今季話題のクーラーボックスをレビュー!
キャンプの必需品といえば、テントに寝袋、マットやクーラーボックスも忘れちゃいけません。なかでもクーラーボックスは食材や飲み物の保冷に大活躍のギア。とりわけ、これから暑くなる夏の時期は非常に重要です。しかし、様々なメーカーから販売されているので、どれを選べばいいのか迷ってしまいます。
そこで今回はOtterBox(オッターボックス)のクーラーボックスを紹介。体験会に参加して、性能や使い心地を取材してきました。
オッターボックスってどのようなメーカーなの?
同社は1998年にアウトドア向け防水ボックスを製造する企業としてスタート。その後にiPhoneやAndroid向けのケースを製造し、高い防水性や耐衝撃性からスマホケースのカテゴリーで米国No.1の人気を獲得しています。
近年オッターボックスはその技術を活かし、アウトドアギアの製造にも着手。クーラーボックスやドライケースなど、ラインナップの幅を広げています。
オッターボックスがリリースしているアウトドアギアは以下の5種類。
・キャンプの必需品「ハードクーラー」
・オッターボックス のルーツ「ドライボックス」
・柔らかい素材を使用した背負って運べる「ソフトクーラー」
・真空二重構造で保温性が高い「タンブラー」
・完全防水仕様で水に浮く「ドライバッグ」
「ソフトクーラー」と「タンブラー」は別記事でご紹介しましたので、この記事では「ハードクーラー」と「ドライボックス」をレビューします。
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最大で氷を16日間保冷可能、堅牢なハードクーラー
まずはハードクーラーのスペックから。容量は25クォート(24L)、45クォート(43L)、65クォート(61.5L)の3種類。カラーはホワイトとグリーンの2色をリリースしています。
特筆したいのは保冷性能で、約5cmのポリウレタン断熱材を使用し、25クォートで氷を最大10日間、65クォートでは16日間氷を保冷可能です。外装にはポリカーボネートを使用していて、堅牢性もバツグン。
拡張性も特徴のひとつで、砂地や草地で運びやすくなる荷車の「キャスター」や、調理時にまな板などを置ける「サイドテーブル」など、9種類のアクセサリーが用意されています。
重量は最小の25クォートで7.8kg、最大の65クォートで15.1kgと少々重めの設計です。食材や氷を入れれば相応の重さになるので、オートキャンプ用の設計ということでしょうか。
フタにはパッキンを装備。造りがしっかりとしているので、運搬時に激しく揺れる車内でも水漏れの心配はなさそうです。
そのフタを固定するラッチは操作がしやすく、軽い締め心地なので、力に自信がない人でも開閉は簡単である印象です。
底部は滑り止めのゴム加工が施され、排水口を備えているので水抜きも簡単。内部の底は少し傾斜しているので、スムーズに排水が可能です。このあたりの細かい配慮がうれしいですね。
価格は25クォートが47,800円、45クォートが59,800円、65クォートが69,800円(共に小売価格)。保冷性と堅牢性を考えると妥当な値段ではないでしょうか。
水遊びのよい相棒、水に浮くドライケース
続いて、オッターボックスのルーツとなる製品、ドライケースもレビューしてみます。
ドライケースは完全防水設計で水面にも浮く仕様。体験会ではiPhone SEを入れて湖面に浮かせてみましたが、沈まず、浸水もしませんでした。重量も軽く、持ち運びにも便利なので、川や海で遊ぶ際に重宝しそうです。
カメラや財布、スマホなど水没させたくないものは意外と多いはず。このケースに忍ばせておけば安心してウォーターアクティビティを楽しめそうですね。
これから夏を迎え、バーベキューや水遊びの機会が増えていきます。クーラーボックスやドライボックスが大活躍する時期なので、発売したら試してみてくださいね!
商品詳細はこちら
https://www.otterbox.asia/ja-jp/home
取材・文/鈴木雅矩(スズキガク)
【PROFILE】
日本大学芸術学部を卒業後、