テンカラとは
毛針を使う日本の伝統的な漁法のことを「テンカラ」といい、ターゲットは川の上流域に潜むイワナやヤマメ、ニジマスとなります。
必要となる道具は、テンカラ用の延べ竿、軽い毛針、飛ばすための太いラインと毛針を水に馴染ませるための細い糸(リーダー)だけと至ってシンプル。
竿の長さは、一般的に、2.4m〜3.9mくらいのものが主にラインナップされており、川幅に合わせて選択します。
ほとんどの竿は振り出し式になっており小さくコンパクトにたためて、場所を取らずリュックなどに納められるため、登山やキャンプついでに楽しむような遊び方も可能。
また、最近では、海外でもテンカラ=シンプルフライフィッシングとして注目を集めており、今や日本発のワールドワイドな釣りとして人気を博しています。
Tiny Ten
今回ご紹介するのは、現在クラウドファンディングで爆売れ中のテンカラロッド「Tiny Ten」。
海外クラウドファンディングサイト KICKSTARTERで2016年に販売され、世界的に大ヒットとなった商品です。
こちらはテンカラをリデザインして、新しい釣り竿として米国から逆輸入した釣り竿で、日本の渓流でもバッチリ使える仕様となっています。
商品の特徴
クラウドファンディングでキャンペーン中のものは2種類あり、「Tiny Ten」は収納時22cm、全長150cm、重さ約42g。「Tiny Ten 2」は収納時33.5cm、全長230cm、重さ約48gと非常にコンパクト。
狭い渓相の多い日本の渓流では重宝する長さで、源流部に近い場所でのピンポイントな釣りにはもってこいの絶妙サイズとなっています。
特に木々で覆われていて、長い竿を振りかざすと毛針が引っかかってしまうような場所はTiny Tenの出番です。
150cmサイズに至っては、収納時のサイズが22cmとスマートフォンより一回り大きいサイズというコンパクトさ。
リュックはもちろん、大きなポケットにも収納できそうですね。
また、釣りにとって竿の重量はとても大切なポイント。餌釣りとは異なり、釣行時には何百回と竿を振るテンカラは非常に疲れやすい釣法となります。
その点、Tiny Tenは超軽量なので、いつもよりも疲れず攻める釣りができるはずです。
2種類の使い分け
全長150cmのTiny Tenは源流一択。それも険しく狭い箇所であればあるほど活躍してくれます。
岩陰に隠れてピンポイントで狙い撃ちするようなシチュエーションでは、きっと大きな成果を上げてくれることでしょう。
一方の全長230cmのTiny Ten 2は源流から上流の小場所での使用がオススメ。
共に竿が短いので、魚に気配を探られないよう低い位置からのキャスティングとなるべく竿と同等以上の長さのラインの使用を心がけてください。
商品概要
素材:コルク(ハンドル)、炭素繊維複合材料(ロッドブランクス)
セット内容:Tiny Ten本体、ロッドキャップ、布製保護バッグ、ハードケース
クラウドファンディング概要
こんな小さな釣り竿、見たことない!1.5メートルにまで伸びるテンカラ竿【Tiny Ten】
クラウドファンディング期間:2022年2月28日まで
一般販売予定価格:Tiny Ten 1 24,800円(税込)
Tiny Ten 2 32,800円(税込)
キャンペーンURL:https://greenfunding.jp/japanstandard/projects/5572
文/中山 圭
【Profile / 中山 圭】
東京都立川市出身。広告代理店、出版社2社での広告営業を経て2019年に独立。趣味はルアー釣り、カメラ、音楽(ベース)。学生時代に始めたバス釣りで、2年もの間釣れなかったことから、ルアー釣りにのめり込むことに。ここ数年はバラした70cm以上のGTを追い求めて、南の島遠征を繰り返している。将来の夢は風景写真で入賞を果たすこと。モットーは、“釣果と景色は足で稼ぐべし”。