真空断熱炭酸ボトル
2022年1月21日、魔法瓶でお馴染みの「タイガー」から発売された「真空断熱炭酸ボトル MTA-T050/T080/T120/T150」。
炭酸飲料を入れて持ち運べるという画期的なアイデアでSNSを中心に話題となり、発売3ヵ月で年間目標である10万本の出荷を記録するなど、現在、売れに売れまくっています。
今回は、発売以降品薄の状態が続いている「真空断熱炭酸ボトル」の魅力とヒットの要因を探ってみました。
① 市場のニーズとのマッチ
従来の真空断熱ボトルは構造上、ボトル内の圧力が上がるとキャップやふた等の破損や破裂のおそれがあるという構造上の安全性の観点から、炭酸飲料を入れて持ち運ぶことを推奨していませんでした。
しかし、愛用者から「炭酸飲料を真空断熱ボトルに入れたい」という要望が多かったことを踏まえ、タイガーが新技術を開発、炭酸飲料の持ち運びを可能にしました。
②4サイズを用意し、様々な使い方を提案。
日常使いに便利な0.5L/0.8Lサイズだけでなく、大容量の1.2L/1.5Lサイズもラインアップ。
大容量サイズは、長時間のスポーツ観戦やキャンプなどのアウトドアシーンでバッチリ使うことができます。
また近年、ブームとなっているクラフトビールの持ち帰り需要にも適しているのは嬉しいポイントです。
③独自の技術を応用して開発をした新構造
炭酸飲料対応せん構造「BubbleLogic(バブルロジック)」に備えている「安全弁」は、「タイガー圧力IHジャー炊飯器〈炊きたて〉」技術を応用。
さらに、ボトルの内面の凹凸を少なくし、炭酸の気化をおさえる「スーパークリーンPlus(プラス)」加工も採用しています。
タイガー真空断熱炭酸ボトルの製品特長
炭酸飲料対応せん構造「BubbleLogic(バブルロジック)」を採用
タイガー真空断熱炭酸ボトルは、2つの機構を持つ独自の炭酸飲料対応せん構造「BubbleLogic(バブルロジック)」を採用。
日常的なドリンクとして親しまれている炭酸飲料を保冷したまま持ち運びたいというお客様の声にお応えして、炭酸飲料を安心して持ち運べる真空断熱炭酸ボトルを開発しました。
炭酸ガス抜き機構
キャップ開栓時に炭酸ガスを先に抜き、中身の噴き出しや飛び散りを防ぎ、軽い力で開けられるようになっています。
安全弁
真夏の車中放置などで温度が著しく上昇するなど、万一、ボトル内の圧力が異常に高まった際、「安全弁」が作動して自動でボトル内の炭酸ガスを逃がす構造を採用。
そのため、キャップが飛んだり、中身が噴き出たりといったトラブルを防いでくれます。
※アルコールを入れて利用する際は、国・地域の法令を遵守のうえ使用してください。
炭酸が気化しにくいタイガー独自の「スーパークリーンPlus(プラス)」加工
ボトルの内面になめらかで光沢のある「スーパークリーンPlus(プラス)」加工を施すことにより、ボトル内面の凹凸が少なく、加工なしの物に比べて炭酸の気化を抑えています。
炭酸の爽快さをイメージさせるカラーを採用
タイガー真空断熱炭酸ボトルはステンレス素材を活かしたカラークリア仕上げを採用。
マットビーズを使用して、手触りにもこだわっています。
・カッパー:ビールの醸造所にあるタンクをイメージしたカラー。炭酸の新鮮さを表現しています。
・エメラルド:近年、サステナブルという視点からも注目されるグリーン。炭酸水入りの瓶を想起させるカラーとなっています。
・スチール:生活の中の基調となるカラーで、あらゆるシーンにマッチ。
製品概要
炭酸ボトル特集ページ: https://www.tigerbottles.com/pages/tansan-bottle
製品情報: https://www.tiger.jp/product/bottle/MTA-T.html
タイガー魔法瓶 NEXT100年ステートメントムービー「Do Hot!Do Cool!」公開中
https://youtu.be/MQe_G1aveuM
タイガー魔法瓶 企業情報サイト
https://www.tiger-corporation.com/ja/jpn/about-us/index.html
文/中山 圭
【Profile / 中山 圭】
東京都立川市出身。広告代理店、出版社2社での広告営業を経て2019年に独立。趣味はルアー釣り、カメラ、音楽(ベース)。学生時代に始めたバス釣りで、2年もの間釣れなかったことから、ルアー釣りにのめり込むことに。ここ数年はバラした70cm以上のGTを追い求めて、南の島遠征を繰り返している。将来の夢は風景写真で入賞を果たすこと。モットーは、“釣果と景色は足で稼ぐべし”。