キャンプの撤収作業はスムーズに進めるコツとは?
キャンプを思い切り楽しんだ最終日の朝は、撤収作業が待っています。
「ちょっと面倒だな……」なんてイヤイヤ片付けている方も、コツさえつかめば効率よく撤収作業を進められます。
今回は、知っていると役に立つキャンプの後片付けのコツを4つご紹介。
なんとなくやっている撤収作業ですが、あらためて作業内容と流れを頭のなかで整理しておくと、効率がグッとアップします。
片付け上手を目指して、ぜひ参考にしてみてください。
初心者は3時間ほどかかる想定で「片付けスケジュール」を組もう
キャンプにハマッていくと、サイトを充実させるために大小さまざまなギアが増えていきます。
大きさや重さの異なるキャンプギアを、目についた順番で適当に片づけていくのはあまりに非効率的。
ほとんどのキャンプ場では、チェックアウト時刻が決まっているので、指定された時間までにきれいに片づけて、キャンプ場を後にするのがマナーです。
そのために大切なのは、キャンプの片づけを”いつから初めていつまでに終わらせるか”というタイムスケジュールを最初から決めておくこと。
キャンプの後片づけに必要な時間は、アイテムの数やこれまでの経験によっても変わってきます。
経験を重ねるうちに自分のペースがつかめてくるものですが、初心者の段階では、3時間程度の余裕を持っていると安心です。
行き当たりばったりで進めていくと、ズルズルと時間ばかりかかってしまいます。
チェックアウト時刻が11時なら、8時ぐらいには撤収作業をスタートするのが理想的。
作業開始時間が決まれば、その前に済ませておくべき朝食や身支度の時間も見えてくるはずなので、起床時刻もタイミングを合わせて決めましょう。
キャンプの片づけはテントや寝袋の乾燥作業から
キャンプの撤収作業を効率よく進めていくためには、作業の順番も重要なポイント。
最初に行うべき作業は、テント・テントマット・寝袋の乾燥作業です。
これらのアイテムは、地面から上がってくる湿気によって湿りがちなので、そのままの状態でたたんで収納すると、カビの原因になってしまいます。
しっかりと乾かしてから片づけることで、大切なキャンプ用品の寿命を延ばすことにもつながります。
テントマットや寝袋はそのまま天日干しにしてOKですが、テントを干す際には開口部のファスナーを全開にして風が通る状態にし、全体をさかさまにして干しましょう。
こうすることで、テント内に細かな所持品を忘れるリスクも少なくなります。また地面に近く湿気を含みやすい部分を、効率よく乾かすことができるのです。
天候によっては自然乾燥が難しい場合もありますが、そんなときはタオルを駆使して、できるだけ水分を取り除いてから片づけてくださいね。
キャンプギアの片づけはひと手間かけよう
テントを干している間に進めていきたいのが、細々としたキャンプギアの片づけ。
テーブルやイスなどの屋外で使用するアイテムは、足部分に土汚れが付着しているので、雑巾を2枚用意して「濡れ雑巾で拭く→乾いた雑巾で拭く→片づける」という手順で作業するのがオススメです。
また、料理を作るために必要な鉄板や鉄鍋などは、お湯で汚れを除去したあとに薄く油をなじませておくと、サビ予防に効果が期待できます。
片づけが終わり、運搬待ちのアイテムは、タープの下に専用エリアを設けてまとめておくとわかりやすいです。
タープの下であれば、天候が不安定なときでも安心。直射日光から荷物を守る効果も期待できます。
片づけがラクになる!キャンプ中のひと工夫とは?
そのほかにも、キャンプを楽しんでいる最中のほんのひと工夫で、後片づけはグッとラクになります。
- 最終日前夜の食事が終わったら、食器やコンロを洗っておく
- 使い終わったものから、どんどんコンテナに詰めていく
- ゴミの分別は、最初からきっちり行う
- バーベキューコンロは、内部に厚手のアルミホイルを敷いてから使う
洗いものをためてしまうと、後片づけの際に時間がかかってしまううえに、洗い方も雑になりがち。
洗わなければいけないものを最低限にとどめておくか、こまめに洗っておきましょう。
また、キャンプ用品を収納するコンテナは、初めからどこに何を入れるのか、わかりやすくしておくのがオススメ。
使用場面が終わったアイテムからどんどんコンテナに詰めていくことで、「ながら片付け」が可能となります。
面倒なバーベキューコンロの後片づけは、専用のアルミホイルを敷いて使えば、最後にまとめて捨てるだけでOK。コンロ本体には汚れがつかないのでラクちんです。
お皿にもラップをかけておけば、バーベキューの後片づけがスムーズに進みます。
また、キャンプ最終日の朝食は、余った食材を片づける絶好のチャンス!
前日の夜に余った食材をチェックして、何が作れるかをある程度考えておくと、食材も片づけの時間もムダになりません。
撤収をラクにしてくれるお助けキャンプグッズ3選
LOGOS(ロゴス)/BBQお掃除楽ちんシート(極厚)30cm
バーベキューコンロの片づけ、手間ですよね? その手間をラクにしてくれるのがLOGOSのBBQお掃除楽ちんシート。
使い方は、コンロの火床部分にシートを敷くだけ。炭の汚れ、油の汚れをシートで受けるので、グリル本体は汚れないというもの。
バーベキューを楽しんだら、シートを外して捨てれば片づけ完了です。
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MINIMAL WORKS(ミニマルワークス)/インディアンハンガー カモフラージュ XL
こちらは人気の韓国ブランド「ミニマルワークス」のインディアンハンガー。
キャンプ中は焚き火グッズをかけたり、ランタンをかけたりするのに便利なアイテムです。
撤収時には、寝袋をかけて湿気をとるために使えます。
寝袋以外にも、撤収時はグランドシートをかけたり、濡れたタオルをかけたり、干すものが意外と多いので、重宝します。
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【レビュー記事】家やキャンプで活躍!ミニマルワークス「インディアンハンガー」の汎用性に注目
PUEBCO(プエブコ)/ラミネート ファブリック ストレージ バッグ
家族分の寝袋やスリーピングマットだったり、着替えなどをまとめるのに便利なのがPUEBCOのラミネート ファブリック ストレージ バッグ。
バッグの内側がラミネート加工されているので、濡れや汚れに強く、ラフに使えます。
持ち手がついているので運搬もラクですし、自宅でもそのまま収納できるのでキャンプギアの整理にオススメです。
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【レビュー記事】PUEBCOの収納バッグがキャンプ道具の整理に最高だ!
家族や仲間と協力して、スムーズな撤収作業を
キャンプの片づけをラクにするちょっとした豆知識をご紹介してきましたが、いかがでしたか?
複数人でのキャンプの片づけは、役割分担がとても大切。仲間同士、家族同士で協力しながら、スムーズな撤収作業を心がけましょう!