家族で楽しむ！道志村のキャンプ場おすすめ４選

”キャンプ場銀座”道志の魅力に迫る／第２回

山梨県道志村を東西に横断する国道413号線。この国道は道志川沿いを山中湖まで走っています。

道志川及びその支流沿いには、さまざまなタイプのキャンプ場が集まっていることから、”キャンプ場銀座”と呼ばれています。

「道志」エリアは、神奈川県の相模原市と山梨県南都留郡道志村とにまたがっていますが、本記事では山梨県側にスポットをあて、キャンプ場を中心とした知られざる道志村の魅力を全５回で探っていきます。

第２回となる本記事ではキャンプ場をご紹介！　たくさんあるので、それぞれのニーズに合ったキャンプ場がきっと見つかります。

道志の森キャンプ場

「道志の森キャンプ場」は、キャンパーたちから聖地と呼ばれているキャンプ場です。このキャンプ場はフリーサイトですが、自然の地形が区画のようになっています。そのためソロ・キャンパーも多いのです。

名前の通り”森のキャンプ場”で、道志川の支流・三ヶ頼川が場内を約2kmにわたって流れています。この中には巨大なプールもあります（利用期間：7月下旬～8月末日。状況によってはプール営業は変更となる可能性があります）。

ここのキャンプ場の大きな特徴は、テントサイトは予約不要なことです（バンガローは予約が必要です）。

キャンプ場に到着したら、まずは自分で空きサイトを探し、そこに設営します。設営したら管理棟に行き、利用料を支払うというしくみになっています。予約システムがないので、ふらっと当日行って空いてれば入れるのです。

サイトは川沿い、林間と好みに合った場所を選べます。

また道志エリアでは数少ない通年営業のキャンプ場でもあります。季節問わず利用できるところはうれしいですね（通水期間がありますので詳しくはお問い合わせください）。

今年のトピックとしては、お風呂を新設しています。現在建設中で、早ければ秋頃から利用できるとのことです。今から待ち遠しいですね。

バンガローの利用にあたっては、予約が必要なので事前の問い合わせが必要です。

施設詳細　道志の森キャンプ場

山梨県南都留郡道志村10701

TEL：080-4444-2440

営業：通年（11月以降はお問合せください）

予約方法（バンガローのみ）：電話

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道志森のコテージ

テントも張れますがコテージ利用がメインのキャンプ場です。道志村観光協会が運営しています。場所は「道志の湯」の奥にありますのでとてもわかりやすいです。

コテージや屋外の設備が整っていて、かつコテージ利用では天候を気にしなくてよいので、特に初心者にオススメのキャンプ場です。

道志村は水源の森ですので、どのキャンプ場もみな清流沿いにあります。ここも清流沿いなので、清流とたわむれることができます。

「道志の森キャンプ場」と名称が似ているので、間違えないよう気を付けてください。

キャンプにはさまざまなスタイルがあります。必ずしも「キャンプ＝テント」ではありません。自分たちにあったスタイルを見つければいいのです。

キャンプに興味はあるけどまだ装備を持っていないビギナーの方、子どもがまだ小さい方、天気が心配という方は、バンガローやコテージを利用するのがオススメです。

ここには屋根付きのバーベキューハウスや屋外炊事場などがあるので、宿泊がコテージであっても炭火バーベキューだって楽しめます。

道志森のコテージでは、キャンピングカー以外のキャンプが可能です。バイクやソロキャンプの利用もOK。

道志森のコテージは、学校による貸切のキャンプが実施されるなどキャパシティが大きく、4人～15人用までさまざまなタイプのコテージがあります。

テントを張りたい場合は、川沿いか林間にテント向けのサイトがあります。特に林間のサイトは、まっすぐな高い木に囲まれているので、その雰囲気は幻想的で抜群です。

施設詳細　道志森のコテージ

山梨県南都留郡道志村7895

TEL：0554-52-2278

営業：通年

予約方法：電話

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ネイチャーランドオム

このキャンプ場は、約4万坪という広大な里山に展開するキャンプ場で、場内に大小4つの沢が流れています。ここも高低差や沢を利用した自然の地形による区画サイトです。

規模が大きく、自然地形を利用しているおかげで、サイト同士が隣接していないのでファミリーでのんびりとキャンプを楽しめるのです。

サイトによってはその大きさはや形はまちまち。当日受付で好みのサイトを選んでください。

いろいろな雰囲気のサイトがあり、グループキャンプにも対応できる広さのものもあれば、一方でソロキャンパーが多いのも特徴です。

大きいキャンプ場なので、サイト数が多いだけでなく、設備も豊富にそろっています。

宿泊施設としては、キャビンハウス、ログハウス、和風建物と３種類のバンガローがあります。なかには炊事場やトイレが設置されているところも。

ほかにも石窯、バーベキューハウス、岩風呂、そしてニジマス釣りが楽しめるマス池と、バラエティ豊かな設備が魅力的です。

ここでは炭火や焚火は当然のこと、ニジマスを釣って食べたり、石窯でピザを焼いたり、自然の中のブランコは子どもはもちろん大人だって夢中になるはず。

設備が充実していながらも、自然を満喫できるキャンプ場です。

施設詳細　ネイチャーランド オム

山梨県南都留郡道志村5964

TEL：0554-52-2275

営業：4月上旬～11月末

予約方法：電話 もしくはホームページのお問い合せフォームより

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※ネイチャーランドオムではマスクの着用は、熱中症の観点から受付時以外は自身の判断で必要に応じて着用するようお願いしているとのこと

花の森オートキャンピア

「道の駅どうし」の裏手にあり、国道からさほど離れていないのでアクセスしやすい好立地のキャンプ場です。

ここはコテージ13棟、テントサイトが23区画あり、コテージでもテントの利用でもどちらにも柔軟に対応できるキャンプ場です。

設備が充実しているため初心者でも安心して楽しめます。

コテージはフィンランドログキャビンとログハウスコテージの2タイプがあり、そのすべてのウッドデッキにハンモックが設置できるようになっています。

さらに、すべてのコテージに自家製のバーベキューグリルと水場が設置されているのもうれしいポイント。

そしてお風呂はジャグジーで、さらにはジェットプールも別に設置されていて、設備がとても充実しているキャンプ場なのです。

テントサイトは区画になっており、それぞれにU字構と水場が設置されているのでとにかく使い勝手がよいのです。

さらに、一部サイトにはAC電源も用意されているなど、とにかく設備の充実ぶりが目を引きます。

冬季は自家製薪ストーブのレンタルもあります。これはうれしいですネ！　しかも、薪ストーブのレンタルが無料の時期があるので、使う時期には事前に問い合わせてみてください。

施設詳細　花の森オートキャンピア

山梨県南都留郡道志村上中山9709-1

TEL：080-7687-7537

営業：3月1日～1月10日頃

予約方法：電話

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最近の実状とキャンプ場からのお願い

道志村のキャンプ場でも新型コロナウィルス感染予防対策がなされています。営業を再開しているキャンプ場も多いですが、休業しているキャンプ場もあります。

営業している場合でも利用上限を全体の7～8割ぐらいのサイトとし、密にならないように配慮しています。さらに、風呂やシャワーは感染予防対策として使用できない場合があります。

そして、ほとんどのキャンプ場は、受付時や炊事場、トイレなどの共用スペースではマスク着用をルールとしています。消毒液も設置し、利用者自身によるこまめな消毒をお願いしています。

キャンプに行く場合は、体温チェックを行い、十分な対策、エチケット、マナーを守るようにしましょう。

また、これからの時期は暑くなってくるので、マスク着用による熱中症にも注意が必要。こまめな水分補給も忘れずにしてください。

このようにキャンプ場は通常営業とは異なった形態で営業しています。今後の状況によっては、これらは変動する可能性があります。

そのため、キャンプのスケジュールを立てる前にキャンプ場へ問い合わせをしてください。

そして、キャンプ場では、いつも以上にキャンプ場のルールに従い、マナーやエチケットを守って、ウィルスを持ち込まない、うつらないように用心してキャンプを楽しんでください。

【文／撮影】ランドメール・鈴木

【Profile／ランドメール・鈴木】

神奈川県横浜市出身、広告会社経営。キャンプをはじめクルマ、マリン関連のアウトドアを趣味とするかたわら、仕事にも取り込んでいる。日本オートキャンプ協会公認インストラクター。