100DIVE
都市部ではない多くの地域では、人口減少をはじめとしたさまざまな悩みを抱えています。
そんな課題を解決しようと、地域ごとに調査や計画づくりを進めているものの、事業立ち上げの直前で実践する人がおらず、計画が進まないケースが見られるといった現状があります。
こうした中、地域のリアルな課題を、地域人材と全国から公募で集まった仲間がチームを組み、事業計画と推進チームを作ることによって、机上の空論で終わらせずに実践するローカルビジネス創出のスタートアッププログラムがあります。
それが「100DIVE(ヒャクダイブ)」。
100DIVEとは、ビジネスセクターの多様な人材がチームとなって社会課題の解決に取り組むプログラムを運営している一般社団法人ALIVEと、「ふるさとの夢をかたちに」をミッションとしている伴走型コンサルティング会社さとゆめのコラボレーションプロジェクトで、地域課題の解決につながるビジネスと関係人口の創出を行う新法人のこと。
10年をかけ、100のローカルビジネスを実際に世に送り出すことを目指し、地域の新たな可能性を社会に発信しています。
プロジェクトの流れ
100DIVEでは、意志ある人材と課題解決に取り組みたい地域をつなぎ、人を起点に事業づくりを行う3ヵ月のスタートアッププログラムを展開します。
ここでは参加者は転職や移住の必要もなく、まずは地域の人とチームを組んでプロジェクトを立ち上げ、関わりを深めてゆくことからスタート。
3ヶ月後に本気で取り組みたい事業計画と、それを推進するチームができあがり、そのタイミングでプロジェクトや地域にどのように関わっていきたいかについて検討、プロジェクト実現に向けて邁進していきます。
100DIVEの強み
100DIVE最大の強みは、「創発が生まれるチーム」と「提案で終わらずに実践する」こと。
日本最大級の異業種混合型リーダーシップ開発プログラムに取り組んできたALIVEと、全国で伴走型の事業プロデュースをしてきたさとゆめだからこそできる取り組みとなっています。
<創発が生まれるチーム>
個人で課題に向き合うのではなく、多様な背景を持つ人が集い、チームとなり、議論することで課題の本質に向き合っていきます。
チームには地域の内・外の人が参画予定です。
<提案で終わらずに実践する>
3ヵ月のスタートアッププログラムで生まれた提案を、さとゆめが伴走して事業化を目指します。
提案だけで終わらず、泥臭く事業化へ向けて進めていきます。
第1期を実施した地域でも事業化に向けてプロジェクトが継続中
2021年に第1期プログラムを実施した、長野県小海町・長野県信濃町・茨城県大子町でも、事業の立ち上げに向けて採択されたチームを中心に活動が継続中。
何度も地域に足を運び、対話をくり返して課題の本質を捉え、チームで議論を重ねていく中で、地域やメンバーとの関係性も深まり、プログラム終了後も活動が継続しています。
継続して活動しているメンバーとの座談会の様子
過去参加者のインタビュー記事:https://100dive.co.jp/voice/
新たに3地域でローカルビジネスを立ち上げるプロジェクトを始動!
100DIVEはすでに6つの地域で実施していますが、2022年8月より新たに新潟県妙高市・兵庫県新温泉町・滋賀県長浜市の3地域で地域課題を解消するビジネスを立ち上げるスタートアッププログラムを実施します。
<新潟県妙高市>
地域の課題解決に向けて官民連携の様々な取り組みを仕掛け続けている妙高市。妙高市に関わる想いある人を増やし、様々なプロジェクトが生まれるエコシステムの起点となるビジネス創出を目指してゆきます。
https://100dive.co.jp/myoko/
<兵庫県 新温泉町>
海・山・温泉資源などを活用した独自のまちづくりを進めるエリアで、多様な生態系が育まれている豊かな高原資源を基軸とした新しい観光ビジネスづくりを目指してゆきます。
https://100dive.co.jp/shinonsen/
<滋賀県 長浜市>
琵琶湖の源となる豊かな森林資源を活用した企業連携のあり方を探究、新たな収益源となるビジネスモデルの開発を目指してゆきます。
https://100dive.co.jp/nagahama/
無料説明会について:https://forms.gle/uXVZiNwY7Dir9tBj6
課題解決の事業立ち上げを目指す地域を募集
100DIVEでは、課題解決を目指したい地域・団体を公募しているとのこと。
〈テーマの一例〉
・遊休資源を活用した都市部からの関係人口を増やす事業づくり
・地域特性を活かしたワーケーション促進などの企業向け施策開発
・特産品の開発や販路開拓を通じた農業課題の解消
お問い合わせ先:info@100dive.co.jp
文/中山 圭
【Profile / 中山 圭】
東京都立川市出身。広告代理店、出版社2社での広告営業を経て2019年に独立。趣味はルアー釣り、カメラ、音楽(ベース)。学生時代に始めたバス釣りで、2年もの間釣れなかったことから、ルアー釣りにのめり込むことに。ここ数年はバラした70cm以上のGTを追い求めて、南の島遠征を繰り返している。将来の夢は風景写真で入賞を果たすこと。モットーは、“釣果と景色は足で稼ぐべし”。