ソーセージを手作りすると食が一気に豊かになる!
前回の【レビュー】記事では、SOTOのキッチン香房 ST-125 を使って燻製ソーセージを作りました。
でも実際の話、市販されてるソーセージってすでに燻製されている製品ばっかり。
製品ってことは完成品。
メーカーの開発者たちが必死になって作り上げた作品みたいなもんですよ。
これ以上でも、これ以下でもない。
絶妙な味付け、香り付けをしてるわけです。
そこへさらに燻製器で燻煙まみれにしておいしいわけがない!
メーカーの開発者の前でそんなことしようもんなら怒鳴られますよ。
だから燻製器の記事を制作する際、もっとも気をつけるのは作り手の気持ち。
作り手への敬意を存分に払ってレポートするのです。
燻製器の開発者への敬意も大切だし、食材への敬意も大切です。
だから、すでに燻製されたソーセージを、さらに燻製するようなマネは、ワタクシ絶対にできません。
ということ生ソーセージを使ったわけですが、その生ソーセージをどうやって手に入れたかって話ですよ。
まあ生ソーセージだって売ってるところには売ってるんでしょうけど、ワタクシの場合、手作りしましたよ。
SOTOの ミートミンサー ST-171 と ソーセージメーカーセット ST-173 を使ってね。
そんでね、この【レビュー】記事で商品スペックを書こうと思って、SOTOのホームページで当該製品ページを開いてみたんです。
そしたら驚いたことに、ミートミンサー ST-171 と ソーセージメーカーセット ST-173 の両方が2020年11月をもって製造中止となっていたんです!
在庫を探すなら、今しかない!
メーカーとして、SOTOではもう ミートミンサー ST-171 と ソーセージメーカーセット ST-173 を作っていない。
でも店頭には並んでいる可能性もある。
というのが現状です。
ワタクシ、実際に ミートミンサー ST-171 と ソーセージメーカーセット ST-173 を手に入れ、生ソーセージをつくったのですから、どこかには存在するのです。
ワタクシが手に入れた時には、まだいくつかの在庫が残っていました。
すでに売り切れになっているかもしれないから、どこで手に入れたかは伏せておきます。
楽天やヤフーショッピング、PayPayモールなどのネットショップで探せば在庫を見つけられるかもしれないし、メルカリやラクマ、PayPayフリマなどでのフリーマーケットサイトで新品未使用品を見つけられるかもしれない。
使用済み中古品ならヤフオクで見つかるかもしれない。
でもひとつ言えるのは、製造中止となってから時間が経てば経つほど、入手は困難になること。
そう、手に入れるなら、今しかないわけです。
さて、ミートミンサー ST-171 と ソーセージメーカーセット ST-173 について散々煽りましたが、実際に楽しいアイテムなんですよ。
暇なキャンプ時間にもってこいのアイテム。
キャンプだけではありません。
不要不急の外出を控えてる今、もう家でやることなくなってきてますよね。
こんだけ緊急事態宣言が長く続いてると。
そんなときに具材の仕込みからはじめるソーセージ作りって最高です!
暇つぶしなんてもんじゃなく、あまりに美味しすぎてソーセージ作りを日々生活のルーティーンにしたくなるくらいなんです。
実践調理開始!
それでは10本分の生ソーセージを作ってみたいと思います。
1:粗目のディスクをセットしたミートミンサーに、豚バラ肉ブロックと豚ロース肉ブロック1:1の割合で入れる。
2:肉を挽く際にニンニクも一緒に加え、粗挽き肉を作る。
3:ミートミンサーのディスクを細目にセットし直し、粗挽き肉を入れ、再度挽き直す。
4:2度挽きした肉をボウルに移す。
5:ボウルを二重にし、中間に氷を敷いて冷やしながら挽き肉を練る。
6:挽き肉が滑らかになったら肉をそのまま冷やしつつ休憩させる。その間にハーブを細かく刻む。
7:鳥のヤゲン軟骨を歯ごたえの残る適度な大きさに包丁で切る。
8:ヤゲンとハーブ、スパイスを挽き肉に混ぜ合わせ、さらに練って滑らかな肉ダネを作る。
9:肉ダネが滑らかになったら、ソーセージメーカーへ入れる。
10:腸を水で30分ほど塩抜きしてからソーセージメーカーにセットする。
11:ソーセージメーカーの先端から10センチほど腸を引き出してから、手の加減で太さを調節しながら肉ダネを送り込む。
12:肉ダネを送り込めたら、腸を適当な長さで4、5回転ほどひねって生ソーセージの完成!
この生ソーセージを使ってSOTOのキッチン香房 ST-125 で燻製にしたのが前回のレビュー記事なのです!
【商品スペック】
ミートミンサー ST-171
サイズ:幅130 × 奥行 265 × 高さ220mm
重量:1.05kg
材質:本体・キャップ・ハンドル/BS樹脂(耐熱温度80度)、スクリュー:ポリアセタール(耐熱温度120度)、材料投入口/AS樹脂(耐熱温度70度)、材料押さえ/ポリプロピレン(耐熱温度110度)、ディスク(細目・粗目)・カッター/ステンレス刃物鋼
ソーセージメーカーセット ST-173
サイズ:幅265 × 奥行66 × 高さ90mm(本体のみ)/幅370 × 奥行66 × 高さ90mm(本体に口金を付けた状態)
重量:180g(本体のみ)/200g(本体に口金を付けた状態)
材質:筒部/ABS樹脂(耐熱温度80度)、筒内ノブ先ブッシュ部/EVA樹脂(耐熱温度70度)、シャフト/ステンレススチール、口金(ノズル)/真鍮(ニッケルメッキ)、ブラシ/ナイロン・ステンレススチール
【まとめ】
肉に熱が伝わりにくい手動式。
「プリッ」とした食感のソーセージが作りやすい。
簡単に適量の肉が腸詰めできるハンドル式。
ハンドルを押すと一定量の肉を腸詰めできる。
腸のサイズに合わせて選べる口金が2種類セット。
すでに製造中止になっているアイテム。
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photo:ULALA
text:アマキン
【PROFILE/アマキン】
本業はクリエイター。アウトドアアクティビティ、DIY、クッキングを得意とすると豪語しながら、すべてはプロフェッショナルには遠く及ばない「素人にしては、まあ上手だな」程度のレベル。それでも「アマチュア界の王様」と名乗る。