子どもと一緒のはじめてのキャンプ。大人同士ならともかく、子連れキャンプで何を準備すればいいか分からない人もいるのではないでしょうか?
キャンプで必要なものも当然異なります。はじめての子連れキャンプに必要な物をチェックしておきましょう。
基本のキャンプ用品
まず、子どもがいるかいないか関係なく、キャンプで必要なものです。テント、タープ、シート、ランタン、テーブル、チェア、寝袋、マット、クーラーボックスは用意しましょう。
テントを立てるために必要なペグやハンマー、自在付きロープなども必要です。料理に関連する、バーベキューコンロ、カセットコンロ、ジャグ、ウォータータンクもあると便利です。
熱中症対策や衛生対策に万全を
帽子とリュックサックも必要です。
帽子は熱中症対策や頭部の保護などに、リュックサックは子どもがすぐ使うものやおもちゃを入れることもできます。後方へ転んだときのクッション代わりにもなり重宝します。
自然豊かな場所でのキャンプですから、森や林の中、水辺など涼しい場所もあるかもしれませんが、油断してはいけません。
子どもの年齢によっては、衛生用品を準備しておいたほうが安心です。虫よけスプレーやクリーム、虫刺され薬やばんそうこう、消毒液や、胃腸薬などを持っていきましょう。おむつやおしりふきなども忘れずに。
ボールやラジコンなど外で遊べるおもちゃも用意
子どもの遊び道具を持っていきましょう。遊び道具があるかないかでは、キャンプの楽しさが違ってきます。
ボールやバドミントンは定番ですが、ラジコンもおすすめです。ただし、ラジコンが禁止となっているキャンプ場もありますので、事前に使用可能かチェックしておきましょう。
ハンモックも人気のアイテムです。大人が寝転ぶだけではなく、子ども同士で一緒に寝転んでいる光景は和みます。
自然で遊ぶことを想定するなら、虫取り網やかご、小魚などを入れるミニ水槽などを持っていくとよいでしょう。水場があるなら、水鉄砲やシャボン玉なども楽しめます。
ケガや事故対策を万全に
1.テントを基準にしてトイレや炊事場までの距離をチェック
小学生低学年以下など子どもがまだ幼い場合、テントから、トイレ、炊事場までの距離もチェックしておきましょう。
キャンプは、便利で快適な暮らしが当たり前の現代人が、「不便さ」を楽しむという側面もありますが、子どもに過度な負担がかからないか、危険性がないかどうか、確認する必要があります。
テントからトイレが遠かったりすると暗くなったりしたときに心配です。炊事場が離れていると、大人が目を離してしまうことが多くなり安全性の面でもリスクがあります。
そのためキャンプ場の地図をチェックして、テントと炊事場やトイレなどの距離感を確認しておきましょう。
2.キャンプ場周辺の病院をチェック認
自然豊かな場所は、楽しさがあるぶん、リスクのことも頭にいれておきましょう。虫に刺された、石段でつまずいて転んだり、バーベキュー中にヤケドをしたりとさまざまなトラブルが起きることも予想されます。
消毒液やばんそうこう、包帯などを用意しておくのはもちろん、キャンプ場に近い病院も検索してチェックしておきましょう。病院の電話番号などをスマホなどでメモしておくことも大切です。
すぐに受診できるよう、念のために子どもの保険証も持参してください。
3.子連れキャンプは無理をさせないことが大事
子連れキャンプ初心者で失敗することが多いのは、キャンプ慣れしているパパやママが行きたいからといって、乳児や幼児を遠方のキャンプ場へ行くことです。
大人ならキャンプ場までの移動も苦になりませんが、幼い子どもはそれだけで体力を奪われます。また、パパやママも移動だけで疲れると、テントを張ったり、料理をしたりする際にイライラしてしまうかもしれません。
パパとママがケンカばかりになると、子どもは2度とキャンプへ行きたいと思わなくなるでしょう。そのため、子連れのキャンプは無理をせず、近場から始めたほうが無難です。
子連れキャンプを盛り上げるポイント
1.安全性をまずはチェック
不安があると、キャンプも十分に楽しむことができません。危険な場所はないかどうかチェックしてみてください。
キャンプ場を決める場合、地図などでチェックしているかもしれませんが、細かい部分は現地にたどり着いてから見て回りましょう。
危険箇所があるなら、きちんと子どもに伝え、行きたい場合は、大人と必ず一緒に行くという約束をしてください。
2.雨の日でも楽しめる方法を考えておきましょう
雨が降ればテント中心になります。子どもがやることと言えば、ゲームやスマホをいじるだけになってしまうでしょう。
それでは、せっかくのテントも盛り上がりません。そのため、雨が降ったときのことを想定したおもちゃを持っていくことをおすすめします。
例えば、カードゲームは定番です。トランプ、UNOなどを用意しておくと楽しめるでしょう。ポータブルボードゲームもおすすめです。オセロ、将棋なども気軽に遊べます。
3.晴れなら夜空やキャンプファイアや花火もおすすめ
キャンプ場の多くは周りに光がないため、夜空いっぱいの星を見ることができます。星座図鑑を持っていき、親子一緒に星座当てゲームをするのもよいでしょう。
たき火や、火が使えるなら、キャンプファイヤーや花火などを楽しむことができます。その場合、子どもへのヤケド対策だったり、火事にならないように安全面への配慮はきちんと行いましょう。
子連れキャンプを楽しい思い出に!準備万端なら失敗なし!
子連れキャンプを成功させたいなら、しっかりとした準備が必要です。
一番に考えておきたいのは安全面です。周辺の病院、消毒液やばんそうこうなどのケガ対策、キャンプ場での安全面を大人が確認する必要があります。
また、天候に関係なく楽しめるおもちゃ類を持っていきましょう。そうすることで、子連れキャンプを心から楽しむことができるはずです。