最強すぎて、すべてのキャンプマニアにオススメしたくなるSOTO デュアルグリル!
コロナの影響でキャンプに行きたいけど行けてない!
キャンプをしたことなかったけど、コロナの影響で密を避けアウトドアに行ったらキャンプにハマった!
本格的なキャンプは行ったことないけど、コロナの影響で <おうちキャンプ> をはじめてみた!
さまざまな立場や捉え方はありますが、コロナの影響により着実にキャンプマニアは増えていることを実感します。
そんな昨今。
キャンプ初心者に、ぜひオススメしたいアイテムがあります。
それが今回の【レビュー】記事でご紹介する SOTO デュアルグリル ST-930 なのです。
家族やグループに1台欲しい!
1台あれば十分だけど、あるとないではキャンプの楽しさが天と地ほど違う。
キャンプ初心者だけでなく、熟練のキャンプファンにももちろんオススメできる。
「外遊びは苦手だけど、<おうちキャンプ>なら・・・」という人にもオススメできるギア。
なにしろグリドルで鉄板料理ができ、グリルで網焼きもでき、ダッチオーブンにも使え、焚き火台になって火消しツボにもなる。
製品は「デュアル」と名乗っていますが、実質上はデュアル=2役どころか何役もの仕事をこなしてくれ、しかもスタイリッシュというスグレモノ!
cazualではキャンプギアとして何度も実用し、もっとも登場回数が多いのではないかと確信しているアイテム。
記事を軽くピックアップすると「食事が楽しくなるピタパンは家でもキャンプでもダッチオーブンで手軽に作れちゃう!後編」、「家でもキャンプでもダッチオーブンで簡単に作れる! 本格的チェダーチーズブレッド!後編」、「家族で楽しめ食べられるフラワーアレンジ! ダッチオーブンで作る花束のフォカッチャ!」、「表面ふわサク! 中しっとり! 家でもキャンプでも簡単に作れる KFC 風ビスケット!」、「ダッチオーブンで蒸す焼く揚げるを同時進行! 家でもキャンプでも簡単ポテト料理!」、「ハイキング、トレッキングに持参! ナッツたっぷりの行動食をダッチオーブンで作る!」、「家でもキャンプでも超簡単! ダッチオーブンで作るヘルシーで見栄えいい全粒粉パン!後編」・・・って感じで、キャンプロケではいつも SOTO デュアルグリル ST-930 を使用してるようです。
つまりキャンプ登場回数が多いということは、キャンプギアとしてもっともオススメできるアイテムということなんです!
パッケージ開封!
早速、 SOTO デュアルグリル ST-930 のパッケージを開封してみたいと思います。
パッケージサイズから予想すると、製品はかなり小さいんじゃないかと、みなさん思うんじゃないでしょうか。
ところが、いつもながらSOTO製品はパッケージサイズビチビチに詰まってるので、収納サイズはコンパクトだけど期待は大きい!
実際に使うと幅広い展開を見せてくれるんです!
パッケージ内に入っているのはこんな感じ。
左から順に取扱説明書、収納ケース、焼きアミ・炭受け・本体・受け皿のひと固まり、リフター2個、フタとなっています。
受け皿にはゴム製の台座が備わるのでテーブルの上でも滑ることなく、また天板を傷つけることなく使用できます。
本体、受け皿、フタはアルミ鋳物製。
軽く丈夫です。
受け皿に「MADE IN TOYAMA JAPAN」と浮文字があるので、どうやら富山県産らしいです。
「日本製」を謳うアウトドアギアはまあまあ存在します。
またカタログやホームページのスペック欄などで生産地を明らかにしている場合もときどき見受けられますが、製品そのものに堂々と記しているのはなかなか存在しません。
ここに強いプライドを感じます。
富山県で鋳物といえば高岡市が有名ですよね。
400年以上の歴史を持つ高岡鋳物は鍋、釜、鉄瓶などの日用品から鋤や鍬などの農耕具まで、人の生活に密着した製品が盛んに作られていた地場産業。
SOTO デュアルグリル ST-930 もアウトドアライフに密着した製品。
しかもアウトドアだけでなく、 <おうちキャンプ> でも活躍しそうなアイテム。
ということは SOTO デュアルグリル ST-930 って高岡製??
使用方法解説!
まずは SOTO デュアルグリル ST-930 をいったん組み立ててて、使い方をおさらいしますね。
直径310 × 高さ140mmとコンパクトな収納サイズにさまざまな機能を盛り込んだのが SOTO デュアルグリル ST-930 です。
網焼きは3段階の高さ調節が可能なんですよ。
そしてフタは厚みのあるグリドルになっています。
しかもフッ素コートを施してあるので焦げ付きにくい仕様です。
調理しやすいように鋳物製グリドルを面取り加工して、さらにフッ素コートを施すって手間のかかった製品ですね。
そんな生産者の手間と使用者への愛が詰まった SOTO デュアルグリル ST-930 は大量生産ができないので、欠品が多いってなんだかうなづけます。
SOTO デュアルグリル ST-930 をタイミングよく購入できた人はラッキーですね。
メーカー的には網焼き調理とグリドル調理の2役をこなすので製品名は「デュアル」と名乗っているようですが、 SOTO デュアルグリル ST-930 は3つめの使い方として焼き網もグリドルも外して、焚き火台としての使用も可能なのです。
空気を取り込む炭受けがあるのでいい感じに燃えてくれ、焚き火台としても秀逸。
一般的な焚き火台はちょっと腰高ですよね。
それって火をくべやすいですが、低い位置から燃えないので足元がちょっと寒かったりしません??
そこいくと SOTO デュアルグリル ST-930 は地面にかなり近い位置で使用できるから、足元も温まるんですよ!
実践使用!
SOTO デュアルグリル ST-930 を調理で使用してみたいと思います。
網焼きとグリドルで2パターンの調理法をこなす名器 SOTO デュアルグリル ST-930 ですが、違いをわかりやすく解説するため同じ食材を網焼きとグリドルで調理してみますね。
まずはグリドル調理から解説します。
調理する食材は火の通っていない生のソーセージ。
もちろん燻製もされていない状態です。
するとどうでしょう。
ソーセージに使用する腸って多孔質なので、余分な脂がじんわりと染み出てきてます。
具材に火が通ると腸が破裂するんじゃないかと思うほどパンパンに膨れ上がります。
そして仕上がりは水分が閉じ込められ、ふんわりジューシーに!
続いて網焼き調理を実践!
焼き網はステンレス製ですのでサビにくい仕様です。
焼き網調理の場合、いわゆる直火調理になるので食材に炭の熱がダイレクトに伝わります。
こちらの調理方法だと、より脂が落ちやすいんです。
しかも水分も飛びやすく、炭の香りが食材へダイレクトに伝わります。
その燻煙効果により、生ソーセージでも燻製料理のような香りが楽しめます。
仕上がりを実食してみると余分な水分は飛び、ワイルドな食感に!
網焼きとグリドルのどちらがいいというわけでもなく、それぞれの特徴が楽しめるのです。
超考えられた撤収システム!
SOTO デュアルグリル ST-930 は網焼きとグリドル、さらに焚き火台として3つめの使い方があると話しましたが、ここで4つめの機能をご紹介します。
それは火消しツボ機能!
使用時は本体を回転させ、受け皿との位置をずらすことで下部から空気を取り入れるようにしていました。
撤収時はその逆をします。
リフターで本体を持ち上げ、回転させて受け皿とのくぼみの位置を合わせ、下部からの空気の取り入れを遮断します。
さらにフタをリフターで運び、上部からの空気取り入れを遮断。
炭火はやがて酸素がなくなることで消火されるのです。
この機能はキャンプではもちろん、 <おうちキャンプ> のときにも非常に便利!
使い終わったら空気を遮断して、火消しツボとなるので火から目を離しておけるのです。
そして、 SOTO デュアルグリル ST-930 の何が秀逸かと言えば、収納ケースまでよく考えて作られているということ。
グリル内の炭火が完全に消火されていることを確認し、 SOTO デュアルグリル ST-930 を収納するんですが、収納ケースは横入れタイプ。
SOTO デュアルグリル ST-930 が冷めたのを確認できたら、収納ケースへ横スライドしてスッと入れ込み、キュッとリボン結びをすればOK!
撤収が超簡単なのです。
重量約5kgとチョイ重めな SOTO デュアルグリル ST-930 でも、収納ケースのベルト幅が太くしっかりしているので持ち運びの安定感バツグンです!
【商品スペック】
SOTO デュアルグリル ST-930
収納サイズ:直径310 × 高さ140mm
使用サイズ:直径310 × 高さ 170mm(焼アミ高位置)/150mm(焼アミ中位置)/高さ125mm(焼アミ低位置)
重量:約5kg
材質:アルミ鋳物(フタ・本体・受け皿)/ステンレス(焼きアミ・炭受け)/ゴム(台座)/クロームメッキ鉄(リフター)
付属品:リフター2個/収納ケース
【まとめ】
卓上バーベキューコンロとして安心して使える
フタを裏返せばグリドルで鉄板焼き調理ができる
グリドルはフッ素コートを施してあるので焦げ付きにくい
網焼きグリル料理ができる
網焼きは3段階の高さ調節が可能
焚き火台にもなり、ダッチオーブンを使用することも可能
火消しツボ機能も備わる
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photo:ULALA
text:アマキン
【PROFILE/アマキン】
本業はクリエイター。アウトドアアクティビティ、DIY、クッキングを得意とすると豪語しながら、すべてはプロフェッショナルには遠く及ばない「素人にしては、まあ上手だな」程度のレベル。それでも「アマチュア界の王様」と名乗る。