テーブルを手軽に照らせるキャンプ道具が欲しい!
日が暮れる時間が刻々と早くなり、本格的な冬が始まった。
キャンプだと16時にはライトをつけ、焚き火やストーブなどで身体を温めることが増えてくる。
ライトといえば、みなさんはどんなライトを使っているだろうか。
大きく分けて吊り下げタイプ、卓上タイプ、スポットライトタイプの3つがあるが、使い分けているだろうか。
筆者は面倒くさがりなので、吊り下げタイプとスポットライトタイプの2種類を兼ねたものをよく使用しているが、それを使用するのに便利なのがライトを吊り下げるスタンド。
今回は、Amazonで見つけたコスパの高いスタンドを使ってみたので紹介する。
2,000円でライトを吊り下げられるスタンドが優秀
今回紹介するのは、「FLYFLYGO(フライフライゴー)」というブランドのランタンスタンド。
このブランドはアルミを使用したキャンプ用品を中心に展開しており、ランタンスタンドのほかにテーブルやペグといったものを販売している。
筆者はAmazonで1999円(税込)にて購入。あまりの安さに正直驚いたが、レビューを見るとある程度、定評があるので、実際に開封してみた。
入っていたのは、フック、クランプ(スタンドにあたるもの)、ポール3本、そして収納袋。ポールはショッキングコードが入っておらず、手動で連結していく。
収納サイズは33×1.5cmで、重量は245gと軽量。ザックなどに入れて持ち運んでも苦にならないので、ソロキャンプでも使えそうだ。
ポールの連結は針金の固定部品があるため、簡単に外れる心配はない。
クランプは金属のネジを閉めることで固定できる。最大開き幅は38mmで、キャンプ用品で売られているテーブルなら、たいていは挟めるだろう。
クランプの突起部にポールを差し込めば完成。
フックはポールを巻くようにして装備。ゴムが付いているので、ある程度の軽さのランタンなら落ちることはない。
試しにリビングのテーブルに設置してみた。こちらはポール1本だけ使った状態で、高さは32.5cm。これが3本あるので、最大で全長97.5cmとなる。
クランプにテーブルの端を挟み、金属のネジを回して固定すれば完成。
1分ほどで設置ができるので、キャンプでちゃちゃっとライトを吊り下げたい人には便利だ。
どんなランタンを引っかけられるか試してみた
では、実際にキャンプ用のテーブルに設置して、どんなランタンが引っかけられるのか試してみた。
まずはゴールゼロのLighthouse Micro Flash。手に収まる小さいサイズながら3つの点灯モードを備える画期的なライト。
こちらの重量は68gで非常に軽いので、ハンガーに引っかけても問題なし。
タブレットやスマホを使ったり、本を読んだりする際にちょうどよく、筆者はよくこの組み合わせで使う。
次にベアボーンズのビーコンライトLED。重量127gで、ゴールゼロと比べるとやや重いがLEDライトの中では軽量〜中堅レベル。
ポールは少し曲がっているが、問題なく使用できる。ハーフトラックプロダクツのシェードを使っても問題なし。レトロなスタイルにこだわる人におすすめだ。
モスキートランタンも試してみた。重量は207gでビーコンライトLEDより少し重いが、こちらも問題なく使用できた。
ただしライトの高さは12.9cmで、テーブルに吊り下げると下におけるものが限定されるのがデメリット。
最後にベアボーンズのレイルロードランタンLED。重量は960gと重めのため、吊り下げてみるとポールがやや曲がり、フックもテーブルと平行になるほど降りている。
筆者としては一番下のポールの曲がりが心配なので、これ以上の重いランタンは使わないほうがいいだろう。
結論として、900gほどのランタンだとポールが曲がり危険だが、300g程度のランタンなら使えそうなので、お持ちの人はぜひ試していただきたい。
実際に使ってみて気になったこと
筆者はゴールゼロのライトを吊り下げて使っているので大変便利だが、気になったのは金属のネジ。
先端はゴムなどを被せていないため、テーブルに強く固定するとテーブルがキズついてしまう。
道具を大事に使いたい筆者の性格上、これにゴムが付いてくれればいいな……と感じているが、特にテーブルのキズを気にしない人は問題ないだろう。
フライフライゴーのハンガーは1つあると便利
テントやタープから吊り下げなくても、地面に打ちつけるタイプのハンガーを使わなくても、フライフライゴーのハンガーラックがあればテーブルから手軽にライトを吊り下げられる。
ソロキャンプにもファミリーキャンプにも使えるので、ぜひ試してみてはいかがだろうか。
フライフライゴー「ランタンハンガー」アイテム紹介
価格:1999円(Amazon販売価格)
使用サイズ:59.5×15cm
収納サイズ:33×5.5cm
商品の詳細はこちら
【文/撮影】小川迪裕
【Profile/小川迪裕(オガワミチヒロ)】
フリーランス編集者、ライター。得意ジャンルはキャンプとファッションで、雑誌からWEBまで幅広く寄稿する。最近はタブロイドやイベント冊子の製作、イベントの企画、ブランドPRなどもやる何でも屋に。