和歌山に新たな道の駅がオープン
2020年7月18日(土)に、和歌山県に新しい道の駅「四季の郷公園 FOOD HUNTER PARK」がオープンしました。
もともと1991年に農業公園として誕生し、和歌山市民の皆様に長年親しまれてきた四季の郷公園が、”Be Wild. 野生を楽しもう。”をコンセプトにリニューアル。
縄文時代の自然との付き合い方にならい、「自然の中で食を学び、穫(狩)り、食べる」持続可能な自然共生型の道の駅を目指しているとのこと。
施設内にはBBQエリアや市場もあり、アウトドア好きが心ゆくまで楽しめる工夫が盛りだくさん!
そんなFOOD HUNTER PARKは、『水の市場』『火の食堂』『炎の囲炉裏』 『木の庭』 『土の農園』と呼ばれる5つのエリアに分かれています。
水の市場
ゆったりとした曲線を描くユニークな形の「水の市場」には、自然と共生する仕掛けがたくさん隠れています。
隣接する池の気化熱を吸い上げ、屋根のウインドカウルへと空気を循環させる自然に優しい空調のほか、雨の日には屋根の雨樋をつたって雨水が描くガーゴイルにも注目。
市場の中では、地元を中心としたメーカーとコラボレーションして作ったグロサリーをはじめ、ここでしか買えないオリジナル商品も販売中。
もちろん、和歌山の四季の幸を愉しめる地元野菜や果物も豊富に取り揃えています。
さらに、アウトドアに役立つグッズや防災食品なども展開しているため、今までの道の駅とは違った楽しみ方が期待できそう。
火の食堂
もともと公園にあった木造の建物の佇まいをいかし、内装をリノベーションした火の食堂。
緑広がる風景が一望できる大きな窓が、開放感のある空間を作り出しています。
食堂の中央には、大木が全体を見守るように建てられた大きなダイニングテーブルがあり、 炊く・焙る・焼くなど、様々な火を感じる料理やドリンクが楽しめます。
また、料理研究家の飯島奈美さん監修のもと、和歌山の素材にこだわった美味しい地元の食材を使った料理はどれも絶品。思い切り和歌山を感じてください。
炎の囲炉裏
アウトドア好きの人におすすめしたいのが、BBQエリア「炎の囲炉裏」。
和歌山を代表するジビエをつかった大きなソーセージや熊野牛の分厚いステーキなどを、薪火で味わうことができます。
10人がゆっくりと過ごせるTIPIが設えられたエリアや、木々の合間にタープをはってゆったりとくつろげるエリアがあり、キャンプ場ばりの設備が整っています。
なお、タープやBBQに関連する備品はすべて現地でレンタルが可能。手ぶらで気軽に遊びにいけるのが嬉しいポイントです。(※食事を注文いただいた場合は無料で貸出)
興味のある人は、薪割の体験にもチャレンジしてみてはいかがでしょう。
木の庭
エントランス広場で出迎えてくれるのは、「石抱きのアコウの木」と呼ばれるシンボルツリー。
沖縄や鹿児島、そしてその周辺諸島では非常に馴染みのあるアコウの木ですが、不思議なことになぜか和歌山にも隔離分布しているんだとか。
「遠い昔、アコウの実を食べた鳥がここまでやってきて、フンと共にタネを落とし、やがて芽吹いて、樹木として成長した」という自然の循環から生まれたであろうこちらの木。
FOOD HUNTER PARKの『Be Wild. 野生を楽しもう。』というテーマにぴったり合致することから、世界で活躍しているプラントハンター西畠清順氏が選定しました。
土の農園
土の農園は、農家の指導のもとで野菜が栽培できる体験農園。
農具や肥料などはバッチリ揃っているので、初めての方でも手ぶらで本格的な野菜づくりに挑戦できます。
これから、年間利用の申し込みも始まるとのことなので、”道の駅で野菜を育てる”というレアな経験をしてみたい方はぜひ申し込んでみてはいかがでしょう。
施設情報
道の駅 四季の郷公園 FOOD HUNTER PARK
〒640-0305 和歌山市明王寺479-1
営業時間:9:00~17:00 年中無休(12月30日〜1月3日休み)
産直棟:073-499-4370
兼用ファックス:073-499-4372
レストラン棟:073-499-4270
阪和自動車道和歌山インターチェンジより、県道岩出海南線、矢田トンネル経由15分
阪和自動車道和歌山南スマートインターチェンジより5分
市内中心部より、県道秋月海南線、県道和歌山橋本線を経由30分
JR和歌山駅より和歌山電鐵伊太祈曽駅下車徒歩約20分 ※伊太祈曽駅からレンタサイクルが便利
公式サイトURL
https://fh-park.jp