星の数ほどある車載ホルダー。どれを選ぶか迷う!
クルマのナビにスマホを使う人も増えている昨今、スマホを見やすい位置に固定するなら、車載ホルダーがとても便利。
しかし、今ではドリンクホルダーに挿すタイプから吸盤で固定するタイプ、エアコンに固定するタイプなど、さまざまなものが販売されており、どれを選べばいいか困る人もいるだろう。
筆者も古いカーナビに嫌気がさし、最近はスマホのGoogleマップを使うようになった。
「スマホの車載ホルダーがあると便利だな……」と思っていたちょうどそのとき、Amazonで見つけたのがこの「VANMASS(ヴァンマス)」というブランドのアイテム。実際に購入したので、インプレしてみることにした。
VANMASS(ヴァンマス)とはどんなメーカーなのか
あまり耳馴染みのない「VANMASS」。
筆者も知らなかったので調べてみたところ、2015年に中国で誕生したガジェット機器ブランドらしい。カー用品からスマホ周辺機器、パソコン周辺機器などを開発・販売しており、「スタイリッシュ&ハイエンドブランド」をテーマにエレガントに感じられるアイテムを輩出。
テーマを実現するために、ファッションやマーケットのトレンドリサーチを怠らず続け、時代にあったものをスピーディに提案しているそうだ。
まずはVANMASSの車載ホルダーをエアコンに接続してみた
今回購入したのは、こちらの「Gravity car mount」。とてもコンパクトなサイズ感で、手のひらに収まるほど。購入価格はこれで1,499円(税込)と、とてもお手頃だ。
最近はQi(チー、ワイヤレス給電)タイプのものが増えているが、筆者はiPhone7でQi非対応のもののため、とりあえずこちらの固定だけできるタイプを選んだ。
固定方法とても簡単で、下記の4工程だ。
1:グリップの反対にあるボールジョイントに固定部品を通す
2:ある程度本体が動かなくなるまで、固定部品を巻く
3:通気口にグリップを差し込み、ネジを巻いて固定
4:ボールジョイントの固定部品をゆるめ、本体の向きを整えたら再び固定部品を巻いて固定
図式の説明書があるので、それを見ればすぐに理解できる。
これで固定が完了。思ったより安定感があり、固定した角度をしっかりと保持しているので、Googleマップの見心地も良好。まずは購入して良かった。
ボールジョイントのおかげで360度回転でき、横向きに固定することもできる。
エアコン固定タイプを選んだ理由をまとめると、ドリンクホルダーに差し込むタイプは、安定感はいいかもしれないが、ドリンクを置けなくなるというデメリットがあるため論外。
吸盤固定タイプは、吸盤をつけるためのシールをクルマに張る必要があり、粘着面がべったりつくのがイヤだったので断念。
ということで、消去法的に残ったのがエアコン固定タイプだったのだ。
使ってみてわかったVANMASSの魅力
VANMASS製品の魅力は3つある。
1つ目は、エアコンの向きが変わっても、本体が動かないように固定する部品がついていること。
赤丸がついている部品がそれで、スマホの重さでエアコンがすぐに動くことを懸念していたが、これのおかげで心配することがなくなった。
2つ目は、スマホを台座に置くと(下の写真内①の矢印参照)、両サイドのアームが中央に寄って(下の写真内②の矢印参照)スマホをしっかりつかむこと。
これを同ブランドは「重力連動原理」と呼んでおり、手動でアームを開いたりボタンを押してアームを閉じたりする他社の製品とは異なり、置くだけで自動的に閉まるのはとてもラクちん。
アームにはゴムが付いていて、ここでスマホが動かないように固定できる。幅もある程度広く、ケース付きのiPhone7も問題なく装着できた。
Amazonのページによると、厚みは11mm以内であれば使えるとのこと。新作のiPhoneなども使えそうだ。
そして3つ目は、エアコンの空気が吹いても左右に分散する「散熱ベース」という構造を採用していること。
本体はアルミ合金を使っているため、熱風が吹いても壊れる心配はない。
購入してまだ1ヶ月くらいだが、まだ欠点と言えるところは出てきていない。強いていうなら、車載ホルダーを設置しているところがドア側のため、たまに膝でぶつけてしまうところくらいだろうか。
いずれにせよ、値段とクオリティを考えると想像以上にいい買い物だったと思える。スマホの車載ホルダーをお探しの人は購入を検討してみてはいかがだろうか。
VANMASS「Gravity car mount」アイテム詳細
価格(Amazon表記価格):1,499円(税込)※12月上旬時点
重量(約):68g
対応機種(約):幅63〜88mm、厚さ11mm(ケース含む)
VANMASSの公式ホームページはこちら
撮影・文/小川迪裕(オガワミチヒロ)
【Profile/小川迪裕(オガワミチヒロ)】
フリーランス編集者、ライター。得意ジャンルはキャンプとファッションで、雑誌からWEBまで幅広く寄稿する。最近はタブロイドやイベント冊子の製作、イベントの企画、ブランドPRなどもやる何でも屋に。