奥が深い「温泉総選挙」
アウトドア活動で体をたくさん動かしたあとにつかる温泉は、天にも登るような気持ちよさですよね。
最近では、天然温泉を売りにしているグランピング施設やキャンプ場も多いので、アクテビティのあとに温泉を楽しもう！ と計画をしている人も多いかもしれません。
そんな中、温泉地の活性化プロジェクトを実施している温泉総選挙事務局から、温泉地の「注目度ランキング」および「見えるねランキング」が発表されました。
温泉総選挙事務局は、5省庁（環境省、内閣府、総務省、経済産業省、観光庁）の後援を受け、温泉に関するさまざまなプロモーションを行っている団体です。
2019年の新企画として「まるで○○に見える景色」をテーマに、温泉地の画像や動画の投稿を募集。そして先日、PVが多い順の「注目度ランキング」、クリックが多かった順の「見えるねランキング」の最終順位が公開されました！
温泉総選挙2019 注目度ランキング
【3位】とっとこ岩 新潟県 糸魚川市：柵口温泉
「とっとこ」とは、糸魚川の方言で、にわとりのことを指します。
国道8号脇の海中にある巨岩の形がにわとりに似ていることから、地元では、通称・とっとこ岩と呼ばれて親しまれているんだそう。
能登半島に沈む赤い夕陽ととっとこ岩が重なるシーンは息を飲むほどの美しさで、この光景をひと目見ようと足を運ぶ人が跡を絶ちません。
【2位】ザクとは違うのだよ、ザクとは！ 兵庫県 新温泉町：湯村温
40オーバーには懐かしい、機動戦士ガンダムの人気敵キャラ「ザク」。そのザクがまるであたりを見渡し、警戒しているように見える1枚です。
このユニークな写真をみて、すぐに温泉だとわかる人は少ないんじゃないでしょうか？
写真に写っているのは「リフレッシュパークゆむら」の外湯で、他にも4種類の露天風呂、水着着用の混浴露天風呂や温水プールなどがあり、湯村温泉を味わい尽くせる施設です。
ちなみに、ライトに照らされたコックピット内は、ちょうどいい湯加減とのこと。
あまりに強いインパクトが早くも話題を集めており、機動戦士ガンダムファンの新しい聖地になっちゃうかもしれません。
【第１位】まるでダイヤモンドを散りばめた煌びやかな夜景 山梨県 三郷町：みはらしの丘 みたまの湯
2019年3月、温泉施設としては全国初となる「夜景100選」に選ばれた「みたまの湯」が、注目度ランキング第一位に輝きました。
その他にも、夜景100選＆日本夜景遺産のダブル認定を受けており、温泉施設として全国初の快挙を成し遂げています。
見晴らしのいい露天風呂から眺める、甲府盆地に広がった大パノラマの夜景は、まるでダイヤモンドを散りばめたような唯一無二の輝き。
温泉ファンなら一度は訪れてみたい、あこがれの温泉です。
温泉総選挙2019 見えるねランキング
【3位】まるで「森に愛されている」ように見える 北海道 遠別町：旭温泉
静寂に包まれた温泉の周りには、レストランはおろかコンビニすらもありません。
そんな中でも、あたたかな温泉につかりながら緑のカーテンを眺めれば、今までに感じたことがない「自然と一体化したような落ち着き」を感じるはず。
都会の喧騒を忘れて、北の大地で心の底からリフレッシュしたい人にオススメな温泉地です。
【2位】まるで「平安時代！！」 和歌山県 那智勝浦町：南紀勝浦温泉
世界遺産に登録された那智山や那智の滝、熊野三山への拠点にして、和歌山を代表する温泉地である南紀勝浦温泉。
平安期の上皇とその貴族達の熊野御幸行列を再現した平安絵巻イベントの写真がエントリーされ、第2位に輝きました。
約200名が時代衣装をまとい、熊野古道を那智大社まで歩く姿は、さながら平安時代にタイムスリップしたかのよう。
見ごたえたっぷりな熊野御幸行列は、今年10月27日（日）に開催されるので、気になる方はぜひ参加してみてくださいね。
【第１位】とっとこ岩 新潟県 糸魚川市：柵口温泉
注目度ランキングで3位に入ったとっとこ岩が、募集期間内で1番クリックされたとして、見えるねランキングでも堂々の第1位！
銅メダルだけでなく金メダルも獲得したとっとこ岩は、今一番ホットな温泉地と言っても過言ではありません。
数多くの温泉ファンを魅了した美しい景色を、ぜひご自身の目に焼き付けてください。
温泉総選挙2019 開催概要
主催：旅して日本プロジェクト
後援：環境省・内閣府・総務省・経済産業省・観光庁
概要：「温泉総選挙2019」は、様々なWEB企画や現地イベント企画を通じて温泉地の魅力を広くPRし、国民の温泉地利用を促進することを目的としています。温泉総選挙の趣旨に賛同した全国の温泉地が、温泉地の魅力をPRするため、９つの部門から1部門を選択してエントリーしています。
部門名
・リフレッシュ部門 ・うる肌部門 ・健康増進部門 ・スポーツ・レジャー部門 ・歴史・文化部門 ・絶景部門 ・外国人おもてなし部門 ・ファミリー部門 ・女子旅部門 ・環境大臣賞 ・地方創生担当大臣賞 ・総務大臣賞 ・観光庁長官賞 ・審査委員特別賞 約10賞（予定）
問い合わせ
温泉総選挙2019事務局
TEL：03-6418-5910
https://onsen-ouen.jp/
文／中山 圭
【Profile / 中山 圭】
東京都立川市出身。広告代理店、出版社2社での広告営業を経て2019年に独立。趣味はルアー釣り、カメラ、音楽（ベース）。学生時代に始めたバス釣りで、2年もの間釣れなかったことから、ルアー釣りにのめり込むことに。ここ数年はバラした70cm以上のGTを追い求めて、南の島遠征を繰り返している。将来の夢は風景写真で入賞を果たすこと。モットーは、“釣果と景色は足で稼ぐべし”。
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