人気観光地の京都
かつては首都でもあり、数多くの歴史的建造物とご当地グルメで観光地として人気の京都。国内はもちろん国外からもたくさんの観光客が訪れており、日本の伝統を感じられる美しい街です。
しかし、京都観光のガイドブックに載っている有名な場所ではなく、知る人ぞ知る観光スポットを開拓したいと思う人も多いのではないでしょうか。
今回は、今回は、田舎旅を提案するcazualが運営のInstagramアカウント「都市脱出計画」より、京都の穴場の寺社仏閣をピックアップしてみました。
1.化野念仏寺(あだしのねんぶつじ)
約8000を超える石仏や石塔が訪れた人を圧倒する「化野念仏寺」(あだしのねんぶつじ)。
町屋が並ぶ風情ある町並みは、嵐山エリアでも人気の観光地です。
見どころは「西院の河原」で、明治中期に人々の協力によって集められ、極楽浄土で阿弥陀仏の説法を聴く人々になぞらえ配列安祀してあります。
化野念仏寺の本堂すぐ隣にある竹林も見どころの1つ。穴場スポットとなっており、ゆっくり散歩をするのがおすすめです。
「化野念仏寺」のあるエリアは、渡月橋などの主要場所から少し離れたところに位置しています。
最寄駅の嵐山駅からは、トロッコ列車が運行しており、景色が美しい場所では速度を落として走ってくれるので、列車に乗った人だけが見られる渓谷美を楽しめます。
■住所
京都府京都市右京区嵯峨鳥居本化野町17番地
■アクセス
JR山陰本線「トロッコ嵐山駅」から車で7分
2.勧修寺(かじゅうじ)
勧修寺(かじゅうじ)は、昌泰三年に醍醐天皇が亡くなった母のために創建しました。
たび重なる戦火で衰退し、現在の建物は江戸時代に建てられた物となっています。
観光客に特に人気なのは、7月頃に見頃を迎える蓮の花。回遊式庭園なのでお散歩気分で観光を楽しめます。
春は梅や桜が咲き誇り、建物内部が春に合わせて特別公開されます。
「勧修寺」がある京都市山科区は、7世紀に作られた京都で一番古い天皇陵「天智天皇陵」をはじめとした平安のロマンを感じられる町です。
四季折々の景色が楽しめる庭で有名な「随心院(ずいしんいん)」や「琵琶湖疏水(びわこそすい)」の散策コースがありピクニックにもおすすめ。
■住所
京都府京都市山科区勧修寺仁王堂町27-6
■アクセス
地下鉄東西線「小野駅」から徒歩6分
3.野宮神社(ののみやじんじゃ)
竹林の小径の中にある野宮神社は、縁結び・安産にご利益があると言われるパワースポットとして人気です。
クヌギで作られた日本で唯一の「黒木の鳥居」があり、朱色の鳥居とはひと味違った美しさを作り出しています。
野宮神社の中でも、なでると願いが叶う「亀石」は特におすすめ。恋愛成就に効果があると言われているので、ぜひなでてみてください。
「野宮神社」がある嵐山エリアは、「渡月橋」をはじめ京都を代表する観光スポットの1つです。
抹茶はもちろん他では見かけないお茶や梅干しを素材とした珍しい土産物店なども並び、賑わいをみせるエリアとなっています。
■住所
京都府京都市右京区嵯峨野々宮町1
■アクセス
JR山陰本線「嵯峨嵐山駅」から徒歩10分
4.長楽寺(ちょうらくじ)
国の重要文化財に指定されている「長楽寺(ちょうらくじ)」。
見どころの1つでもある庭園は、銀閣寺の庭園を造った人物「相阿弥(そうあみ)」によるもので、銀閣寺の庭園の前に造ったと言われています。
また「平家物語」縁の地としても知られ、建礼門院(平徳子)が出家した寺院としても有名です。
ゴールデンウィーク頃には、「平家物語」を筑前琵琶(ちくぜんびわ)で語るイベントが開催され、優美な語りと共に歴史を感じられます。
長楽寺周辺には、「一重白彼岸枝垂桜(ひとえしろひがんしだれざくら)」通称「祇園の夜桜」で有名な円山公園があります。
日本における文化財の種類のひとつである名勝に指定されており、春に桜を咲かせるたびに訪れる人々をうっとりさせています。
■住所
京都府京都市東山区八坂鳥居前東入円山町626
■アクセス
京阪電車京都線「祇園四条」駅から徒歩15分
5.雲龍院(うんりゅういん)
雲龍院(うんりゅういん)は、日本最古の写経道場があることで有名なスポットです。
書院には「悟りの間」という部屋があり、人生における苦しみを表した「迷いの窓」や「悟りの窓」から自分を見つめ直しながら庭園を望めます。
悟りの間の他にも、雪見障子(ゆきみしょうじ)の景色を楽しめる「れんげの間」や「大輪の間」などがあります。
雲龍院の周辺には、美貌と縁結びで知られている皇室ゆかりの御寺「泉涌寺(せんにゅうじ)」や京都の町家で伝統的な茶道を体験できる「浄敬庵(じょうけいあん)」などがあります。
日常を慌ただしさから離れて、ゆったりとした時間を過ごしたい方におすすめです。
■住所
京都府京都市東山区泉涌寺山内町36
■アクセス
JR奈良線「東福寺」駅から徒歩20分
6.東福寺 光明院(とうふくじ こうみょういん)
「東福寺 光明院」は、昭和時代の名作庭家「重森三玲」によって作られた日本庭園「波心庭」があることで人気です。
秋には、その緑の苔と紅葉とカラフルに彩られることから虹の苔寺とも言われており、自然の営みの全てを取り込んだ美を堪能できます。
「蘿月庵(らげつあん)」という名の茶亭では、窓・壁・障子に描かれた月をモチーフに、東の空に昇る月を愉しむ仕掛けが施されています。
東福寺 光明院へ行く際は、合わせて「臥雲橋(がうんきょう)」「通天橋(つうてんきょう)」「偃月橋(えんげつきょう)」を巡るのがおすすめです。
東福寺三名橋とも呼ばれており、秋の紅葉散策コースとして人気のスポットとなっています。
■住所
京都市東山区本町15-809
■アクセス
京阪電車「東福寺駅」徒歩10分
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