エイアンドエフの展示会へ行ってきた
この時期がやってきた! 毎回全国のショップバイヤーやメディアが集まるエイアンドエフの展示会。今回は2020年の秋冬に販売されるアイテムがずらりと登場し、会場内は終始盛り上がっていた。
そのなかで、筆者が気になったアイテムを5つに厳選して紹介する。
Helinox レジャーからふだん使いまで広く使えるおしゃれスツール
もはや知らない人はいないと言っても過言ではない『Helinox(ヘリノックス)』。そのなかでもミリタリーテイストに仕上げたタクティカルシリーズは、他のキャンプ道具や自然になじみやすいカラーや柄で人気を博している。
来季はローテーブル、ベンチ、スツールの3点が新登場するが、この「タクティカル スピード スツール M」は他のスツールと比べてとても便利!
座面の両サイドにウェビングベルトを付けることで、カラビナやS字フックなどでいろんな小物を引っかけられる。しかも圧倒的に軽い。
収納した状態がこちら。バックパックのサイドポケットにさっと入れられるし、トートバッグにも気兼ねなく入れられるほどコンパクト。
収納袋にもウェビングテープがあるこだわりようは、キャンプや釣りだけでなく、お花見や運動会、そして家での使用に活躍すること間違いなしだ!
価格は1万2800円(+税)(マルチカモのみ1万3800円+税)で、発売は今年9月頃を予定。
新星ブランドにコスパ良好な大型テントが仲間入り
ベアボーンズの創業者である社会起業家、ロバート・ワークマンが新たに立ち上げた『N.BX(エヌビーエックス)』。メジャータイプのLEDライトなどアイデアに富んだアイテムを発明する同ブランドから、来季は「Bell Tent Blue Trim」というベルテントが発売される。
サイズは228×411cmで、内部は6名が収容できる広さ。生地は軽量のポリエステルを採用しており、一般的なコットン生地と比べて軽く撥水性が高いのがポイント。
ブルーのパイピングは視認性にすぐれているので、広いキャンプ場でも問題なく自分のテントだとわかるだろう。価格は3万8000円(+税)とサイズにしては比較的お手頃で、発売は今年9月頃を予定。
大型テントをお探しの人は、ぜひチェックしてほしい新作だ。
アドベンチャーをさらに快適に!アメリカの新ブランドが初お披露目
アメリカのアウトドアブランド『Matador(マタドール)』が、ついにエイアンドエフを通して発売されることが決定。
今回は新作のバッグやケースなどが展示されていたが、ブランドの原点であるこちらの「ポケットブランケット」は非常に面白い!
収納サイズは縦11×横7.5cmとスマホとほぼ同じサイズに対し、使用サイズは縦160×横110cmととても広々!
また、生地の裏側を見ると赤い糸のステッチがあるが、これは折りたたむ際にちゃんとコンパクトになるように設定された、いわば「折り目ガイド」の役割を果たす。
ストレスなく収納できるようにつけたとのことで、ここまで徹底した初心者目線でモノづくりができるのは素晴らしいことだ。価格は3,700円(+税)で、発売は今年9月頃を予定。
フェルト生地で作られたChacoの快適シューズ
サンダルブランドとして知られる『Chaco(チャコ)』からは、ウールを圧縮させたフェルト生地をアッパーとかかとに使ったスリッポンシューズ「REVEL(レヴェル)」が登場。
最近はアッパーを備えたシューズのようなサンダルを発売して話題を呼んでいる。こちらはレディスのみ発売。
フェルトということで、とにかく肌触りがよく、ほどよい保温性があるのがポイント。かかとを踏んで履けるので、ルームシューズ代わりに使っても問題なく、素足で手軽に履くのもいいだろう。
価格は7000円(+税)で、発売は9月頃を予定。見た目のかわいらしさも相まって、人気を集めそうだ。
PENDLETONからは、ハイセンスなソフトクーラー!と思ったが……
ネイティブ柄のブランケットの代表格『PENDLETON(ペンドルトン)』から、円柱型のケースが登場。
ショルダーストラップやハンドル、そしてワークチェアの脚くらいの高さを見れば「ソフトクーラーだ!」と思うが、実はこれ、「Firewood Carrier Bag」という薪バッグだそうだ。
内側にはアルミ蒸着シートをつけて耐久性を向上。薪バッグとしてうたっているが、それ以外に食材入れやギアボックスとしても使用可。
がしかし、ペンドルトンの独自生地や内側のシートを見るからに、薪バッグとして使うのはちょっとぜいたくかも……。
価格は1万1000円(+税)で、発売は9月頃を予定。どんな使い方をするかは、ぜひ実際に商品を見て考えてみるのもアリかもしれない。
このほかにも様々な商品が展示されており、とても内容の濃い展示会だった。秋以降の発売を楽しみにしていよう!
※今回紹介した商品は、仕様や価格が変更される可能性があります。また、発売されないこともあるかもしれません。
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撮影・文/小川迪裕(オガワミチヒロ)
【Profile/小川迪裕(オガワミチヒロ)】
フリーランス編集者、ライター。得意ジャンルはキャンプとファッションで、雑誌からWEBまで幅広く寄稿する。最近はタブロイドやイベント冊子の製作、イベントの企画、ブランドPRなどもやる何でも屋に。