伝統文化と自然に触れる佐渡島ツアー
新潟にある佐渡島は、東京から最短3時間半で到着する自然豊かな島です。
東京から東北新幹線で新潟まで出たあと、新潟港や直江津港から、ジェットフォイルやカーフェリーでアクセス可能。
透明度の高い海には美しい魚が多く、ダイバーが虜になる海として人気があります。
佐渡は東京の23区よりも広く、暖流に囲まれていることから、東北地方に属しながらも意外と暖かいのが特徴です。
自然豊かな島でありながらインフラ整備が整っており、人口比率でいうと東京よりも病院の数は多いのだとか。
そんな佐渡は、日帰り旅行や新たなワーケーションスポットとしても注目されています。
今回は、田舎旅を提案するcazualが運営のInstagramアカウント「都市脱出計画」より、定番から穴場まで佐渡島のおすすめ観光スポットをピックアップしてみました。
ラピュタのような遺跡「北沢浮遊選鉱場跡」
佐渡相川の北沢地区には、発電所や鉱石処理施設など、国の史跡が集まっています。
北沢浮遊選鉱場跡(きたざわふゆうせんこうばあと)は、もともと採掘した鉱石から不用物を取り除く、鉱石処理をするための施設でした。
廃墟となった現在では、天空の城ラピュタを彷彿させるような壮大な国指定史跡となっています。
観光シーズンにはライトアップイベントも開催され、神秘的な絶景のフォトスポットとして多くの人が訪れます。
■アクセス
両津港から車で約50分
バス:相川博物館前(本線、七浦海岸線)から徒歩2分
たらい舟を体験できる入江「矢島経島」
矢島・経島(やじま・きょうじま)は、小木湾からほど近い場所にある2つの小さな島です。
矢島は矢竹の産地として有名であり、あの平家物語で、源頼政がヌエ退治に使った矢の原材料になったと言われています。
小木湾は複雑な地形であり、その中でも安定したバランスでサザエやわかめを取るために「たらい舟」が生まれました。
たらい舟の乗船体験は通年開催、1名から最大4名まで乗船可能です。
■アクセス
小木港から車で約5分
バス:矢島入口(宿根木線)から徒歩7分
鉱石の積み出しに使われた港」「大間港跡」
両津港から車で約47分の場所にある大間港跡は、コンクリート工法より前の石灰等を用いて作られた港です。
「たたき工法」と呼ばれる施工により完成した港で、現在でも石積護岸やトラス橋、クレーン台座などが残されています。
ちなみに大間港構内は私有地なので、無断侵入や駐車は禁止です。
8時〜18時の開放時間内に、臨時駐車場を利用しましょう。
日本海の荒海の中に存在する歴史的人工港湾は、一見の価値あり!
■アクセス
両津港から車で約47分、相川開発総合センター・相川体育館裏の臨時駐車場から徒歩約5分
かつて栄えた北前船の寄港地「宿根木集落」
宿根木集落(しゅくねぎしゅうらく)は、小木港から南西約4㎞に位置する集落です。
佐渡金山が栄えた江戸時代中頃から明治時代に、北前船の寄港地として発展しました。
狭い敷地に民家が迷路のように密集し、各民家には日本海からの塩害を防ぐため「サヤ」という杉板が貼られているのも特徴です。
映画のセットような古き良き町並みは、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されています。
ボランティアガイドが常駐しており、宿根木集落の歴史や見どころを紹介してくれます。
■アクセス
小木港から車で約10分
バス: 宿根木(宿根木線)から徒歩0分.
日本最後のトキの生息地「トキの森公園」
佐渡島の中央部に広がるトキの森公園は、日本唯一のトキの保護施設です。
昭和56年を最後に国内における野生のトキは絶滅しましたが、その後人工繁殖に成功し、トキの森公園ではトキを間近で観察することができます。
公園内にはトキの歴史や生態に触れられる「トキ資料展示館」と、トキが飛翔可能な大型ケージを整備した「トキふれあいプラザ」があり、自然に近い環境を再現することで、飛翔、採餌、巣作り等トキの生態を観察できるように整備されています。
■アクセス
両津港から車で約15分
バス:トキの森公園(南線)から徒歩0分
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