鉄板の魅力に迫る!
キャンプ中に、本格的なグリル料理を楽しませてくれるのが鉄板です。キャンパーさんたちの間でも、最近は特に人気が高まっています。
今回は、「鉄板を購入したいけど、特徴や使い方、お手入れ方法がよくわからない」という方向けに、基本情報をお届けします。
売れ筋の鉄板も紹介するので、購入時の参考にしてみてください。
鉄板の魅力とは?
調理道具としては、極めてシンプルな鉄板。SNSを見ると、さまざまなスタイルで楽しんでいる画像が見られます。
なぜこれほどまでに、キャンパーさんたちの人気を集めているのでしょうか?
その理由は以下のとおりです。
・蓄熱性に優れているため、安定した温度でおいしく調理できる
・対応できる料理の幅が、網よりも広い
・直火でも使える
・耐久性が高く、一度購入すればずっと使える
キャンプライフにおける調理器具といえば「網」が一般的ですが、対応できる食材に限りがあります。
たとえば米や麺を、網の上で調理するのは難しいでしょう。鉄板があれば、このような食材も難なく調理可能です。
キャンプ料理の幅を格段に広げてくれるアイテムです。
鉄板で作る人気のキャンプ料理とは?
鉄板を購入すれば、以下のような料理にも挑戦できます。興味が湧いたら、ぜひ前向きに検討してみてください。
・ステーキ
・焼きそば
・チャーハン
・魚のグリル
・ガパオライス
・フレンチトースト
・餃子
鉄板があれば、家と同じような感覚で各種料理に挑戦できるでしょう。もちろんアウトドアならではのアレンジを加えるのもおすすめ。
おしゃれでおいしいキャンプ料理を、鉄板で作ってみませんか?
基本的な使い方とお手入れ方法
一度購入すれば半永久的に使える鉄板ですが、そのためには「基本的な手入れがきちんとできていれば」という条件がつきます。
ここがネックで購入をためらっている方も多いのではないでしょうか? とはいえ鉄板のお手入れ方法は、決して難しいものではありません。
新しく購入した鉄板は、シーズニングを行いましょう。
まず鉄板を十分に加熱し、表面の塗膜を剥がしてください。
その後、中性洗剤で洗い、再度加熱して水分を飛ばしたら油をなじませます。このとき、鉄板の裏に油をなじませるのも忘れないでください。
もし時間に余裕があれば2~3回繰り返すことで、よりしっかりと鉄板をコーティングできるでしょう。
その後、鉄のにおいを除去するために、余分な野菜を焦げるまで焼いていきます。
最後に、余分な油をふき取って作業は完了です。
ふだんの基本的な使い方についてですが、使い終わった鉄板は、洗剤を使わずに洗うようにします。
水だけで汚れが落ちないときには、お湯を沸かして浮かせて落としましょう。
洗剤の使用を極力避けることが、サビ予防のコツとなります。
どうしても洗剤を使いたいときには、使用しても構いませんが、洗浄後には再度油をなじませてコーティングしておきましょう。
気になる鉄板の選び方は?
購入する鉄板を選ぶ際のポイントは以下のとおりです。
・鉄板の形状
・サイズ
キャンプで使う鉄板には、「平ら型」「波型」「深型」の3種類があり、それぞれで得意な料理分野が異なります。
用途に合わせて選択してください。
また鉄板のサイズは、大きすぎても小さすぎても不便です。
大きいもののほうが使い勝手は良いですが、焚き火台やグリルなど、熱源とのバランスをチェックしながら決定する必要があります。
厚みのある鉄板は、温度が冷めにくくキャンプに向いていますが、そのぶん重くなりがちです。無理なく扱える範囲のものを選択しましょう。
必須ではありませんが、鉄板に持ち手がついていると作業がしやすいです。
ぜひこちらについても、選び方のポイントとして注目してみてください。
キャンパーたちに大人気!売れ筋の鉄板3選
キャンプ用の鉄板選びで悩んだら、先輩キャンパーたちの意見を参考にするのがおすすめです。
売れ筋アイテムを3つ紹介します。
極厚鉄板 BM-287/Belmont
厚さ6ミリの極厚鉄板は、安定した温度で肉料理をおいしく仕上げてくれます。
蓄熱効果も高く、冬の屋外でも料理が冷めにくいというメリットも。
独自の加工技術でサビが付きにくく、お手入れしやすいのも魅力のひとつで、初心者にとっても導入しやすい鉄板です。
付属のハンドルはスクレーパーとしても活用可能です。
アイアンソロ ウルトラライト/WOOPs
こちらのアイテムは、アウトドアで利用する目的に特化して作られたもの。
コンパクトサイズの鉄板の厚みは3.2ミリで、その重量は約600グラムです。
持ち運びを前提としたウルトラライト仕様で、荷物が多いときでもサッと詰め込めるでしょう。
取り外しできる取っ手と小型のヘラがセットになっており、小さくても使い勝手は抜群ですよ。
ユニ鉄/UNIFLAME
平ら型と波型、どちらを選ぼうか悩む方におすすめなのが、こちらの鉄板です。
半分ずつ両方を採用することにより、使い勝手抜群なアイテムに仕上がっています。
鉄板のフチには立ち上がりがあり、食べ物の落下を防いでくれます。炎や煙も上がりにくく、快適なグリル料理を楽しめるでしょう。
鉄板の導入でもっとおいしいキャンプ飯を!
キャンプ経験が増えると共に、マンネリ化しがちなキャンプ料理。
思い切って鉄板を導入してみると、より幅広いキャンプ飯を楽しめるようになるでしょう。
「手入れが大変そう」と思いがちな鉄板ですが、基本のお手入れ方法とシーズニングさえ覚えておけば、何も恐れることはありません。
キャンプ用鉄板の導入で、より一層個性的なキャンプ飯を満喫してみてください。