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のんびりと歩いてみるとすべてが文化財のような佐川町
酒蔵の道を挟んで旧浜口家住宅の向かいにあるのは(めいこうかん)。
ここ佐川の領士である深尾氏が安永元年(1772年)に創設した家塾です。町指定文化財ともなっている玄関部分。酒蔵の道を歩く際、ちょっと立ち寄ってみるのもいいのでは。
絶対に立ち寄りたい青山文庫(せいざんぶんこ)
佐川町の小さなエリアに、文庫といういまで言う図書館の役割を担ってきた建物が2つあります。ひとつが須崎警察署の分署として建築されたクラシカルな佇まいの佐川文庫。もうひとつが青山文庫(せいざんぶんこ)です。
青山文庫は明治43年(1910年)に高知県初の私設図書館として建てられました。
当時、地域の郵便局長であった川田豊太郎が創立したのですが、佐川町出身の政治家・田中光顕が約1万3000冊もの蔵書と基金を寄贈したので、田中光顕氏の雅号である「青山」が私設図書館の名前となったのです。
龍馬を一躍有名に!
いまでこそ坂本龍馬といえば、日本では知らない人がいないほどの有名人。坂本龍馬好きはたくさんいるのではないでしょうか。
そんな坂本龍馬を一躍有名にしたのが田中光顕なのです。
明治時代に、昭憲皇太后(明治天皇の皇后)が夢でみたことを、当時の宮内大臣だった田中光顕に話したのです。
「夢で出会った人物はこの人では?」と田中光顕が写真を見せました。
「この人に間違いない」と頷く昭憲皇太后。
その夢に出てきた人物こそ坂本龍馬だったのです。
当時、坂本龍馬はまったくの無名。歴史に埋もれていた人物でしたが、夢で「海軍のために尽力を尽くす」と坂本龍馬が告げたとか。
そして日本は、日露戦争の躍進を遂げるのです。
幕末の志士たちの貴重な資料を多数収蔵!
青山文庫では、2017年5月28日(日)まで「志士たちの遺墨I」と題された展示がされています。
坂本龍馬の書状、木戸孝允の書いた「春満墨江」、藤田小四郎が筆をとった「蘭図」などそのほか多くの展示を目にすることができます。この機会に、ぜひ!
佐川町立青山文庫
高知県高岡郡佐川町甲1453-1
TEL/0889-22-0348
開館時間/9:00〜17:00
休館日/月曜日
入場料/大人400円、中高生200円、小学生100円
ゲキ渋な佐川町の町並みをもっと知りたい人は、佐川地場産センターへ!
佐川地場産センターの2階には佐川町の模型作家・栗田眞二さんが作成した佐川町の趣ある町並みの模型が展示されています。
その模型では上町地区の歴史的建造物が並ぶ町並みを精密に再現。
佐川地場産センター
高知県高岡郡佐川町甲1532
TEL/0889-22-7708(佐川町産業建設課)
開館時間/8:30〜16:00
休館日/火曜日
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