甘めに見えてスゴク使えるギアです!
今回の【レビュー】に登場するのは、SOTOの小型トーチ、 炙りマスタープチ KC-401WH と 炙りマスタープチ KC-402WH です。
炙りマスタープチ KC-401WH と 炙りマスタープチ KC-402WH のどちらにもオリジナルレシピが付属。
「炙り料理オリジナルレシピ」のタイトルどおり、料理に関する情報だけなのですが、実は 炙りマスタープチ KC-401WH と 炙りマスタープチ KC-402WH のどちらも料理だけで活躍するアイテムじゃないんです。
詳細チェック!
製品名は紛らわしくも「401」と「402」というわずか1字違い!
太さ、つまりスペックで言うところの幅は70mmと一緒なんです!
詳細をこと細かに見ていけばいろいろ違いはあるんですが、目に見えて差が出るのはサイズ感。
とは言っても「401」の長さ90 × 高さ146mmに対して、「402」は長さ100 × 高さ162mm とわずかな差。
横並びにすると「402」の方が若干大きいと感じますかね・・・?
重量は「401」の188gに対して、「402」は202gとちょっと重めなんですが・・・、持ち比べてみても14gの差ってなかなか体感ではわかりにくいものがあります・・・。
知った風な口ぶりで語れば「402は、ちょっとトップヘビーかな」なんて言えなくもないですが、目をつぶった状態で渡されたら正直なところどちらが「402」と当てる自信はありません。
ですが火口径サイズは「401」がφ12mmに対して、「402」はφ20mmと明らかに大きめ。
スペック的には どちらも火炎温度は800℃〜1,300℃ですが、 発熱量は「401」が0.23kW(200kcal/h)に対して、「402」は0.58kW(500kcal/h) とパワフル。
その結果ガス消費量は「401」は0.28g/分に対して、「402」は0.7g/分とちょっと大食い。
ガスの充填量はどちらも約7gなので、「402」はハイパワーな分だけ空腹になるのが早いということですね。
使用燃料に関してですが「401」と「402」のどちらにも経済的なカセットガスの燃料を充填できます。
なので「402」は大食いだからって、心配はいりませんね。
ちなみに、「401」と「402」のどちらにもライター用ガスを充填することも可能です。
操作性も「401」と「402」は、ほぼ一緒。
空気調整レバーはどちらも製品のトップ部に備わり、ここが一番操作性がいいということなんでしょう。
着火操作!
操作性はほぼ一緒ですが、製品の仕様は若干ことなります。
その違いは、ほんと若干。
「401」の点火ボタンは縦長に対して、「402」は丸型。
火口をカバーするように金属が装着されていますが、点火ボタンを押したときにその金属へ指が触れてしまわないように樹脂のカバーがあります。
その形状が若干違うのと「401」は本体と同じホワイトの樹脂製、「402」はアクセントカラーにもなっているスイッチ類と同じグレーの樹脂製です。
では実際に操作してみたいと思います。
まずは本体横にあるホールドつまみを下に下げるところからのスタート。
そして点火ボタンを押せばガスが出て、着火します。
ホールドつまみは点火ボタンを固定する役割を担っています。
つまり不使用時にホールドつまみが上がっていれば、点火ボタンが押されることもなく誤動作を防げるのです。
さらに使用時の話になりますが、ホールドつまみを下げ点火ボタンを押して着火しますが、トーチに火が着いたらホールドつまみを上げることで点火ボタンが押されたまま固定されます。
つまり点火ボタンの指を離しても炎が消えず保持されるので、連続使用したいときもホールドつまみは便利な機能なのです。
点火ボタンの下には火力調節レバーが備わります。
点火ボタンを押したままでも火力調節レバーの操作可能です。
レバーを操作することで火力が変わったことがわかるでしょう。
そしてトップ部には空気調整レバーが備わります。
この空気調整レバーも点火ボタンを押したまま操作可能な絶妙な位置に設置されてるのです。
空気の量を調整することで炎温度が変わります。
「401」と「402」どちらとも、製品名は「炙りマスタープチ」なので、炙り料理専用のトーチのように感じてしまいますが、いろいろなシーンで活躍できるアイテムです。
たとえばアウトドアでは圧電点火式でないバーナーの着火。
焚き火やBBQの炭などの火種への着火。
「401」と「402」どちらとも3分までは連続使用可能なので、DIYでもいろんなシーンで活躍しそう。
パワフルな炎が欲しい方は「402」がオススメ。
「401」は火口径が小さい分だけ極細の集中炎を発することができるので、ピンポイントで狙いたときにはこちらがオススメとなります。
【まとめ】
火炎温度は「401」の「402」どちらも800℃〜1,300℃
ガス充填量も「401」の「402」どちらも約7gと一緒
「401」の「402」どちらにもカセットガスとライター用ガスにより充填が可能。
外形サイズは「401」の長さ90 × 幅70 × 高さ146mmに対して、「402」は長さ100 × 幅70 × 高さ162mm とわずかな差
重量は「401」の188gに対して、「402」は202gとちょっと重め
火口径サイズは「401」がφ12mmに対して、「402」はφ20mmと大きめ
ガス消費量は「401」は0.28g/分に対して、「402」は0.7g/分と大食い
発熱量は「401」が0.23kW(200kcal/h)に対して、「402」は0.58kW(500kcal/h)とハイパワー
【商品スペック】
炙りマスタープチ KC-401WH
外形サイズ:長さ90 × 幅70 × 高さ146mm
重量:188g(本体のみ)
ガス消費量:0.28g/分※SOTO実験室によるデータ
ガス充填量:約7g
発熱量:0.23kW(200kcal/h) ※SOTO実験室によるデータ
火口径:φ12mm
火炎温度:800℃〜1,300℃
点火方式:圧電着火方式
※3分以上の連続使用はしないでください。やけど、器具の破損の原因となります。
炙りマスタープチ KC-402WH
外形サイズ:長さ100 × 幅70 × 高さ162mm
重量:202g(本体のみ)
ガス消費量:0.7g/分※SOTO実験室によるデータ
ガス充填量:約7g
発熱量:0.58kW(500kcal/h) ※SOTO実験室によるデータ
火口径:φ20mm
火炎温度:800℃〜1,300℃
点火方式:圧電着火方式
※3分以上の連続使用はしないでください。やけど、器具の破損の原因となります。
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photo:ULALA
text:アマキン
【PROFILE/アマキン】
本業はクリエイター。アウトドアアクティビティ、DIY、クッキングを得意とすると豪語しながら、すべてはプロフェッショナルには遠く及ばない「素人にしては、まあ上手だな」程度のレベル。それでも「アマチュア界の王様」と名乗る。