事業の準備も進めています。将来的には、原料となる大麦やホップの生産も自分たちでやって、オール中六人部のビールを作りたいです」

好きの気持ちを大切にし、楽しく農業に取り組む森さん。

レンガ調の壁も森さんたちスタッフの手作り。

「僕たちはFARMERではなくFUNMER(FUNとFARMERを掛け合わせた造語)。THE 610 BASEのスタッフは全部で5人。新しいチャレンジばかりで、みんな毎日忙しく試行錯誤を繰り返しています。地域の人たちが集まれる場所を目指し、こだわりを持って、焦らず進んでいきたいですね」

THE 610 BASEのHPはこちら

【福知山移住の魅力】”暮らし”の総合力がハイレベルで住みやすい

「ほどよく街で、ほどよく田舎」というキャッチコピーに表されるように、買い物、病院、学校といった生活に便利な都市的要素が充実していて、駅前から車で15分もすればのんびりとした自然が広がっています。

福知山市は、「人里離れた大自然の中で暮らしたい」方には向かないですが、「自然が近くにあって、住みやすい環境で暮らしたい」方にはドンピシャな街です。移住を考える方々は、後者を求める方が多いのではないでしょうか。

こういった街はたくさんあるかもしれませんが、福知山市はさらに交通の便がよく、大阪、京都、神戸などの都市部へのアクセスもラクちんで、福知山城に代表されるように歴史的な魅力も持っています。さらに、少し足を伸ばせば舞鶴、天橋立、城崎温泉など、周辺に観光地もたくさんあります。

今回、インタビューさせてもらった移住者さんたちが口をそろえていたのが「市の移住支援担当の方がとても親切だった」ということ。移住事業を民間業者に委託している自治体もありますが、福知山市は市の職員みずからが積極的に動いています。お試し移住施設も多く、単身でも家族でも対応してくれます。

また、市内に福知山公立大学があり、学生たちが積極的に福知山の街づくりに関わっているのもポイント。取材先のいたるところで、若者の活気を感じました。

まとめると、暮らしに必要な要素が、とても高いレベルでバランスよくそろっているのが福知山市なのだと思います。

福知山市に興味を持った方は、まずは気軽に「FUKUFUKU LIFE」をのぞいてみてください。先輩移住者インタビューも豊富で、参考になると思いますよ。

京都府福知山市の移住情報はこちら

京都府福知山市の観光情報はこちら


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