そろそろ桜が気になり始める季節
冬真っただなかの現在、スキーやスノーボード、雪山登山やアイスクライミングなどを楽しんでいるアウトドアファンの人も多いはず。
そんな冬のアクティビティを満喫したあとは、暖かな春がやってきます。そこで気になるのが、春の訪れを告げる桜の開花時期!
2020年、桜はいつ咲くのでしょう。まだ寒いですが、これを読んで気持ちだけでも春を味わってください。
2020年は全国的に早く開花する?
2020年1月9日、日本気象株式会社が、北海道から鹿児島までの約1,000か所の桜の名所及び各都市のソメイヨシノの開花日・満開日の予想を発表しました。
それによると、今シーズンは、春先の高温の影響により、全国的に早い開花となるところが多い見込みとのこと。
日本全国で、今年いちばん初めに桜が開花し始めるのが、東京と高知。予想では、3月19日とのこと。続いて、九州地方や東海地方でも徐々に開花し始める予想となっています。
今シーズンは全国的に暖冬であると言われていますが、春も同様に暖かく、暖春の傾向があるとのこと。
桜の開花日は、暖春の影響を大きく受けるため、全国的に平年よりは早めの開花となるとの予報です。
開花時期
北海道地方:平年並み
東北地方:平年並みか平年より早い
関東・甲信越地方:平年より早いか平年よりかなり早い
北陸地方:平年より早い
東海地方:平年より早い
近畿地方:平年並みか平年より早い
中国地方:平年より早い
四国地方:平年並みか平年より早い
九州地方:平年並みか平年より早い
東京の近年の開花傾向
東京では平年より7日早い開花となり、27日頃に満開を迎える予想。入学式シーズンには、まだ桜が残っていそうですね。
ちなみに、東京では2013年以降、平年より早い開花が続いています。これは近年の東京都心部の気温が、ソメイヨシノが早く開花するために最適な状況になっているためなんだとか。
ソメイヨシノが早く開花するためには、秋から冬にかけて適度な寒さ(0~10度程度)と、春先の気温の上昇(高ければ高いほど良い)の2つが必要となりますが、近年の東京都心部では、この2つがうまく両立している状況が続いているとのことです。
桜開花予想サービス
もっと詳しく桜の開花予報を知りたい方は、アプリを利用してみるのもオススメ。お花見の計画にも、かなり役立ちそうです。
お天気ナビゲータ 桜ナビ
「お天気ナビゲータ」は天気・防災情報専門のウェブサイト。
桜情報をお伝えするコーナー「桜ナビ」では、全国約1,000か所の開花・満開予想日のほか、日本気象独自で開発した開花までの過程がわかる「開花メーター」や「お花見ベスト週末」などを期間中掲載。
桜ナビ:https://s.n-kishou.co.jp/w/sp/sakura/sakura_top.html
アプリ「桜のきもち」
「桜のきもち」は、3か国語(日・英・中)に対応した、全国の開花・満開予想日や、桜の生長状態(開花メーター)がわかる、お花見を楽しむためのアプリ。
2019年は台湾、シンガポールなど5ヶ国のApp Storeでランキング1位を獲得。 ※旅行カテゴリ(有料)。日本気象株式会社調べ。
文/中山 圭
【Profile / 中山 圭】
東京都立川市出身。広告代理店、出版社2社での広告営業を経て2019年に独立。趣味はルアー釣り、カメラ、音楽(ベース)。学生時代に始めたバス釣りで、2年もの間釣れなかったことから、ルアー釣りにのめり込むことに。ここ数年はバラした70cm以上のGTを追い求めて、南の島遠征を繰り返している。将来の夢は風景写真で入賞を果たすこと。モットーは、“釣果と景色は足で稼ぐべし”。