人気上昇中の軽キャンのメリット・デメリットを調査!
一般的なキャンピングカーと比較して、手ごろな価格で購入しやすい軽キャンピングカー。
憧れのキャンピングカーライフがリーズナブルに手に入れられると人気です。
ソロキャンパーやカップルキャンパーはもちろん、子どもと一緒に楽しむファミキャン用に購入する方も増えています。
今回は、そんな軽キャンピングカーの種類や特徴、メリット&デメリットを徹底解説!
オススメの車種も合わせて紹介していきます。
軽キャンピングカーの種類と特徴
まず初めに、キャンピングカーの定義を改めて確認しておきましょう。
キャンピングカーとは、室内に寝泊まりできる施設を備えている車のこと。
従来のキャンピングカーは高価で維持費がかかるものがほとんどでしたが、最近ではコスパの良い軽キャンピングカーの人気が高まっています。
そんな軽キャンピングカーは、大きく分けて3つに分類できます。
・軽バンコン
・軽キャブコン
・軽トラコン
軽自動車の中でも、比較的スペースのあるバンタイプをベースにして、室内をキャンピング仕様にしたのが、軽バンコンの特徴。
外から見ただけでは、キャンピングカーとは気づかないような軽バンコンも少なくありません。
軽キャブコンは軽トラックをベースにして、キャンピング仕様の専用パーツを取り付けています。
軽バンコンと比較するとスペースに余裕があり、居住性も高まるでしょう。
軽トラコンは、軽キャブコンと同様に、軽トラックをベースにして作ります。
ベースとなる軽トラックと居室部分を用途に合わせて切り離すことができるため、「日常では軽トラとして、週末には軽キャンパーとして」なんて臨機応変な使い方もできます。
大人2人+子ども2人で使った場合のメリット・デメリット
軽キャンピングカーの種類について知ったところで、次に気になるのが実際の使用感でしょう。
今回は、「子どもがある程度大きくなってきて、キャンプ生活をもっと楽しみたい4人家族(パパ・ママ・子ども2人)」という設定で、軽キャンピングカーを選ぶメリット・デメリットをお伝えします。
4人家族が軽キャンピングカーを選ぶメリット
・コストがかからない
・ママでも安心して運転できる
・狭い道や駐車場で困らない
家族連れで軽キャンピングカーを選ぶメリットは、主にコスト面と取り回しの良さ。
何かとお金がかかる子育て世帯にとっては、いくら”軽”キャンピングカーと言っても、高価な買い物であることに違いありません。
しかし、軽キャンピングカーは乗用車感覚で乗りこなせるので、ふだんの生活にも役立ちます。
軽キャンは、キャンピングカーほどサイズが大きくないので、一般的な駐車場にも問題なく入れます。
マンションやスーパーの駐車場に停められるということで、日常使いにも支障がありません。
4人家族が軽キャンピングカーを選ぶデメリット
一方、4人家族にとってのデメリットは以下の通り。
・家族全員が余裕を持って過ごすのは難しい
・山道や高速道路などで、パワー不足を実感しやすい
・荷物を積み込むスペースが少ない
軽キャンピングカーは車体のベースが軽なので、主に居室空間の狭さがネックになるでしょう。
子ども2人が小学生以下であれば、家族4人でも眠れるかもしれませんが、小学校高学年以上になると狭さを感じる可能性が高いです。
4人が眠れるスペースを確保するためには、規格ギリギリまで拡張した居室空間を乗せた軽キャブコンを選択するか、もしくはポップアップルーフを活用し、ルーフベッドを備えているものを選択することをオススメします。
こうしたタイプであれば、「下の空間に大人2人+上の空間に子ども2人」もしくは「上下それぞれに大人1人+子ども1人」など、分かれての就寝が可能です。
既存のバンタイプを活用した軽バンコンでは、どんなに頑張っても「大人2人+幼い子ども1人」が限界。
せっかく軽キャンピングカーを購入しても、窮屈で居心地が悪い空間では楽しい時間を過ごせません。
軽キャンピングカー購入時には、ある程度不自由しない広さを確保したいものです。
軽キャンピングカーの人気ベース車種3選
キャンピングカーは、ビルダーと呼ばれる業者がベース車をカスタマイズして販売しているケースが多いです。
軽キャンピングカーのデメリットを最小限にするためには、「4人家族でも充分に使える軽キャンピングカー」を選択することが大事になります。
そこで、軽キャンで人気のベース車種3つを紹介します。
ダイハツ/ハイゼットトラック
ダイハツのハイゼットトラックも軽トラです。こちらをベースに作られた軽キャンは、インディアナRVの「インディ727」、TOWA MOTORSの「インディ108」です。
この2モデルは、軽キャンパーのパイオニア的な車種で、売れているモデルなので見たことがある方も多いと思います。
ポップアップルーフを搭載していて、軽トラがベースですが、キャンピングカーらしいフォルムが人気です。
ネーミングが微妙に異なる2車種があるのは、販売店が違うからで、車両の仕様や作りは大きな差はありません。
乗車定員4名で就寝定員4名なので、4人家族にもピッタリの車種ですね。
サイドにキッチン設備を配置した室内は、軽キャンとは思えないほど広々としています。
車両本体価格は270万円台~というのも、うれしいポイントです。
HONDA/N BOX
N BOXは天井が高くて室内空間が広く、パワーもあるため、非常に売れている軽自動車です。
そんなN BOXをベースとしているのがWHITEHOUSEキャンパーの「N BOX キャンパーNeo」です。
その広さは、身長190cmの人が2人並んでもまっすぐ足をのばして寝そべることができるほど!
またポップアップルーフをあげれば、2Fのベッドスペースが出現し、家族4人で眠ることができます。
リアキャリアやサイドオーニングなど、車の外の空間もフル活用することで、軽キャンピングカーならではのデメリットを最小限に抑えられる一台です。
TOYOTA/ピクシストラック
こちらもいわゆる軽トラです。ビクシストラックをベースにして作られた軽キャンピングカーとしては人気ビルダー「MYS ミスティック」のRegistro(レジストロ)があります。
乗車定員は5名で、大人2人用のダイネットソファーベッドと、子ども2人用のバンクベッドを備えています。
広々としたL字型のソファーや、落ち着きを感じさせる室内インテリアが女性にも人気で、価格は350万円台~。
4人家族でも快適に使えるかどうかは、軽キャンピングカーの車種選びが左右します。
今回紹介した情報も参考にして、家族にとって理想の一台を見つけてみてくださいね。
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