100均で人気のミニ鉄板のシーズニング法を詳しく解説
ソロキャンプや、少量のおつまみなど作る際に重宝すると話題の、100均のミニ鉄板はご存知でしょうか？
ダイソーやセリア、キャンドゥなどで販売されていますが、一時は入手困難になったほどの人気の100均キャンプギアです。
ミニ鉄板を快適に使用するには、スキレット同様、使用する前にシーズニングという作業が必要です。
この作業をすることで、使用時の快適性が変わってきますので、ぜひ参考にしてください。
ダイソーのミニ鉄板の概要
多くの100均から鉄板が発売されていますが、今回はダイソーのミニ鉄板のご紹介をします。
ダイソーでは、バーベキュー用ミニ鉄板（リフター付）という製品名で販売されており、販売価格は、110円（税込）です。
小さいサイズながらも、しっかりと鉄板としての役割を果たしてくれるので、コストパフォーマンスのすぐれた商品と言えます。
サイズ／鉄板：8.4×13.2cm、リフター：2.8×10.8cm
中を開けると、もうひとつの袋に入っています。中でリフターが移動しないように、リフターの先が溝にはめてあります。
リフターもちょうど良いサイズ感で、持ち運びにも便利です。
材質はスチールですが、バリなどなく、厚みもあるのでしっかりした作りになっています。
ミニ鉄板には、両サイドに溝があります。リフターの差し込みもしやすく、鉄板がぐらつくことなく移動できます。
シーズニング作業をする
まずは、食器用洗剤をスポンジにつけてミニ鉄板をよく洗います。
水気を拭き取り、ガスコンロなどで火にかけて乾かしたら、火を止めてサラダ油を塗ります。
油はサラダ油以外でも大丈夫です。焼くことで少しニオイが残るので、あまり香りの強くない油がオススメです。
全面にオイルがまわるように、クッキングペーパーなどで作業します。
再び火をつけて表面が乾いたら、火を止めて油を塗り、火をつけて乾かす、という作業を数回繰り返します。
鉄板が小さいため、油を塗る際には、火を止めてから作業をすることで、安全に進めることができます。
全体に油膜が張ったら、鉄板の金属臭を取るために、くず野菜などを入れて炒めます。
野菜が少し焦げてくるまで炒めましょう。
今回は、大根の葉、長ネギの青い部分、生姜の皮、人参の切れ端などを入れました。
玉ねぎの皮も、金属臭を取る効果が高いのでオススメです。
シーズニングが終わったミニ鉄板の状態です。
油の膜が張っているので、肉などをのせて焼いても焦げ付かずに使用することができます。
シーズニング後の保管方法
シーズニングが終わったミニ鉄板は、オイルが付いているのでクッキングペーパーや、新聞紙などで包みます。完全に冷めてから包むようにしてください。
購入した際の包装袋がジッパー付きタイプになっているので、再び袋に戻し入れて保管することができます。
リフターにはシーズニングの油は付いていないので、そのまま収納しても大丈夫です。
ミニ鉄板を料理で使用した後は、サビ防止のために、水気をしっかり乾かしてから保管しましょう。
洗う際に食器用洗剤を使用した場合は、乾かした後、表面に油を塗ってから保管すると良いです。
シーズニングした鉄板で肉を焼いてみる
鉄板を温め、塩、胡椒をした肉をのせます。
表面が白っぽくなってきたら、肉を裏返します。鉄板に焦げ付くことなく、きれいなきつね色の焼き目がつきました。
鉄板で焼いた肉は、均等に火が入りやすいので、カリッとジューシーなおいしさが楽しめます。
肉から余分なアクも出ないので、旨味を肉の中に閉じ込めながら焼くことができます。
鉄板のサイドに立ち上がりがあるので、肉から出た脂も、垂れずに焼き上げることができました。
ミニ鉄板は、ソロキャンプのひとり用ごはんには、ちょうどよいサイズ感です。
ダイソーのミニ鉄板は、ちょっとした肉焼きにとても便利！
少し手間はかかりますが、シーズニングをしたダイソーのミニ鉄板は、食材の焦げ付きを心配せずに作業できるのでおすすめです。
肉を焼いたり、目玉焼きなどを焼いたりする際に、このサイズの鉄板は大活躍します。
BBQの網の上や、固形燃料を使用した調理の際にはちょうどよい鉄板サイズになります。
人気の商品で品薄になっている店舗もあるようですので、見つけた方はぜひチェックしてみてください。
写真・文／さとう あい
【PROFILE／さとう あい】
宮城県仙台市在住の料理家。料理教室の運営や、レシピ提案などのフードコーディネーター業をする傍ら、ライターとしても活動中。やんちゃ盛りの2児の母であり、子どもと海や川、山などアウトドアへ出かけ、休日は自然の中で遊ぶのが日課。
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