雨の日は神社参拝におすすめ
雨が降っていると外出もおっくうになってしまいますが、雨の日を有意義に過ごしたい人は神社仏閣への参拝がおすすめです。
巷では「雨の日に神社仏閣へ参拝すると悪いものを流してくれる」「神社で雨が降るのは歓迎のしるし」と言われており、雨が降っている日は絶好の参拝チャンス。
今回は、田舎旅を提案するcazualが運営のInstagramアカウント「都市脱出計画」より、日本各地にある神社仏閣をピックアップしてみました。
雨の日に行きたい神社1.高知県「鳴無神社」
1953年に国の重要文化財として指定され、1500年以上もの歴史を持つ「鳴無神社(おとなしじんじゃ)」。
海から入るように作られた参道や海に向かって建つ社殿は「土佐の宮島」と呼ばれることもあり、一度見たら忘れられない絶景が広がっています。
また、鳴無神社は縁結びの神様として知られており、全国から多くの方が参拝しています。
土日祝日のほか、毎月1日と15日は社務所が開いているので、お守りなどを買いたい時はこの日を狙って行きましょう。
なお、おみくじは賽銭箱形式になっているのでいつでも購入可能。鳴無神社のおみくじは水に溶ける特殊な紙でできているので、木に結ぶのではなく海に流します。
■住所
〒785-0163 高知県須崎市浦ノ内東分字鳴無3579
■アクセス
JR土讃線多ノ郷駅から車で15分
雨の日に行きたい神社2.福井県「平泉寺白山神社」
約1300年前に開かれたと言われている平泉寺白山神社(へいせんじはくさんじんじゃ)は、別名「苔宮」「苔寺」と呼ばれ、境内はあたり一面に緑のじゅうたんが敷かれているような美しさを誇ります。
参道は「日本の道100選」にも選出され、境内の幻想的な景色は、まるで壮大な物語の中にタイムスリップしたかのよう。
かの有名な平家物語では木曾義仲の火打合戦に登場し、義経記では源義経が「有名な平泉寺に行きたい」と立ち寄ったエピソードが描かれています。
すぐ近くの総合ガイダンス施設「白山平泉寺歴史探遊館まほろば」では、白山の歴史や自然を学ぶことができるので、時間があればこちらにも足を運んでみてはいかがでしょうか。
■住所
〒911-0822 福井県勝山市平泉寺町平泉寺56-63
■アクセス
えちぜん鉄道 勝山永平寺線「勝山」駅よりタクシーで15分
雨の日に行きたい神社3.和歌山県「神倉神社」
神倉神社は天ノ磐盾という崖の上にあり、”熊野古道中の古道”といわれる長い石段を登りつめた所に御神体のゴトビキ岩があります。
538段の急峻な石段を登る必要があるため、ハイヒールやサンダルは避けてなるべく歩きやすい靴で参拝しましょう。
毎年2月6日夜に行われる「神倉のお燈祭り」が有名で、「上り子」と呼ばれる男性陣2000人が御神火の宿る松明を持ち、山頂から石段を駆け下る姿は、国の重要無形民俗文化財にも指定されており、息を吞むほどの迫力に満ちています。
■住所
和歌山県新宮市神倉1-13-8
■アクセス
JR紀勢本線「新宮」駅より徒歩15分
雨の日に行きたい神社4.三重県「伊勢神宮」
「伊勢神宮」「お伊勢さん」の愛称で親しまれる神社は、正式には「神宮」といいます。
天照大御神や豊受大御神などを祀る内宮、外宮をはじめ摂社や末社、所管社など合わせたその数はなんと125社。
全国の神社の中でも最大の聖域を誇る神宮は、毎年多くの参拝客が訪れます。
春や秋におこなう神楽祭や花火大会など、季節ごとの行事も充実。
さらに、お参りするのはもちろんのこと、周辺でたくさんのご当地グルメが食べられます。
周辺の「おはらい町」「おかげ横丁」では、伊勢の名物「伊勢うどん」や「赤福餅」などが食べられ、お参りした後にグルメも堪能したい方にはピッタリです。
■住所
〒516-0023 三重県伊勢市宇治館町1
■アクセス
近鉄「宇治山田」駅から車で10分
雨の日に行きたい神社5.愛知県「熱田神宮」
熱田神宮は愛知県名古屋市に位置しており、創建から1900年以上も続く長い歴史をもつ神社です。
樹齢千年を超える楠が生い茂る参道を拝殿まで歩くと、身も心も清められることでしょう。
地元名古屋では「熱田さん」という名称で親しまれ、年間約700万人の参拝客でにぎわいをみせています。
熱田神宮の宝物館には約6000点の奉納品が展示され、そのうち170点以上が指定文化財に登録されています。
なお、熱田神宮が位置する場所は、日本のほぼ真ん中に位置する愛知県名古屋市。名古屋駅から最寄り駅までは一本で到着するので、アクセスも良好です。
名古屋市は観光スポットも多く、ギネスに認定された世界最大のプラネタリウムがある「名古屋市科学館」やイケメンゴリラで有名なシャバーニを飼育する「東山動植物園」など、1人でも複数人でも楽しめるスポットが多く点在しています。
■住所
〒456-8585 愛知県名古屋市熱田区神宮1-1-1
■アクセス
名鉄「神宮前」駅より徒歩3分
雨の日に行きたい神社6.静岡県「渭伊神社」
井伊直虎ゆかりの地でもある渭伊神社(いいじんじゃ)は、澄んだ空気に包まれ、神聖さを感じさせます。
本殿の背後には、天白磐座遺跡(てんぱくいわくらいせき)があり、大河ドラマ「おんな城主 直虎」のロケ地ともなった場所で一躍人気を集めています。
渭伊神社のある静岡県浜松市は、全国的に有名なグルメがたくさんある町です。
さくさくとした食感の「うなぎパイ」や白菜の代わりにキャベツや玉ねぎを使用する「浜松餃子」など、浜松に行ったら必ず食べておきたい名物がたくさん!
由緒ある神社を参拝したあとは、美味しい食べ物をたくさん味わってみてくださいね。
■住所
〒431-2212 静岡県浜松市北区引佐町井伊谷1150
■アクセス
浜松駅北口バスターミナルから奥山行きバスで約45分、北神 下車徒歩5分
雨の日に行きたい神社7.京都府 下鴨神社(賀茂御祖神社)
下鴨神社の通称で知られる賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)は、縁結び・美容にご利益があることで有名な京都の神社です。
創建時期は不明ですが、京都の神社の中ではもっとも古い部類に入るとも言われています。
国際連合教育科学文化機関の世界遺産に「古都京都の文化財」の1つとして登録されており、大きな朱色の楼門は雨の日でも息を呑む迫力に満ちています。
下鴨神社には美麗の神として名高い玉依姫命(たまよりひめ)が祀られていることで有名で、鏡を模した絵馬に自分が愛用している化粧品でメイクして願いを託すと、外見だけでなく内面も美しくなるといわれているそうです。
境内には縁結びにご利益があるといわれる「相生社(あいおいのやしろ)」美麗祈願で有名な「河合神社」のほか、水に浸すと結果が浮かびあがる「水みくじ」など、パワースポットや見どころがたくさん。
また、下鴨神社はみたらし団子発祥の地としても有名で、神社の周辺にはみたらし団子が味わえる茶寮が軒を連ねています。
神社を散策したあとは、みたらし団子を食べながらほっと一息。雨の日なら神社も茶寮もふだんに比べると空いているので、ゆったりと休憩できますよ。
■住所
京都府京都市左京区下鴨泉川町59
■アクセス
京阪電鉄・叡山電鉄出町柳駅より徒歩約10分
京都市営バス(1号・4号・205号系統)で、「下鴨神社前バス停」下車後徒歩すぐ
雨の日に行きたい神社8.島根県 出雲大社
縁結びにご利益があることで有名な出雲大社は、境内にある21棟1基が重要文化財、本殿が国宝に指定されている由緒正しき神社です。
「因幡のしろうさぎ神話」で有名な大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)を祀っており、境内には大国主大神とスセリヒメ神とのエピソードを紹介する「縁結びの碑」があります。
出雲大社はとても大きな神社なので、石、鋼、鉄、銅とそれぞれ異なる素材でできた四つの鳥居を通って進んでいきます。参道の真ん中は神様の通り道と言われているため、なるべく端を歩くようにしましょう。
また、毎年旧暦での神在月(2023年は11月22日~11月29日)には「神在祭」が行われ、全国各地の神様が出雲大社に集うといわれています。
神在祭が行われている間には毎年たくさんの人が参拝に訪れるのですが、雨の日は期間中でも比較的参拝客が少ないため狙い目です。
■住所
島根県出雲市大社町杵築東195 出雲大社社務所
■アクセス
JR出雲市駅より一畑バス[出雲大社・日御碕・宇竜行き]で25分
雨の日に行きたい神社9.東京都 明治神宮
大都会・東京を代表する神社といえば明治神宮。その名の通り明治天皇と昭憲皇太后(明治天皇の皇后)が祀られており、初詣は例年日本一の参拝者数を集めています。
明治神宮前駅より徒歩1分、参宮橋駅より徒歩3分、代々木駅から徒歩5分、北参道駅から徒歩5分と複数路線を使えて神社へのアクセスも良好。
駅から長時間歩く必要がないので、雨の日でもなるべく濡れずに参拝したいという人におすすめの神社です。
境内には豊かな自然が感じられる「明治神宮御苑」のほか、明治神宮の御祭神である明治天皇・昭憲皇太后ゆかりの品を展示している「明治神宮ミュージアム」再生・循環をテーマにした「杜のテラス」などのスポットもあり、ゆっくり過ごせます。
また、明治神宮にある70万平方メートルの広大な鎮守の杜は、「永遠の杜」を目指して造成された人工林。雨の日は静けさに包まれ、より神聖なムードが漂っています。
■住所
東京都渋谷区代々木神園町1-1
■アクセス
明治神宮前駅より徒歩1分、参宮橋駅より徒歩3分、代々木駅から徒歩5分、北参道駅から徒歩5分
雨の日に行きたい神社10.埼玉県 川越氷川神社
埼玉県川越市にある川越氷川神社は2組の夫婦神が鎮座していることから、古くから夫婦円満・縁結びのご利益がある神社として知られています。
川越の観光スポットとしても人気があり、夏には境内に飾られた2,000個以上の江戸風鈴に願いを書いた短冊を結ぶお祭り「縁むすび風鈴」が行われ、たくさんの参拝客で賑わいます。
雨の日には混雑も避けられるうえに、濡れてしとやかに光る縁むすび風鈴が見られますよ。
また、カラフルなご朱印帳や専用の釣り竿で吊り上げる「鯛みくじ」”縁結び界最”との呼び声も高い「縁結び玉」なども人気を博しており、特に毎日先着20名限定で配布される縁結び玉は争奪戦必至のお守りです。
池袋駅から川越氷川神社の最寄り駅である川越駅までは約30分で到着するため日帰り旅行にもぴったりですが、大宮の氷川神社とは別物なので間違えないように注意しましょう。
■住所
埼玉県川越市宮下町2-11-3
■アクセス
東武バス「喜多町」で下車、徒歩5分
東武バス「川越氷川神社」で下車、徒歩0分
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