真空断熱ボトルは、やっぱりスタンレーが安心!
100年以上の歴史を持つアメリカのサーマルウエア(魔法びん)ブランド『STANLEY(スタンレー)』。保冷・保温性に優れた真空断熱ステンレスボトルは、今やアウトドアから街中まで幅広い場面で活躍する大ヒットアイテムである。
今回は、なかでもふだん使いにぴったりなコンパクトボトル「真空マグ 0.23L」をレビュー。実際のアウトドアフィールドで使った感想を紹介する。
スタンレー「真空マグ 0.23L」とはどんな商品か
スタンレーには”CLASSIC(クラシック)”、”GO(ゴー)”、”MASTER(マスター)”、”MOUNTAIN(マウンテン)”、”ADVENTURE(アドベンチャー)”の5つのシリーズがある。
今回紹介する「真空マグ0.23L」が属するアドベンチャーシリーズは、スタンレーの原点であるクラシックシリーズの構造や機能性はそのままに、現代のニーズに合わせた多彩なデザインに仕上げている。マグの他にもクーラーボックスやウォータージャグ、キャンプクックセットなどがあり、年々ラインナップを増やしている。
ちなみに、こちらのホワイトは2019年の新色で、男女ともに使えるニュートラルなカラーリングが特徴。そのほか、マットブラックとシルバーの2色も展開している。
「真空マグ0.23L」は外ブタ、飲み口がある内ブタ、本体の3つの部品で構成されており、飲み口はやや細くなっているため中のドリンクがドバッと出てしまうことはない。また、内ブタは約2cmの深さがあり、熱い飲み物がダイレクトに口に入らず、ちょっとだけ外気に触れて冷ますことも可能だそうだ。猫舌の筆者にはちょっとうれしい話。
サイズはφ79×高さ150mmで、バッグのサイドポケットから車のドリンクホルダーなどに収まる(車によっては入らないものもあり)。外ブタにはハンドルが付いており、手で持ち運ぶことも可能。ふだん使いからピクニック、キャンプなど幅広い場所で使える。
スタンレー「真空マグ0.23L」に氷を入れて保冷性をチェック
今回は8月下旬の夏日(外気35度)に、氷がどのくらい溶けないかチェックしてみた。まず家で氷を4個投入。ここに水道水を入れてフタをし、外に出てどのくらい氷が溶けないか調べてみた。氷を投入したのは午前10時頃。
車でキャンプ場に向かい、中を開けずに4時間後の午後2時。中を見てみると、まったく氷が溶けていなかった! その後、水を飲みながらいつも通りに使ってみたところ、最終的に氷がゼロになったのは午後4時。つまり、6時間経っても氷がしっかり残っていた計算だ。冷たい飲み物を長く使いたい人は最適だろう。
ちなみに、保冷効力目安は11度以下/6時間、保温効力目安は48度以上/6時間とのこと。さすがの真空断熱構造、保冷性も保温性も高く、飲み物を持ち運ぶにはとても便利だ。
スタンレー「真空マグ0.23L」を使うときの注意点
筆者はこちらの商品の別カラーを使用したことがあるが、使う際の注意点として外ブタをしっかり閉めないと、保温・保冷性が半減してしまうこと。目安として、本体にプリントされている「STANLEY」という文字とハンドルが並行になるまでしっかりと閉めたほうがいい。
「けっこう硬くない?」と感じる人もいるだろうが、外ブタの中に付いているゴムパッキンはそう簡単に壊れないので、安心してもらいたい。
スタンレー「真空マグ0.23L」は年中使える相棒になる予感
今回は夏場で使用してみたが、冬場では温かい飲み物がどのくらい保つのか、実際に試してみたいところ。でも、おそらく変わらないことは1つ。「とても便利であること」! ふだんはカフェでデスクワークをすることが多いため、これを持ち歩いてガシガシ使っていこうと思うのであった。
STANLEY(スタンレー) 真空マグ0.23Lのアイテム情報
価格:2,800円+税
重量:249g
サイズ:φ79×高さ150mm
保温効力:48℃以上6時間
保冷効力:11℃以下6時間
撮影・文/小川迪裕(オガワミチヒロ)
【Profile/小川迪裕(オガワミチヒロ)】
フリーランス編集者、ライター。得意ジャンルはキャンプとファッションで、雑誌からWEBまで幅広く寄稿する。最近はタブロイドやイベント冊子の製作、イベントの企画、ブランドPRなどもやる何でも屋に。
※この記事は2019年の記事を再編集して再掲したものです。