着物でまったり国内旅行
”日本らしさ”を感じられる観光地で、着物を着て散策を楽しむ人が増えてきました。
観光地付近にある着物レンタルショップでは豊富な種類のなかから好きな色や柄を選べるうえに、しっかり着付けまでしてくれるので「あまり着物を着たことがない」「着付けができない」という人でも安心。
最近では、着物だけでなく履き物やバッグまで一式セットで貸し出してくれるレンタルショップも多いので、手ぶらで着物散策も可能です。
今回は、田舎旅を提案するcazualが運営のInstagramアカウント「都市脱出計画」より、定番から穴場まで着物が似合う旅行先4選をピックアップしてみました。
着物レンタルの注意点をチェック
まずは着物をレンタルして観光地を散策する際の注意点をチェックしておきましょう。
1.サービス・プラン内容を確認
レンタル着物店では、肌着や着物から草履・足袋などレンタル品一式付のセットプランで提案していたり、帽子やバッグをオプションでレンタルしていたりする場合があります。
サービスやプラン内容を確認して、自分が求めるアイテムがすべて含まれてるかを確認しましょう。
また、ヘアセットがプランの中に入っている場合もあるので、髪の毛まで整えたい方はヘアセットの有無も要チェックです。
2.着物を汚さない
着物を着て食べ歩きや散策を楽しんでいる最中は、飲み物や食べ物をついうっかりレンタルした着物にこぼしてしまわないよう気を付けましょう。
飲食時にはハンカチで口元や襟元をおさえたり、こぼさないよう落ち着いて行動したりといった注意が必要です。
「着物を汚したら罰金」というレンタル店もあるので、最新の注意を払って散策してくださいね。
3.慣れない服装でケガをしない
着物を着る際には胴体をギュッと締め付けて、下駄や草履を履いて移動することになります。
少しでも苦しかったり気持ち悪かったり、足が痛くなったりした場合は無理せず休みましょう。
また、足が痛くなったときのために絆創膏などを用意しておくのもおすすめです。
4.返却時間を守る
レンタル着物は、基本的に返却時間が決められています。
返却時間を過ぎてからも着物を返さないとお店に多大な迷惑をかけてしまうので、申し込み時に伝えられた返却時間を必ず守りましょう。
【秋田県仙北市】角館・武家屋敷通り
秋田県仙北市にある武家屋敷通りは、「みちのくの小京都」と呼ばれる、江戸時代に栄えた城下町です。
半径2kmほどの範囲に古くからの建造物が多く並び、日本人はもちろん、外国人観光客も風情ある町並みを求めて訪れます。
駅前にある蔵風の建物「角館駅前蔵」が観光情報センターになっているので、地図やパンフレットを入手してから足を運ぶと迷わず散策できます。
武家屋敷通りでは、国の重要伝統的建造物群保存地区であり、文化財として保護されている武家屋敷を見学可能。
周辺ではレンタル着物店も営業しているので、着物に着替えて町並みを歩けば、江戸時代にタイムスリップした気分が味わえるはず。
春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色と、いつ訪れても日本の四季を感じられる観光名所です。
より古き良き日本の雰囲気を味わいたい方は「樺細工伝承館」から人力車に乗って、四季折々の風景を楽しんでくださいね。
樺細工伝承館では職人の細かな技術を間近に見学することができるほか、物産館や喫茶室も併設されているのでおみやげを買ったり休憩したりもできます。
■住所
秋田県仙北市角館町表町上丁~東勝楽丁
■アクセス
JR角館駅から徒歩約20分
仙北市ってどんな街?
仙北市は、秋田県東部中央に位置し、岩手県と隣接している町です。
秋田新幹線の駅があり東京からのアクセスが良く、交通の利便性が良いのが特徴です。
仙北市のほぼ中央にある水深日本一の田沢湖は、その美しい青色と透明度の高さに魅了されます。
また、温泉が豊富で、なかでも乳頭温泉郷は全国的にも有名な温泉地。
特産品は、樺細工やイタヤ細工、鮎、西明寺栗などがあります。
【岐阜県高山市】高山・古い町並
岐阜県高山市のかつて商人町として栄えた上町、下町の三筋の町並みは「古い町並」と呼ばれています。
その名の通り江戸時代以来の建築物が残っているエリアで、飛騨高山の中でも観光客が多く訪れる人気の観光地です。
古い町並がある飛騨高山エリアでは約10軒のレンタル着物ショップが営業しており、着物や浴衣で散策が楽しめます。
老舗の酒屋、カフェ、飲食店が並び、飛騨牛の串焼きやコロッケなどの食べ歩きができます。
「舩坂酒造店」では、試飲をしながら地酒が選べるほか、ほう葉味噌や赤かぶら漬けなどの名産品が購入可能。
そのほかにも、みたらしだんごや高山ラーメン、朴葉味噌焼き(ほおばみそやき) などのご当地グルメが豊富なので、着物散策とグルメを楽しみたい方におすすめです。
■住所
岐阜県高山市上一之町
■アクセス
JR高山本線 高山駅より徒歩約12分
高山市ってどんな街?
自然豊かな山岳地帯に位置する、岐阜県高山市。
日本の市で全国で最も広い面積をもち、その広さは東京都とほとんど変わりません。
JR高山駅から徒歩圏内に観光スポットがいくつもあり、アクセスのしやすさも魅力のひとつです。
世界遺産の白川郷や、合掌造りの家を見学できる飛騨民俗村などの歴史あるスポットもおすすめです。
高山市の大半を占める山林エリアは、人の手がついていない美しい自然が広がり四季折々の景色も楽しめます。
【広島県尾道市】尾道・古寺めぐり
広島県尾道市にある「古寺めぐり」は、端から端まで徒歩で約3時間かかる全長2kmの石畳の小路。
「西の小京都」とも言われ、道中には大小のお寺や飲食店が立ち並んでいます。
尾道のシンボル的存在の千光寺には、多くの観光客が訪れお参りしています。
さまざまな形の巨石群や本堂からみる尾道の風景は、着物でぜひ記念撮影してもらいたい絶景スポット。
また、国宝の寺として有名な浄土寺では、境内の鳩にえさやり体験ができます。
尾道七佛めぐりに参加してご朱印をすべてそろえるとプレゼントがもらえるので、お時間がある人はぜひ参加してみてください。
■住所
広島県尾道市久保1丁目15
■アクセス
JR尾道駅より徒歩1分
尾道市ってどんな街?
尾道市は、広島県東部に位置する温暖な港町です。
中心市街地は海と山に囲まれ、「山手地区」と呼ばれる山側は、多くの映画やドラマなどの舞台として数多く登場しています。
千光寺ロープウェイを降りてすぐの場所には、映画「時をかける少女」の撮影地になった艮(うしとら)神社があります。
向島、因島、生口島や周囲の島々で構成されたしまなみエリアは、はっさくや国産レモンなどの発祥の地で柑橘類の栽培が盛んに行われています。
海鮮系のダシが効いた豚骨の背脂たっぷりの尾道ラーメンは、一度食べたらやみつきになるおすすめグルメです。
【大分県日田市】日田・豆田町
日田市の中心地である豆田町は、江戸時代幕府直轄の城下町として栄えた、古い建物や街並みが残るエリアです。
石レンガの道沿いに土塀白壁の建物が残っていたり、リノベーションしたカフェやショップがあったりするレトロでおしゃれな町です。
江戸時代から続く薬舗「日本丸館」は館内を見学することができ、年代物のアイテムやレトロな看板を眺めているとまるでタイムスリップした気分に浸れます。
毎年11月には「日田天領まつり」と「千年あかり」という大きなイベントがあるので、タイミングを合わせてぜひ参加してみてくださいね。
■住所
大分県日田市豆田町
■アクセス
JR日田駅から徒歩15分
豆田町ってどんな街?
大分県の北西部に位置する日田市は「九州の小京都」と呼ばれ、現在も古い街並みが残っています。
博多から電車、車ともに1時間10分ほどでアクセスが可能で、日帰り旅行にもおすすめの観光スポットです。
古くから山間部では林業が栄え、日田杉を用いた下駄作りや漆器などの木工業が盛んになりました。
「サッポロビール九州日田工場」や「いいちこ日田蒸留所」の工場見学はお酒好きなら欠かせないスポット。
毎年10月に開かれる「民陶祭」は数多くの陶器が並ぶ、やきものファンは見逃せないイベントです!
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