1つの鍋で1レシピだけじゃない!
キャンプでの調理って家と違ってやりにくいですね。
それって道具のせい?
やたらと時間がかかってしまいます。
だから家より品数が少なめ・・・なんて結果になりがち。
なんかいい方法ないかなあとアウトドアショップをうろつくも、ギアに魅了されアイデアは思い浮かばず。
そもそも家ではコンロが数口あったうえに電子レンジまであり、さらにはオーブンまである。
かたやキャンプではシングルバーナーを主に使用するワタクシ。
火力が2つ欲しいときにはツーバーナーではなく、いまのところシングルバーナーを2台で対応してます。
そんあ状況じゃあ、敵うわけがないってもんです。
だったらね、火力1台で済む調理法を考えればいいって話ですよ。
それはキャンプだけでなく、家でも火力1台で済む調理法を。
その答えは、1品だけ作るっていう安易な逃げ方じゃないですよ。
火力1台を何回も使って複数品作るって方法でもないですよ。
複数の調理を火力1台で、しかも1度に完結させるんです。
そんな夢のような調理方法や、調理器具があるもんですかね??
身近なところでヒントを発見!
そんな夢のような調理方法をぼんやり考えながらホームセンターを歩いてたら発見しました。
フライパンに仕切りがついていて、同時に3つの炒め物ができるってアイテムを。
もちろん以前から知ってはいましたよ。
でも持ってないし、使ったこともありません。
「これって、本当に便利なのかなあ・・・???」と使っているシーンを思い浮かべたんです。
ホームセンターで売っていたそのフライパンの絵柄には、卵焼きを巻きながら両サイドではソーセージを焼きつつ、付け合せの野菜も炒めてました。
「卵焼き巻くときって、フライパンをけっこう大振りに煽るよなあ・・・。そんときソーセージは飛び出さないもんだろうか???」
ワタクシの技量では、卵焼きを巻くことに集中していたら、とてもほかの食材を気に止めておくことなどできそうにありません。
「これじゃあないな」仕切りのついたフライパンから目をそらしましたが、でもその調理にこそヒントが隠されてるように気がしました。
卵焼き、ソーセージ、付け合せ野菜。
これ、完全にお弁当ですね。
卵焼きは調理前の状態で液体なのだから単独仕切りで作るとして、味付けをしない、もしくは塩コショウ程度で仕上げるソーセージと付け合せ野菜を別々の仕切りで炒める必要があるのだろうか。
そんな疑問もありますが、それは絵柄に採用したレシピの問題。
味が違えば、そんな疑問も吹き飛びます。
「そうだ、3つの仕切りがある場合は、3つの料理が同時にこのフライパンで作れるんだ!」
テクニックがないので調理器具を振りまわさず、静かに調理する方法なら同時進行で、仕切りの数だけレシピを作ることができる。
そんなことを考えながら大きなホームセンターを徘徊していると、2階にセリアがあったんです。
そして、ついに答えを見つけました。
その商品がこちら、「パカッと調理用袋」です!
湯煎料理に使えるポリエチレン袋。
これを使えば鍋に仕切りができたようなもの。
1つの鍋で同時にいくつもの湯煎調理が可能になるのです!
詳細をチェック!
セリアで見つけた「パカッと調理用袋」は、30枚入りで110円。
横25センチ × 縦39センチのポリエチレン製の袋で耐熱温度は100度までOK!
もちろん冷凍使用もマイナス30度までできます。
実用新案登録済みのスグレモノ。
袋の縦が39センチもあるから縛りやすい。
それでいて底の余白部分に「切り込み」があるので開けやすいんです。
こんな風にね、ピリッと切れてくれるんです。
実践調理開始!
一度にいくつもの調理ができる。
じゃあ、そのレシピは・・・。
すぐに思い浮かんだのが、パスタです。
パスタ調理って、まずはパスタを茹でる鍋が必要でしょう。
さらにソース作りのためにも鍋が必要。
パスタは鍋さえ大きければ何人前も茹でられるのに、ソースは1つの鍋で1種類しか作れない。
そんな弱みをもったパスタ調理だからこそ、この「パカッと調理用袋」が活かせるんです。
まずは「パカッと調理用袋」の1枚に人数分の乾燥パスタを入れます。
その袋にパスタがひたひたに隠れるくらいまで水を注ぎます。
茹で上がったらパスタが膨らむことを想定して、袋の空気を抜きます。
そんで、袋の上の方で結びます。
続いて下準備ですが、野沢菜を細かく切ります。
そんで野沢菜を新たに用意した「パカッと調理用袋」の1枚に投入。
続いてソーセージも薄切りに。
薄切りにしたソーセージを、先ほど野沢菜をいれた袋に追加します。
この袋も空気を抜いて、上の方で結びます。
続きまして、また新たに「パカッと調理用袋」を1枚用意。
鶏モモ肉を投入。
そこへ鶏モモ肉と同量のトマト缶を注ぎます。
さらにドライガーリックスライスをパラパラと降りかかけます。
パンチが欲しい方は、ぜひ多めに挑戦してください。
ここで袋の空気を抜いて、上の方で結びます。
さらにまた新しい「パカッと調理用袋」を1枚用意。
ブロックベーコンを入れます。
続いて、バジルペーストを入れます。
ここでまた袋の空気を抜いて、上の方で結びます。
さらにさらに、また新しい「パカッと調理用袋」を1枚用意。
ブロック切りしたサーモンを投入。
そこに生クリームを注ぎます。
こちらの袋も空気を抜いて、上の方で結びます。
これでパスタと4種類のソース、合計5袋が準備できましたね。
あとはこれを湯煎するだけ!
湯煎のポイント!
湯煎用に開発された「パカッと調理用袋」ですが、耐熱温度は100度までです。
熱が直接「パカッと調理用袋」に伝わってしまうとポリエチレン製の袋が溶けてしまい、料理が台無しになってしまいます。
そこで湯煎のポイントですが、鍋肌に直接「パカッと調理用袋」が触れてしまわないようにザルなどを使用する方が安全です。
今回はパスタと4種類のソース、合計5袋を同時に湯煎するのでパスタ鍋がちょうどいいサイズ感。
沸騰したら一気に5袋を投入します。
さすがに5袋を同時投入すると、沸騰していたはずの湯もグッと冷めます。
なので火を弱めることなく、10分加熱し続けます。
10分経ったら「パカッと調理用袋」を湯から引き上げます。
まずはパスタの茹で汁を捨て、中身だけを皿に移します。
続いてソースをパスタに絡めていきます。
「パカッと調理用袋」の底には切り込みがあるので、袋が開けやすく、簡単にソースをかけることができるのです。
これで4つのパスタが同時に完成!
「パカッと調理用袋」を使えば1つの鍋で1度にたくさんできるんですから、キャンプでなく家でも活用できそうですね!
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photo:ULALA
text:アマキン
【PROFILE/アマキン】
本業はクリエイター。アウトドアアクティビティ、DIY、クッキングを得意とすると豪語しながら、すべてはプロフェッショナルには遠く及ばない「素人にしては、まあ上手だな」程度のレベル。それでも「アマチュア界の王様」と名乗る。