葉山真名瀬漁港はこんなところ
葉山御用邸のお膝元、真名瀬(しんなせ)漁港は高級別荘地に存在する小さな漁港。
鎌倉や三浦といった大きな街に挟まれ、葉山で水揚げされた水産物のほとんどは、そちらの大きな魚市場へ届けられるため、葉山産を葉山で手にできるのは貴重なのです。
葉山の獲れたて魚がずらりと並ぶ真名瀬漁港朝市(毎月第2土曜日開催)
その貴重な葉山産の水産物を購入できる機会が、毎月第2土曜日の朝8時から10時まで開催される葉山真名瀬漁港朝市なのです。
葉山真名瀬漁港の朝市は漁業組合員のみなさんによって開催されます。約3年前からはじまった朝市は、月を追うごとに来場客も増え、いまでは人気の催しとなりました。
朝市開催の裏の立役者となったのが漁業組合員の一員でもある畠山晶さん。
地元で開催される朝市は、葉山で漁師を営む畠山さんの夢だったのです。
「獲れたて」にこだわった漁師の朝市
朝市の特徴は「獲れたて」です。だから悪天候が続き、漁に出られない日が重なると、朝市に並ぶ新鮮食材も減少します。それは水産物に限ったことではありません。
朝市には採れたて野菜も並ぶので、天候不順により思うように育たなかった場合には、それらも減るのです。
天候が悪くともスーパーマーケットへ行けば、食材がかならず手に入る。普段、あまりにも便利な生活に慣れ過ぎていますが、本来、人はもっと自然と密着したところに生活の基盤があるはずです。
葉山名物に出会える朝市
朝市へ行けば、季節によって収穫できるものは違うという当たり前のことも、あらためて気づかされるのです。
そして、笑顔で迎えてくれる農業や水産業に携わる人への感謝の念も芽生えます。
葉山はタコが名産品であるということも、この朝市ではじめて知りました。
山に囲まれ、海岸線まで緑がせり出してくる葉山。地下水は自然からの恵みであるミネラルを多く含み、それらが流れ出す海は透明度も高く、良質な水産物に恵まれるとのこと。
緑が多く、空気も澄んでいる。相模湾沿岸は、晴天率も高く、干物作りにも最適なエリアです。もちろんアジは葉山の特産物でもあります。
葉山真名瀬朝市へのアクセス
直近の葉山真名瀬漁港の朝市は、10月8日(土)です。
公共交通機関は JR逗子駅よりバスに乗り、裕次郎灯台の見える「真名瀬」にて下車。
クルマでお越しの場合は、神奈川県三浦郡葉山町一色2516−1「真名瀬駐車場」の利用が便利です。
photo:ULALA
text:アマキン
【PROFILE/アマキン】
本業はクリエイター。アウトドアアクティビティ、DIY、クッキングを得意とすると豪語しながら、すべてはプロフェッショナルには遠く及ばない「素人にしては、まあ上手だな」程度のレベル。
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