クラシカルなキャンプサイトに、確実に華を添えているのがジープラングラーです。本格的クロスカントリーカーとしての登場は1987年だそう。およそ40年前のデザインということになりますが、第二次世界大戦で活躍したジープが原型となると、1941年の誕生となります。となると、クラシックカーとも呼べるデザイン。伝統的なスタイリングは脈々と受け継がれ、機能は最新鋭。愛らしいルックスですが、とても古臭くは感じさせません。デザインの妙ですね。
同じくコールマンの200Aランタンも初代は1951年に登場。シングルマントルのランタン、インスタント・ライトシリーズの登場はもっと古く、1932年になりますが、現在販売されている286Aと、デザインや基本構造に大きな変化はありません。
こうなってくるとデザインが古い新しいではなく、用の美ですよね。
イグルーのメタルジャグ3ガロンも同じく、時を超えた用の美。革と木で構成されたシンプルなスツールとよく合います。
キャンプ道具を詰め込んできたボックスもプラスチック製ではなく、木製。使えば使うほど味が出てきて、キャンプサイトをクラシカルに演出してくれそうです。
薪を運ぶバッグは、とらさんのジープ仲間であるF-15さんも愛用のフィルソン ログキャリー。
とらさんのログキャリーはまだ新品といった感じなので、これから使い込んで、ぐっと渋い味を出していくのでしょう。
この日は天気が不順で、雨が降ったりやんだりを繰り返してたのですが、レインブーツはエンジのドクターマーチンの8ホール。このブーツもクラシカルではありますが、普遍のデザイン。
キャンプの長靴まで、オシャレに気を配ってるところに脱帽です!
そしてキャンプサイトを遠目から傍観すると、決してクラシカルなアイテムで埋め尽くされてるわけでもないので不思議です。
photo:ULALA
text:アマキン
【PROFILE/アマキン】
本業はクリエイター。アウトドアアクティビティ、DIY、クッキングを得意とすると豪語しながら、すべてはプロフェッショナルには遠く及ばない「素人にしては、まあ上手だな」程度のレベル。