九州の楽園・五島列島とは
九州の最西端、長崎市から約100キロの場所に位置し、大小約約150の島々からなる五島列島。ほぼ全域が西海国立公園に指定されており、九州屈指の豊かな自然景観を有しています。
キャンプはもちろんのこと、SUPやカヌー、堤防でも簡単に高級魚が狙える釣りなどのアクティビティが楽しめると評判で、観光客は着実に増加中。また、島々には多くのカトリック教会が点在しており、2018年には「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」として世界遺産に登録されました。
五島市の考える「地方創生」「働き方改革」とは
観光地として栄える一方、五島列島では、人口の減少が大きな問題となっています。
五島市だけでも年間約1400人が転出しており、少子高齢化が急激に進む日本有数の「課題先進地域」にも制定されるなど、事態はかなり深刻な様子。
そこで五島市では、2019年5月に都心近郊から来島したビジネスパーソン約50名に対し、市内のホテル、私設図書館、カフェ等をコワーキングスペースやコミュニティスペースとして開放するなどして、リモートワークの実証実験を試みました。
その結果を踏まえ、「閑散期をなんとかしたい!」を第1回の地域課題とし、リモートワークに留まらない「地域課題解決型ワーケーション企画」が開催決定!
五島ワーケーション・チャレンジ 2020 winter
地域課題解決型リモートワーク・プロジェクト「五島ワーケーション・チャレンジ 2020 winter」は、五島列島最大の島・福江島を舞台に、2020年1月16日(木)〜2月16日(日)までの1ヶ月間開催されます。
横浜市と同じくらいの面積に人口34,000人が暮らす福江島は、五島列島の中でも比較的アクセスしやすい五島列島の中心地。
観光業が閑散期となる1〜2月の真冬の五島で、離島の社会課題と向き合うとともに、ビジネスパーソンの視点で“五島の魅力”を再発掘する機会の創出を目指します。
参加者は「ワーク&バケーション」×「地元交流」をコンセプトに、福江島の市街地にある「セレンディップ ホテル ゴトウ」をはじめとした、高速Wi-Fiやオフィス機器が完備されたワークスペースで仕事をしながら、市民と交流できるイベントに参加します。
島の人たちのあたたかさと自然に触れながら、ビジネスパーソン自身である参加者自身が、自主的に市民に対して「ミニ勉強会」を開くなど、力を合わせて地域課題の解決に取り組んでいくなんて、とても素敵な試みですね。
いつか自然豊かな五島市に移住してみたいという人はもちろんのこと、五島市の魅力を知りたい、地方創生のお手伝いをしてみたい…そんな方は、ぜひ参加してみてはいかがでしょう?
【五島列島の関連記事はこちら】
長崎・五島列島移住/事故をきっかけに福岡から福江島へ vol.1
長崎・五島列島移住/仕事はアウトドアガイドにタコス販売、冬は日本酒造り vol.2
長崎・五島列島移住/地域とかかわるうえで正義の押しつけはNG vol.3
長崎・五島列島移住/僕らがやることに初年度があったっていいやん vol.4
開催概要五島ワーケーション・チャレンジ 2020 winter
・公式サイト:https://www.city.goto.nagasaki.jp/workationchallenge/2020winter/
・募集開始:2019年11月5日(火)〜2019年11月24日(日)
・開催期間:2020年1月16日(木)〜2020年2月16日(日)
(※1名の滞在期間:3泊4日以上9泊10日以内)
・参加人数:50名予定
・開催場所:長崎県 五島列島 福江島
滞在場所:SERENDIP HOTEL GOTO(セレンディップ ホテル ゴトウ)
https://serendiphotelgoto.jp
・主催:五島市
・企画運営:一般社団法人 みつめる旅
・協賛(50音順)※11月5日現在
イワタニ・プリムス株式会社、株式会社 NTT ドコモ、Slack Japan 株式会社
・後援:長崎県 ※11月5日現在
問い合わせ先
五島市地域振興部地域協働課 移住定住促進係
TEL:0959-76-3070(直通)
FAX:0959-74-1994(代表)
e-mail:ui-turn@city.goto.nagasaki.jp
文/中山 圭
【Profile / 中山 圭】
東京都立川市出身。広告代理店、出版社2社での広告営業を経て2019年に独立。趣味はルアー釣り、カメラ、音楽(ベース)。学生時代に始めたバス釣りで、2年もの間釣れなかったことから、ルアー釣りにのめり込むことに。ここ数年はバラした70cm以上のGTを追い求めて、南の島遠征を繰り返している。将来の夢は風景写真で入賞を果たすこと。モットーは、“釣果と景色は足で稼ぐべし”。