インナーシュラフ使ってる?
冬キャンプ就寝中の寒さを和らげるため、またシュラフそのものの寿命を延ばすために、ぜひ導入したいのがインナーシュラフです。
インナーシュラフとはどのようなもので、どんなアイテムを選べば良いのでしょうか。
初心者キャンパーが気になりがちな、インナーシュラフに関するポイントをまとめます。
インナーシュラフとは? シュラフの内側に重ねて使う専用アイテム!
インナーシュラフとは、その名前のとおり、シュラフ(寝袋)のインナーとして使うための専用アイテムです。
初心者キャンパーは、「え? シュラフにもインナーが必要なの?」なんて思ってしまいがちですが、専用のインナーを使うことで、シュラフ本体へのダメージを防ぐことができます。
シュラフに直接身体を入れれば、人間の身体から出る汗や皮脂は、直接シュラフにしみこんでしまいます。
使うたびに洗濯してスッキリさせるのも良いですが、シュラフ内部に使われている化学繊維やダウンがいたんでしまいます。
インナーシュラフを使えば、こまめにメンテナンスするのはインナーシュラフのみで大丈夫です。
またインナーシュラフを使えば、シュラフの肌触りも良くなるでしょう。
冬のキャンプで重要なのは、シュラフの保温性を高める効果も期待できるということ。ふんわりとした肌ざわりの素材を選べば、シュラフに入った瞬間のヒヤッとした感触も軽減できます。
基本的にシュラフとインナーシュラフはセットで使うものですが、夏場にはインナーシュラフのみで対応することも。
夏場はシュラフで汗をかいてしまうこともありますが、吸湿性に優れた素材で汗を吸収・拡散し、べたつき感を軽減してくれます。
インナーシュラフの選び方 複数の種類からぴったりを選ぼう!
インナーシュラフには、素材によってさまざまな種類が存在しています。
素材によって寝心地や保温性も変わってきますから、ぜひ自分に合った素材を見つけてみてください。
インナーシュラフの素材として人気が高いのは、以下の3つです。
シルク
敏感肌やバリア機能が低い子どもでも安心して使用できるのが、天然素材のシルクです。
・吸水性
・通気性
・保温性
これらすべてのポイントで優れた効果を発揮してくれるので、インナーシュラフとして適した素材だと言えます。
オールシーズン快適に使いやすい素材でもあります。
シルクのデメリットは、ずばり価格の高さです。蚕のまゆから作られているため、その他の素材と比較して、どうしても高くなりがちです。
また天然素材であるがゆえに、デリケートな素材でもあります。メンテナンスをする際にも、細心の注意を払う必要があります。
コットン(綿)
シルクほどではありませんが、コットンも吸水性や放湿性に優れている素材です。
寝袋の中で汗をかいてしまったときでも素早く吸収してくれるので、サラサラしていて快適に過ごせます。
ただし保温性においては、その他の素材に劣ってしまいます。冬キャンプのためのあったかアイテムというよりは、夏キャンプをより快適に過ごすためのアイテムと言えるでしょう。
汗や皮脂をしっかりと吸い取ってくれるうえに、日常のメンテナンスがしやすいという特徴もあります。
ひとつ持っておくと、いつでも快適なキャンプを楽しめます。
フリース
冬キャンプで防寒対策に使うのであれば、フリース素材のインナーシュラフがおすすめです。
フリースとはポリエステルを起毛させた布のこと。軽くて暖かい特徴があります。
吸水性や通気性にもすぐれていて、ふんわりとした肌ざわりが魅力です。まるでブランケットにくるまれているような感覚で、快適に眠れるでしょう。
おすすめのインナーシュラフを種類毎に紹介!
これからインナーシュラフを選ぶ方に向けて、おすすめ商品を紹介します。
それぞれの素材から、冬キャンプにもおすすめのインナーシュラフを参考にしてみてください。
【シルク素材】COCOON(コクーン)/Silk Mummy Liner
高品質のシルクで作られた、マミー型のシーツです。
通気性の高いシルクを採用したことで、「暑いときには涼しく、寒いときには暖かく」を実現しています。
寝袋に入れて使えば、+5.3℃という高い保温力を発揮。
収納したときのサイズは14.5cm×6.5cm(135グラム)と非常にコンパクトなので、持ち運びにも便利です。
【コットン素材】 ISUKA/シュラフシーツSZ
100%コットンで作られた、インナーシュラフです。
人は睡眠中に多くの汗をかくものですが、肌ざわりが良く、汚れを防いでくれるという特徴があります。
サイドジッパーなので使い勝手も良く、汚れた際のメンテナンスも簡単です。
冬の寒さ対策だけではなく、夏場のべたつき対策としても有効に活用できるでしょう。
【フリース素材】Coleman/フリースインナー バンダナ
暖かさ抜群のフリース素材を使った、インナーシュラフです。
柔らかい生地を使っているので、シュラフの中に入れて使えば、毛布にくるまれているような心地よさを実感できます。
収納時のサイズは約17×28cm(750グラム)とやや大きめですが、真冬のキャンプのお供としても大活躍してくれます。
好みのインナーシュラフで、冬キャンプを快適に楽しんでみて
冬キャンプで快適に眠るために、欠かせないのが寒さ対策です。
シュラフの中に湯たんぽを入れるのも良いですが、インナーシュラフを使うことで、より効率よく寒さをシャットアウトできるでしょう。
どんな素材のインナーシュラフを選択するのかによって、使い心地は変わってくるものです。
シュラフ本体よりも安価に手に入るものも多いので、ぜひ自分にとって好みの素材を見つけてみてください。