意外と少ない「コンビニサイズ」のエコバッグ
レジ袋の有料化が始まってまもなく、さまざまなブランドからエコバッグが続々と発売され、少しの節約を実現すべく持ち歩く人が増えている。
しかし、エコバッグを売っているショップを転々としてわかってきたのが、一般的な大きいサイズはあるものの、少量の買い物に便利な小さいサイズのバッグがないこと。
リサーチするなかで、小さくまとめられて、しかも耐久性も申し分ないコンビニサイズのエコバッグを発見! 実際に購入したのでレビューする。
トートバッグ専門メーカー「ROOTOTE (ルートート)」が提案する可愛らしいエコバッグ
今回紹介するバッグは、「ROOTOTE (ルートート)」という日本のバッグブランドが製造する「ルーショッパー レイジー 12L」(以下、レイジー)というエコバッグ。
サイズは約28×11×55cmで、隣にiPhone SE第2世代を置いてみたが、2個と少々分の高さでそこまで大きくないことがわかる。
ルートートはコスパが高いことでも知られ、こちらも12Lの容量に対して価格は1,800円+税と、それほど高いわけではない。
収納サイズは約8×12cmで、手で握って持ち運べるほど。上部にループとリングが付いているので、カラビナなどでバッグに引っかけて持ち運ぶこともできる。小さいこともあり、重量もわずか約40gととても軽い。
レイジーは、収納するポケットが本体に縫い付けられており、よくある収納袋の紛失がない。また、スナップボタンで留めるタイプなので固定するのもラクちんだ。
ちょっとコツが必要な収納方法
ではここで、デイジーの収納方法について説明しよう。ただ丸めて収納するだけではなく、少しコツが必要なので、参考にしてもらいたい。
本体側面に収納ポケットがあり、袋をたたんでこの中に収納する。
このポケットを外に出した状態で、次に反対側を縦に折りたたんでいく。回数は4回ほど。織りシワが残っているはずなので、それに沿ってたたんでいけば幅は感覚で理解できるだろう。
ここが1つ目のポイント! 縦に4つ折ったら、ポケットを裏返した側のマチ(奥行き)を広げ、折った生地に被せるように山型に折り返す。
他の方法もあるかもしれないが、自分が考えた方法以外だとポケットが隠れてしまい、収納することがさらに難しくなる。
次に、ポケットの幅に合わせるように生地をたたむ。たたむ回数は特にないが、自分が数えたら上部(袋の口がある側)から畳む場合は3〜4回ほど、下部(袋の底側)から畳む場合は2回ほどだった。
ここが2つ目のポイント! 最後のポケットの中に収納する工程に入るが、その際にポケットと畳んだ本体を横に向け、くの字になるようにする。
そしてポケットをつまんで膨らませ、本体を収納していく。収納するときは親指で突っ込むと入りやすい。
収納時間を測ってみたところ、失敗せずにスムーズに進めれば30秒くらいで完了した。
失敗というのが、最後のくの字にしてポケットに収納する際、たまにツルッと指が滑って振り出しに戻ってしまうことがある。
空中でやると失敗しやすいので、テーブルやチェアの上でたたむことをおすすめする。
実際にレイジーを使ってみた
デイジーを買い物で使うとどうか、近くで買い物する際に使ってみた。トートバッグなので、腕を通して使うことに問題なく、高さもあまりないので移動時に脚にバンバン当たることもなかった。
このときは晩酌のものが切れたので、近くのセブン-イレブンでウイスキー、炭酸水、つまみのチーズなどを購入してきた。生地はリップストップタイプで丈夫になっており、ある程度の重量でも破れることはなかった。
腕を伸ばしても袋の底が地面をこすることはなくラクに持ち帰れたことも高いポイント。また、他のトートバッグ(エコバッグ)にありがちな階段でのスレもなく、安心して買い物ができたのはうれしかった。
レジ袋の金額に対して元が取れるかが気になる点
エコバッグを購入する際のポイントは、購入するレジ袋との金額。レジ袋だと1枚3円で、こちらは1,800円+税なので、約600枚の節約をすれば元が取れる計算になる。
耐久性は申し分ないが、1週間に2回のコンビニショッピングをする計算では75か月(6年ほど)もかかる。そのあたりを考慮して検討してみてはいかがだろうか。
コンビニのレジ袋の代わりにルートートのレイジーはいかが?
「大は小を兼ねる」とは言っても、コンビニなどで少量のものしか買わないのに、大きいエコバッグを使うのは少しためらう人もいるはず。小さいエコバッグをお探しの人は、ぜひルートートのレイジーを検討してみてはいかがだろうか。
ROOTOTE (ルートート)「ルーショッパー レイジー 12L」商品概要
価格:1,980円(税込)
使用サイズ(約):28×11×55cmm
収納サイズ(約):80×120cm
重量(約):40g
【文/撮影】小川迪裕
【Profile/小川迪裕(オガワミチヒロ)】
フリーランス編集者、ライター。得意ジャンルはキャンプとファッションで、雑誌からWEBまで幅広く寄稿する。最近はタブロイドやイベント冊子の製作、イベントの企画、ブランドPRなどもやる何でも屋に。