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【キャンパー必見】尾上製作所の「マルチハンガー」でキャンプがさらに快適に!

尾上製作所の新作をフィールドで試してみた

ソロキャンパーを中心に愛用者が冷えている尾上製作所。同ブランドは、金属加工の技術を生かし、さまざまなアウトドア・バーベキュー用品を展開している。

今回は、2020年に発売したばかりの新作アイテムを入手することができたので、さっそくフィールドで設営してみた。

組み合わせ次第でいろんな使い方ができる!

パーツ説明:(写真内上)アングルパイル×4、(写真内中央)ハンガー(大)×1、(写真内下段中央)ハンガー(小)×2、(写真内下段右)留め具×2、(写真内下段左から2番目)Sカン×2、(写真内下段左端)Rピン×3

今回紹介する「マルチハンガー」は、4本のアングルパイル、ハンガー(大)、ハンガー(小)、その他のパーツを組み合わせることで、ラックやスタンドなどさまざまな道具に変えられるすぐれもの。すべて鉄製で作られているので、耐久性はお墨付き。価格も7200円(+税)とお手頃のも見逃せない。

収納サイズはW930×D95×H85mm。重量は約5.3kgとやや重めだが、ハンドルが肩がけできるので持ち運びは問題なし。

では、どんな使い方ができるのか。代表となる3スタイルを紹介する。

全パーツを組み合わせた基本スタイル、フルセット

マルチハンガーの重要パーツであるアングルパイルは三角形になっており、フルセットを作るときは背中合わせにして使う。その上から留め具をはめて、ハンガーを穴に通す。この手順を覚えておこう。

まず、アングルパイルと留め具を組み合わせたセットを2つ用意し、ハンガー(大)を一番上の穴に通す。

次にアングルパイルを開き、上からハンマーなどで叩いて埋める。開くと4点が地面に埋まるので、しっかりと固定される。左右に揺らしてみて、固定されていることが確認できたら、ハンガー(小)をアングルパイルの穴に通す。

ハンガーを通したら、Rピンというパーツをハンガーの穴に通す。これによってハンガーが抜けないので、重いものを引っかけたり揺らしたりしてもハンガーが倒れる心配はない。

そして、ハンガー(小)を両端につけたら完成。

最初のアングルパイルの固定に苦戦する人もいるかもしれないが、慣れれば10分もせずに組み立てができるようになる。

ハンガー(大)の下に焚き火台を置くと、ブッシュクラフト風な使い方ができるのでぜひ試してもらいたい。ローチェアに座ってちょうどいい高さなので、焚き火のコックピットスタイルとして使えそうだ。

実際にハンガー(小)部分に道具を引っかけてみた。付属のSカンを使うと幅広い道具がかけられる。火ばさみやシェラカップのほか、グローブなども引っかけることができたので、焚き火を満喫したい人は便利!

ハンガー(小)の先端はフックのようなかたちをしているので、小さいランタンを引っかけられる。

さらに、ハンガー(大)にSカンをつけ、そこにダッチオーブンを引っかけても問題なし! 筆者はコールマンの10インチタイプを使ったが、壊れることもなく使えたので感動。これ以外にも、たとえばベーコンを引っかけて燻製風に調理しても良さそう。

フルセット以外には何が作れる?おすすめ3スタイル

その1 焚き火ハンガー

次は、アングルパイルを単体で地面に2本を挿し、そこにハンガー(大)を横に入れれば焚き火ハンガーが完成。Sカンは2個付いてくるので、フックがないグローブやランタン、その他にドリンクボトルなども引っかけられる。

その2 グリルスタンド

アングルパイルに、それぞれ一本ずつハンガー(小)をつけるとグリルスタンドに。アングルパイルの穴は全部で3個あるので、高さ調整できるのもポイント。ソロキャンプなら、一番下の穴にハンガーを挿して焼き網を置くと調理ができそうだ。

その3 ランタンハンガー

そして、アングルパイル1本とハンガー(小)という少ない組み合わせで、ランタンハンガーも完成! 筆者はフュアハンドを使用したが、LEDランタンを引っかけても問題なし。

こちらを設営する場合は、アングルパイルを地面へ垂直に挿すのではなく、少し斜めにして挿すようにしよう。ハンガーに引っかけるものが重いと、重心がずれて倒れやすくなるためだ。グリルスタンドも同じ要領で組み立てよう。

尾上製作所の新作「マルチハンガー」を使ってみて気づいたことは?

いろんな使い方ができる尾上製作所のマルチハンガー。使い勝手がいいのでとても便利と思ったが、気になったのがアングルパイルの頭部。ハンマーを叩くことで、塗装部が剥がれてきた。

本体は鉄製なので、剥がれることで折れたりすることはないが、剥がれが進んだときにそこに水分が含まれるとサビる可能性がある。気になる人は、打点の上に木片などを添えて、その上から叩くといいかもしれない。

とはいえ、注意点を差し引いても、このマルチハンガーは焚き火を楽しむ人はきっと気に入ること間違いなし!「使い方はユーザー次第」という裏テーマが見てとれた気がする。ぜひ購入して、自分に合った使い方を研究してほしい。

なお、設営方法を動画でも紹介しているので、合わせて見てみると理解がしやすいだろう。ご参考までに!

尾上製作所「マルチハンガー」製品情報

価格:7,200円(+税)
使用サイズ(約):W1510×D685×H845mm(フルセット時)
収納サイズ(約):W930×D95×H85mm
重量(約):5.3kg

アイテムの詳しい情報はこちらをチェック

撮影・文/小川迪裕(オガワミチヒロ)

【Profile/小川迪裕(オガワミチヒロ)】

フリーランス編集者、ライター。得意ジャンルはキャンプとファッションで、雑誌からWEBまで幅広く寄稿する。最近はタブロイドやイベント冊子の製作、イベントの企画、ブランドPRなどもやる何でも屋に。


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