この秋、絶対行きたい! 圧倒的な自然を感じられる紅葉の名所をお届け
10月に入り、モミジやカエデも色づき始め、もみじ狩りでも行こうかなと考えている人も多いのでは?
そこでcazualでは、山や川など圧倒的な自然を感じられる紅葉スポットをテーマに日本全国津々浦々をリサーチ。人気エリアや穴場の名所、アクティビティが楽しめるスポットなど、おすすめの紅葉スポットを厳選してご紹介!
日帰りもよし、アクティビティと組み合わせるもよし、ライトアップされた夜の紅葉を楽しんで一泊するもよし。見ごろのタイミングやアクセス方法も紅葉スポットの情報もまとめたので、秋の行楽の参考にしてみてください!
温泉×紅葉は最強の組み合わせ!
北海道 登別温泉地獄谷
色づき始め 10月上旬
見ごろ 10月中旬~下旬
登別は北海道の人気温泉地。ここには、温泉地でしか見られない湯けむりの中の紅葉を楽しむことができます。
温泉街からほど近くの直径約450mの火口跡が温泉街へ温泉を供給している源泉、地獄谷です。ここには地獄と呼ばれる源泉が15個存在し、毎分3000リットル湧き出しています。
この地獄谷の周囲にはナナカマドやヤマウルシなどが生い茂り、この季節に葉が色づき始め。湯けむりと紅葉という独特な景色を見られるのです。
地獄谷の周辺、大湯沼もおすすめのスポットです。大湯沼は、地獄谷と同じく火口跡から厳選が湧きだしている場所で、お湯が溜まってできたひょうたん型の湯沼。表面温度が40~50度で沼の底は130度にもなり、沼の表面から湯気が立っている様子は一見の価値ありです。
登別温泉 地獄谷 詳細
住所
北海道登別市登別温泉町無番地
アクセス
【電車】JR室蘭本線登別駅から道南バス登別温泉行きで15分、終点下車。徒歩30分
【車】道央自動車道登別東ICから道道2号を経由し、道道350号を大湯沼方面へ車で7km
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次ページ:青森の大パノラマ紅葉はどこ?
空から楽しむ360度の大パノラマ紅葉
青森県 八甲田山
色づき始め 9月下旬
見ごろ 10月
青森県青森市と十和田市にそびえる八甲田山は日本百名山にも選ばれている青森県の名峰で、複数の火山からなる連峰の総称です。ちなみに、八甲田山という名前の単独峰はありません。
八甲田山のオススメ紅葉スポットがロープウェー。ここでは片道10分、高低差約650mのロープウェーがあり、上空から360度の大パノラマで標高や場所によってさまざまに表情を変える八甲田連峰の紅葉を楽しむことができます。
散策をしながらいろいろな植物を観察する紅葉狩りもいいですが、空からゆったりとあたり一面の紅葉群を眺めるのもまた一興です。
ロープウェーの終着駅には約3kmのトレッキングコースが整備されていて、間近で紅葉や高山植物を楽しむことができます。コースの途中にはいくつもの展望台が設置されていて、山の上から紅葉で色づいた峰々を見渡せます。見晴らしのいい展望台だけでなく、高山植物や湿地帯を間近に見られる展望台などもあり、八甲田山が持つ多彩な一面を見ることができます。
八甲田ロープウェー 詳細
住所
青森県青森市寒水沢1-12
アクセス
【電車】JR青森駅またはJR新青森駅から十和田湖方面行きJRバスに乗り約60分、八甲田ロープウェー駅前下車
【車】青森自動車道青森中央ICから国道103号経由で約45分。東北自動車道黒石ICから国道394号経由で約60分
料金
大人(中学生以上)1,850円、小人870円
営業時間
9:00~16:20(冬季15:40)20分間隔で運行
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次ページ:栃木が誇る絵画のような奇跡の絶景はどこ?
華厳の滝×中禅寺湖×色とりどりの紅葉 まるで絵画のよう!
栃木県 日光いろは坂
色づき始め 10月中旬
見ごろ 10月中旬~11月上旬
栃木県にある日光いろは坂は言わずと知れた紅葉の名所。いろは坂は日光市街と中禅寺湖を結ぶ観光道路で、日本の道100選にも選ばれています。
カーブが48か所あることからいろは坂と呼ばれていて、上りと下りの道路が分かれています。
道路の周囲にはカエデやナナカマドなどが生い茂り、秋にはあたり一面、紅葉で鮮やかに彩られます。
坂の下と上で高低差が大きく、標高による紅葉の進み具合に差が出てくるため、グラデーションを楽しめるのも大きな特徴。山裾の紅葉を車のなかから味わえる、秋にこそオススメのドライブコースです。
登り専用の第二いろは坂の途中にはロープウェーでいける明智平展望台があります。遠くに華厳の滝や中禅寺湖を眺めつつ、眼下に広がる美しいグラデーションの紅葉を楽しめる人気の展望スポットです。
日光の周辺にはいろは坂以外にも、日本三大名瀑の一つ高さ97メートルの華厳の滝、紅葉の時期にライトアップされる日光東照宮、遊覧船やカヌーに乗って湖上から男体山の紅葉を眺められる中禅寺湖など、さまざまな紅葉スポットがあり、紅葉狩りには最適な観光地です。
日光いろは坂 詳細
住所
栃木県日光市細尾町
アクセス
【電車・バス】JR日光駅から東武バスに乗り約45分、明智平下車すぐ。東武電鉄東武日光駅から東武バスに乗り約40分、明智平下車すぐ
【車】日光宇都宮道路清滝ICから奥日光方面へ約20分
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次ページ:若い女性が殺到する茨城の最旬紅葉スポットとは?
インスタで大流行! フォトジェニックな最旬紅葉スポット
茨城県 国営ひたち海浜公園
色づき始め 10月初旬
見ごろ 10月初旬から下旬
秋といえばモミジを思い浮かべますが、紅葉するのはなにもモミジだけではありません。茨城県にある国営ひたち海浜公園では、珍しいコキアの紅葉を見ることができます。
いわゆる、よくある紅葉狩りとは違う、フォトジェニックなスポットなんです。
コキアとは、ヒユ科ホウキギ属の一年草の植物でほうき草とも呼ばれています。昔は、乾燥させたコキアの茎を束ねてほうきにしていたそうで、その名がついたとか。
春から夏にかけてこんもりと丸く成長したコキアは、9月下旬ごろから緑から赤へ、少しずつ色合いが変化していきます。
広葉樹の紅葉とは違い、まんまるで背が低いコキアが丘一面を赤く染める様子は、ほかでな見られない絶景です。
赤く染まった丘と青空が織りなす美しい景色は、2~3年ほど前にインスタグラムを中心に流行りだし、今では多くの観光客が訪れる、茨城を代表する紅葉の名所となりました。
また、この時期のひたち海浜公園ではコスモスやすすき、そばの花も見ごろを迎え、秋の草花を楽しむことができます。
紅葉以外にも、ひたち海浜公園ではサイクリング、バーベキュー(予約制)を楽しむこともできるので子連れでのアウドドアレジャーにも最適です。1日じゅう遊べる紅葉スポットとなっています。
国営ひたちなか海浜公園 詳細
住所
茨城県ひたちなか市馬渡字大沼605-4
アクセス
【電車・バス】下り線:JR品川駅より勝田駅まで特急で約85分。上り線:JRいわき駅より勝田駅まで特急で約60分。勝田駅下車後、東口2番乗り場から海浜公園西口、または南口下車(約17分~23分)
【車】常陸那珂有料道路ひたち海浜公園ICすぐ
営業時間
9:30〜17:00(10月は毎日開園、11月は毎週月曜休園)
料金
大人(15歳以上)410円、シルバー(65歳以上)210円、小人(小中学生)80円、幼児(6歳未満)無料
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次ページ:都心からもアクセスしやすい絶景渓谷とは?
キャンプやアクティビティも魅力の紅葉スポット
埼玉県 長瀞渓谷
色づき始め 10月下旬
見ごろ 11月初旬から下旬
荒川が流れる埼玉県長瀞町の長瀞渓谷は都心から2時間ほどでアクセスできるおすすめ紅葉スポットです。関東屈指の紅葉の名所で、「長瀞紅葉祭り2017」が11月11〜30日に開かれます。
長瀞の紅葉の名所といえば、畳を敷きつめたような岩場の天然記念物「岩畳」は特に有名。紅葉の赤と岩場の白のコントラストがとってもきれいです。岩の絶壁からせり出すように並ぶ木々が鮮やかに色づき、川面に映りこむ紅葉を楽しむことができます。
もうひとつの有名スポットが月の石もみじ公園です。たくさんのモミジが生えていて、とても美しいですが、この公園のいちばんの見どころは夜のライトアップ。昼の華やかな印象とは、打って変わった艶っぽいモミジはまた異なった顔を見せてくれます。2017年は11月11日(土)から11月26日(日)までライトアップされる予定です。
長瀞ではただ紅葉するだけでなく、渓流で川遊びをしながら紅葉を楽しむことができるのもアウトドアファンにはたまらないポイント。
川辺での水遊びからカヌー、ラフティングでの川下りなどアクティビティも充実。長瀞周辺はキャンプ場も多いので、秋キャンプがてら渓谷の紅葉を堪能するのもおすすめ! 川の上から見る紅葉は陸から見るものとはひと味違った魅力があります。
長瀞渓谷 詳細
住所
埼玉県長瀞町
アクセス
【電車】
池袋から西武池袋線(特急)で西武秩父駅まで約80分、西武秩父駅から秩父鉄道お花畑駅まで徒歩10分、秩父鉄道に乗換えて長瀞駅まで約20分
池袋から東武東上線で寄居駅まで約80分、秩父鉄道に乗換えて長瀞駅まで約20分
上野から高崎線で熊谷駅まで約60分、秩父鉄道に乗換えて長瀞駅まで約50分
【車】
関越自動車道 練馬IC.から花園IC.まで約50分、国道140号で約30分
都心から国道17号を経由し熊谷へ。熊谷から国道140号経由で約45分
詳しくは「長瀞紅葉まつり2017」HPへ
画像提供:(一社)長瀞町観光協会
次ページ:自然豊かな東京の紅葉の名所と言えば?
プチ登山が楽しめる東京屈指の紅葉スポット
東京都 高尾山
色づき始め 11月初旬
見ごろ 11月中旬~12月上旬
都心の近くでもっとも手軽に自然のなかで紅葉を楽しめるスポットといえば高尾山。
高尾山は、標高599mで山腹までのケーブルカーもあり、子ども連れでも比較的登りやすい山です。年間の登山客は300万人と日本一登山客が多い山なのです。
魅力は、都心から電車で1時間ほどの距離にありながら、独自の生態系を保っている点にあります。東京とは思えないほど数多くの動植物が生息していて、ちなみに植物は約1600種も存在するといいます。これほどまでに濃密な自然が残されているのです。
そして、秋にはオオモミジやイロハカエデが紅葉し、とてもきれいです。さまざまな植物を見ながらの登山は格別。
1時間30分〜2時間程度で頂上まで行けるので、ふだんあまり運動をしない人でも安心です。登山コースも6種類あるので、いろいろなコースを何度でも高尾山を楽しめます。
また、自分の脚で登りたいという人でも一度は乗っていただきたいのがケーブルカー。トンネル越しに見る紅葉はまるで絵画のような美しさ。半円に切り取られた視界、その中央にすらっとまっすぐ伸びるレール、上部からは燃えるようなモミジの組み合わせは一軒の価値あり!
高尾山 詳細
住所
東京都八王子市
アクセス
【電車】京王高尾線高尾山口駅下車、ケーブルカー乗り場まで徒歩5分
【車】中央自動車道八王子JCT経由、圏央道高尾山インターをおりて国道20号線を新宿方面に5分
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次ページ:荒々しい岩肌と華やかな紅葉が織りなす珠玉のコントラスト!
日本一の渓谷美! 巨岩と紅葉のコントラストが圧巻
山梨県 昇仙峡
色づき始め 10月下旬
見ごろ 11月上旬~中旬
昇仙峡(しょうせんきょう)は山梨県甲府市の北部に位置する渓谷で、国の特別名勝に指定され、その渓谷の美しさは日本一とも言われています。
花崗岩が雨風にさらされ生まれた昇仙峡の主峰「覚円峰(かくえんぼう)」、そのほか大小さまざま奇岩奇石、落差30mほどの荘厳な二つの滝「仙娥滝(せんがたき)」「板敷渓谷 大滝(いたじきけいこく おおたき)」など、自然が生み出した多くの絶景があります。
秋にはカエデ、モミジ、サクラの紅葉に彩られ、さらに美しくなります。そそりたつ岩山を覆うように木々が生えています。
無骨な岩肌と艶やかな紅葉のコントラストはまさに絶景のひとこと。ほかにも奇岩と滝、紅葉の組み合わせも見事で、多彩な紅葉の景色を見せてくれるのが昇仙峡の魅力です。
天神森から仙娥滝にかけて、約4kmにわたって渓谷が続き、いろは坂同様に標高差があります。そのため、色づき始める時期が少しずつずれるので、1か月以上もの間、紅葉を楽しむことができます。
さらに、川沿いには片道6kmの遊歩道が整備されていてトレッキングが楽しめるので、アウトドア好きが多く集まります。山道、渓流を歩いて紅葉の絶景をめぐる遊歩道は、往復2.5時間ほど。コースの途中には、バス停・駐車場もあり、お手軽に名所を楽しむお散歩をすることも可能です。
山梨 昇仙峡 詳細
住所
山梨県甲府市高成町
アクセス
【電車・バス】JR中央本線甲府駅下車、南口バスターミナル4番乗降口から昇仙峡行きバス乗車。昇仙峡口まで30分
【車】甲府南IC、甲府昭和ICから昇仙峡無料駐車場までそれぞれ約40分
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次ページ:”あきの◯◯”で有名な紅葉の人気エリアとは?
江戸時代から有名な紅葉の名所”秋の宮島”
広島県 宮島紅葉谷公園
色づき始め 11月上旬
見ごろ 11月中旬~下旬
厳島神社で有名な広島県の人気観光地・宮島。“安芸の宮島”は“秋の宮島”とも称されるほど、紅葉の名所であり、秋の観光スポットがたくさんあります。
そんな宮島でおすすめなのが、宮島紅葉谷公園です。
宮島桟橋から徒歩20分、弥山(みせん)山麓の紅葉谷川に沿って広がるこの公園には約700本の紅葉があります。種類はイロハカエデ約560本、オオモミジ約100本、ほかにもウリハダカエデやヤマモジミなどが植えられていて、秋にはいっせいに色づき、美しい景色が広がります。
江戸時代に開拓された際にモミジの苗木が植えられたのが始まりと言われ、古くから紅葉の名所として知られていました。
紅葉谷川にかかるもみじ橋は絶好の撮影スポットです。運がよければ宮島に暮らしている鹿と紅葉を一緒にカメラにおさめることができるかも!
宮島 紅葉谷公園 詳細
住所
広島県廿日市市宮島町紅葉谷公園
アクセス
【電車】JR宮島口駅から徒歩5分または広島電鉄宮島線宮島口駅から徒歩1分の宮島口桟橋から船で約10分「宮島桟橋」下船後、徒歩約20分
【車】広島岩国道路廿日市ICまたは大野ICから国道2号経由約10分で宮島口桟橋。そこから船で約10分「宮島桟橋」下船後、徒歩約20分
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次ページ:一生に一度は見たい! 絶景すぎる紅葉スポットを宮崎に発見
幻想的すぎる奇跡の絶景紅葉を見逃すな!
宮崎県 高千穂峡
色づき始め 11月上旬
見ごろ 11月中旬~下旬
天孫降臨神話で名高い宮崎県にある高千穂峡。約10万年前の火山活動によって生まれた凝灰岩の大地が五箇瀬川に浸食されてできました。
そそり立つ絶壁が特徴で、高いところでは100m、平均で80mの峡谷が東西に約7kmも続きます。1934年に国の名勝・天然記念物に指定されました。
深い峡谷には木々が生い茂り、春夏は渓谷を覆う緑が涼しげな景色を作り出しますが、秋にはカエデやツタ、クヌギが色とりどりに赤く染まり、力強い渓谷と華やかな赤や黄が美しく、そして幻想的な景色を織りなします。
高千穂峡の名物が、日本の滝百選に指定されている名瀑「真名井(まない)の滝」。この滝は断崖の上にあるおのころ池から流れ出た水が17m下の川面へ落ちていきます。
高千穂峡では貸しボートが有名。手漕ぎボートを借りて滝のすぐそばまで行くことができ、落差17mの迫力を体感できます。そして、垂直にそそり立つ絶壁に囲まれ、頭上を見上げれば、光とともに落ちてくる滝に加え、空を埋め尽くすように崖からせり出す色とりどりの紅葉たち。
ひらひらと舞い落ちてくる色づいた葉など、峡谷ならではの紅葉が楽しめます。
さらに、おのころ池にある水車小屋周辺も見どころのひとつです。趣のある茅葺きの水車小屋とカエデの組み合わせは、日本の原風景を思わせる抜群の撮影スポット。
宮崎は南国だけあって、紅葉の時期もやや遅め。これからスケジュールを立てても十分間に合います。高千穂峡で秋の自然の美しさを満喫しませんか。
宮崎 高千穂峡 詳細
住所
宮崎県西臼杵郡高千穂町大字三田井御塩井
アクセス
【電車・バス】JR延岡駅からで路線バスで約1時間30分
【車】
九州自動車道松橋ICから国道218号経由約1時間30分
北方延岡道路蔵田ICから国道218号経由約40分
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