ほどよい広さのブリムが魅力のバケットハット
バケットハットと聞くと、ファッションフリークから言わせればひと昔前に流行った帽子と思う人もいるかもしれない。しかし、今年から少しずつ再燃してきているという情報もある。
このバケットハットとは、バケツを逆さにしたようなデザインの帽子で、キャップより短いブリム(≒ツバ)が頭位を1週しているのが特徴である。
今年にパタゴニアが出したこのバケットハット。すでにネット通販では在庫がないほど人気を博しているそうで、筆者も気になりショップで購入したこの帽子をレビューする。
このデザインでパッカブル!?
今回紹介するパタゴニアの「ウェーブフェアラー・バケツ・ハット」は、リサイクル・ナイロンを使用したバケットハット。
サイズはS/MとL/XLの2種展開。カラーはこちらのアッシュタンのほか、ビッグスカイブルー、ストーンブルー、マーブルピンクの4色を販売している。
両サイドにはベンチレーションを装備し、頭部が蒸れにくいように配慮している。
実際に被ってみた。筆者はL/XLサイズを着用。筒部はパナマハットほど高すぎず、カンカン帽ほど低くない絶妙な高さ。
ブリムの長さは4.5cmで、視界に入らないので被っていても邪魔にならない。上からの直射日光なら首に当たらないので、ある程度の日焼け対策にもなる。
生地にはDWR(耐久性撥水)加工を施しており、急な雨が降っても弾くようになっている。少々の雨なら頭を濡らさずに過ごせる。
コンパクトに収納できるパッカブルが斬新
と、ここまでの話なら「ほかのブランドからも似たようなものを出してるよ!」と思う人もいるだろう。しかし、こちらのハットの優れているのはそれだけではない。小さく収納できるのだ!
収納する方法は簡単。内側の天辺にあるポケットに収納するだけ。
最初に筒部を裏返す。
次に両サイドを内側へ折りたたむ。上下も内側にたたみ、ポケットと同じサイズに小さくまとめる。
最後にポケットを返して本体を収納すれば完成。
収納サイズは14×15×3cmで、手にのるほどコンパクトになる。
フックがついているので、カラビナなどに引っかけて持ち運ぶこともできるし、この収納サイズならサコッシュに入れて持ち歩くことも問題なし。キャンプや旅行でサッと被れるのはうれしいポイントだ。
キャンプで使うなら風に注意
バケットハットは影になるブリムが付いており日焼け対策にバッチリなのだが、その一方で風の影響を受けやすく、強風だと飛ばされてしまう可能性がある。
サファリハットのようにストラップがないため、キャンプで使う場合は風で吹き飛ばされないように注意しよう。
キャンプから街まで使えるパタゴニアのハットは超便利
デザインだけでなく熱中症対策、日焼け対策を考えなければならないキャンプ。何を選べばいいかわからない人は、撥水性と広めのブリム、そして服を選ばないパタゴニアのハットがおすすめ。
なお、人気につき公式ページでは一部品切れが出ているので、パタゴニア取扱店などに問い合わせてから購入を検討するのが良さそう。検討してみてはいかがだろうか。
パタゴニア「ウェーブフェアラー・バケツ・ハット」商品概要
価格:5,500円
サイズ:S/M、L/XL
重量:71g
>パタゴニアHPで商品詳細を見る
【文/撮影】小川迪裕
【Profile/小川迪裕(オガワミチヒロ)】
フリーランス編集者、ライター。得意ジャンルはキャンプとファッションで、雑誌からWEBまで幅広く寄稿する。最近はタブロイドやイベント冊子の製作、イベントの企画、ブランドPRなどもやる何でも屋に。
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