準備すれば冬キャンプは楽しく快適に!
徐々に気温が下がり、もうまもなく冬本番となったこの季節、「キャンプに行きたいけれど寒さが心配で諦めている」なんて方は多いのではないでしょうか。
しかし、キャンプ場選びさえ間違えなければ、冬キャンプは想像以上に楽しいものです。
これから冬キャンプをしたいと考えている方向けに、キャンプ場選びのポイントを解説していきたいと思います。
冬は無理をしないことが鉄則!
冬のキャンプ場選びをご紹介する前に注意しておきたいのが、冬キャンプは「無理をしないこと」が大前提にあるということです。
多くのキャンプ場は山の中や海の近くにあります。夏は避暑としても最適なキャンプ場ですが、冬は街中に比べてグンと気温が下がります。
体調がすぐれなかったり、小さな子どもがいる場合は、状況によって中止すること決断も必要です。強行することはやめておきましょう。
また、天候にも注意が必要です。雪景色の中で行う雪中キャンプなどもありますが、これは経験が豊富で、万全の準備ができる上級者の楽しみ方といえます。
初心者はまずハードルを低く設定し、冬キャンプのいいとこだけを楽しむつもりで、ゆるくはじめてみてださい。
冬キャンプのポイント1:冬でもあたたかいキャンプ場を選ぶ
できるだけ冬でも気温の高いキャンプ場を選ぶことが大切です。
関東であれば、千葉の南房総は暖流である黒潮の影響もあり、比較的温暖で、夜もあまり冷え込まないためおすすめです。
また、静岡、和歌山、高知などの南に位置するキャンプ場は暖かく人気です。
同じ県内でも南北で気温が異なるため、できるだけ南にあるキャンプ場を目指しましょう。
しかし、キャンプ場の中には冬期に営業していないところもあります。
また、通年営業でも営業時間が異なっている可能性があるため、事前に確認するようにしてください。
冬キャンプのポイント2:薪ストーブの貸し出しがある
キャンパーのあこがれのギアのひとつに、薪ストーブがあります。
購入するにはそれなりの値段がするうえ、持ち運びも大変ではありますが、冬季限定で貸し出しを行っているキャンプ場もあります。
貸し出しを行っているキャンプ場は全国にありますが、おおよそ1,000円~3,000円が相場のようです。
まずはレンタルで使ってみて、購入する際の参考にするのもいいですね。
冬キャンプのポイント3:電源付きサイトがある
最近増えてきているのが電源付きサイトのあるキャンプ場です。
電源付きサイトのよいところは、家庭で使っているホットカーペットやストーブといった防寒家電がキャンプ場でも使えるところです。
冬キャンプのポイント4:温泉施設が近くにある
冬は近くに温泉施設のあるキャンプ場が見逃せません。
体が冷えているとなかなか寝付けないこともありますが、温泉でしっかり体をあたためておけばその心配はありません。
冬キャンプのポイント5:デイキャンプもあり
いきなり宿泊で冬キャンプが不安という方には、デイキャンプをおすすめします。
デイキャンプとはその名の通り、日中にキャンプを行うこと。デイキャンプは夜間にくらべて気温が高いことが最大のメリットです。
さらに、明るい時間帯にキャンプ場、周辺の環境の下見ができ、冬キャンプの雰囲気を楽しむことができます。
体験感覚で訪れてみて、本格的な宿泊キャンプに移行するのもいいですね。
冬キャンプのポイント6:グランピングやモーターホームプールもあり
寒い中、サイトの設営を行うのも面倒という方は、手ぶらで楽しめるグランピングや、キャンピングカー付きのモーターホームプールサイトはいかがでしょうか。
利用料金は少し上がりますが、電気、水道が完備されている上、快適に温度調節された室内でゆったり過ごすことができます。
旅行感覚で自然を満喫できるので、冬場のみならず、初心者のキャンパーにはおすすめです。
冬キャンプならではのメリットもある
冬キャンプは寒さや天候などの心配もありますが、その反面、メリットも多くあります。
たとえば、オフシーズンゆえに利用者が少ないため、利用料金が割引になるキャンプ場もあります。
また、キャンプ場側も利用者を獲得するために、先程ご紹介したような防寒具の貸し出しや、温泉施設の利用券などの特典をつけるなどのサービスを行っているところもあります。
さらに、冬の澄み切った空気で景観が美しく見えるといったメリットも。
こうしたさまざまな魅力あることが、冬キャンプにハマる人が多い理由といえます。未体験の人は、ぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか。
いいとこ取りを意識して気軽に冬キャンプ
冬のキャンプ場選びのポイントをご紹介してきました。
まずは防寒対策をしっかり施したキャンプサイトで、無理のない範囲で冬ならではのキャンプの魅力を体感するところからはじめてみましょう!