レトロとテクノロジーが絶妙に融合したLEDランタン
“生活の質を向上させる”をモットーに展開するアウトドアブランド、BAREBONES(ベアボーンズ)。LEDライトや調理器具が日本でも人気が高く、新製品は多くのキャンパーが注目している。
今回紹介する2019年に発売されたLEDランタンは、見た目のデザインとLEDタイプという組み合わせが特徴で、発売してから完売が続いている人気商品! 購入することができたので、レビューしていく。
ガラスホヤとエジソンタイプバルブが味を引き立てる
今回紹介するベアボーンズの「レイルロードランタンLED」は、第二次世界大戦前の北米鉄道会社が使用していたとされるランタンをベースにして作られたもの。
ガラスホヤ(ランプを覆うシェード)が割れないように外側に覆ったワイヤーが特徴である。
サイズは直径14.5×高さ24㎝。ハンドルの長さは40cm以上あり、グローブをつけた状態でも持てるようになっている。身長164cmの男性が持っても、地面につくことはない。
本体はスチールでできており、重量は960gとLEDライトの中では比較的重い部類に入る。そのぶん、重厚感がありヴィンテージスタイルにマッチしやすい。
特徴はガラスホヤとランプで、ホヤには気泡を入れてアンティーク調に仕上げている。ただし、一度割れると交換ができないとのことで、扱いには十分気をつけよう。
ランプはエジソンタイプの縦長のバルブを採用し、暖色に光り温かみを感じさせる。明るさは最大200ルーメンで、テーブルや天井を照らす程度ならちょうどいいくらい。
全体的な雰囲気はレトロだが、バッテリーで点灯するLEDタイプの電球を採用しているのが新鮮。開封時はバッテリーと本体は別で用意されており、使う際に本体に入れる。
バッテリーがなくても、本体に直接USBケーブルをつなげば光るのもポイント。USBケーブルはType-Cを採用。
ライトは無段階調光機能を採用し、つまみをひねれば35〜200ルーメンを自由に変えられる。連続点灯時間はもっとも暗いLowパワーで100時間ほど、いちばん明るいHighパワーで3.5時間ほど使える。
置いても吊るしても使える使い勝手の良さにも注目
キャンプにおけるライトの使い方としては、天井やスタンドに引っかけて上から照らすペンダントライト、テーブルの上に載せて食事などに使う卓上ライト、そして行動時に自分の周辺を照らすパーソナルライトの3種類がある。
いずれか2つを兼ね備えるものはあるが、すべてを網羅しているのは意外と見つからない。このレイルロードランタンは、どんな場面でも使用できるように作られているのが魅力。
ハンドルにはゴム部品が付いており、これをランタンハンガーに引っかければ安定して周辺を照らせる。もちろん手で持って運ぶことも可能。
また、太いワイヤーを使ったベースも付いているので、テーブルの上や地面に置いても簡単に倒れる心配もない。ただおしゃれだけではなく、ライトとしての役割もしっかり果たせるので、筆者としては人気が出る理由が理解できるのだ!
なお、バッテリーの設置方法や実際の操作方法などを動画にて紹介しているので、気になったらこちらも合わせて見ていただきたい。
価格は人によって意見が分かれそう
魅力いっぱいの機能を備えているLEDランタンだが、価格は8,800円(+税)。LEDタイプだと5,000円前後が多く販売されているなか、こちらはやや高めになっており、値段を見て躊躇する人がいるかもしれない。
キャンプでも家でも映えるランタンは手に入れておこう
高いデザイン性と使い勝手の良さをもったベアボーンズのランタン。店頭でもオンラインストアでも完売が続いているので、もし見つけたら早めに買ってみてはいかがだろうか。
BAREBONES(ベアボーンズ) レイルロードランタンLED アイテム詳細
価格:8,800円+税
サイズ:約14.5×24㎝
重量:約950g
明るさ:35〜200ルーメン
商品の詳細はこちら
【文/撮影】小川迪裕
【Profile/小川迪裕(オガワミチヒロ)】
フリーランス編集者、ライター。得意ジャンルはキャンプとファッションで、雑誌からWEBまで幅広く寄稿する。最近はタブロイドやイベント冊子の製作、イベントの企画、ブランドPRなどもやる何でも屋に。