冬季五輪で話題のスポーツを体験できる施設を紹介!
先日、大興奮のうちに幕を閉じた、第23回冬季オリンピック競技平昌(ピョンチャン)大会。日本は史上最多の13個のメダルを獲得し、これまでにないくらい盛り上がった人も多いはず。
そして、あんな健闘を見せつけられたら、今度は自分がやってみたくなるのが人間ですよね(笑)。そこで、今回は日本国内にいながら冬季オリンピック種目を体験できるスポットをご紹介! そろそろ迫ってくる春休み、子どもと行く計画に参考にしてもいいかもしれませんね。
1.カーリング
カーリング女子の日本代表が、熱戦の末に銅メダルを獲得するだけでなく、選手の話す北海道弁「そだねー」や、もぐもぐタイムで選手が食べる「おやつ」が話題となるなど、今大会もっとも注目されたとも言えるカーリング。やはり「やってみたい!」という人も多いようで、体験教室は満員御礼のところも。日本カーリング協会によると、専用シートは全国に11カ所しかないんだとか。今回は本格的な設備の整った専用施設からご紹介!
【長野】軽井沢アイスパーク
軽井沢風越公園内にある、国内最大級の通年型の施設。テニスコートやフットサルコートなどと併設されたとても広い公園です。カーリングホールは国内の主要大会や国際レベルの大会が開催可能、ということでかなり本格的。
公式な大会だけでなくカーリング初心者の方向けの体験レッスンやカーリング愛好者向けの大会も開催されます。館内にある「ふれあいホール」は隣接のスケートリンクとカーリングが観戦できる快適な空間となっています。そこでは選手が練習している様子も見られ、“生カーリング”だけでも楽しめそうですね!
軽井沢アイスパーク 詳細
住所:〒389-0113 長野県北佐久郡軽井沢町大字発地1154-1
TEL:0267-48-5555
アクセス:軽井沢風越公園
JR軽井沢駅より車で15分
しなの鉄道中軽井沢駅より車で10分
上信越自動車道・碓氷軽井沢ICより11km
国道18号バイパス塩沢交差点より1km
営業時間:9:00~22:00まで
休館日:12/31、1/1
ホームページ:http://kazakoshi-park.jp/ice-park/
2.スキージャンプ
大迫力のスキージャンプ。高梨選手が日本女子初の金メダルを獲得したことで話題となりました。空を飛んでいるかのような大ジャンプ、1度は体験してみたいですよね。ただ初心者がやってみるには難しそう……。ですが、疑似体験ができる場所があるんです!
【札幌】オリンピックミュージアム
札幌オリンピックミュージアムは、オリンピックやパラリンピックの歴史と感動を身近に体感できる施設として、またウィンタースポーツの普及と発展を目的に開設されました。館内は、オリンピック成り立ちの歴史や精神を伝える数々の展示、選手たちの偉業を称えるコーナーのほか、冬季オリンピック札幌大会により設立された遺産を今に伝える展示など、身体も頭も使って楽しめる施設です。
そのなかでも、「スキージャンプ大倉山」は、スキージャンプ選手の視点を体感できるシミュレーター。迫力ある大型映像スクリーンの前に立ってラージヒルジャンプの疑似体験ができます。実際にジャンプの踏み切りから飛行姿勢、着地の動作に挑戦。飛距離や得点も表示されます。また、テイクオフ・タイミングでは、スキージャンプ競技の中でも、最も重要とされる踏み切りのタイミングを、選手になったつもりで体験することもできます。
本施設では、スキージャンプだけでなく、その他の競技も体験できるのが楽しい。雪上のマラソンといわれるクロスカントリースキーや、ボブスレー滑走、アイスホッケーのゴールキーパー、スピードスケートなど、さまざまなウィンタースポーツが気軽に体験できます。
※スキージャンプは小学生以上対象
札幌オリンピックミュージアム詳細
住所:〒064-0958 北海道札幌市中央区宮の森1274番地(大倉山ジャンプ競技場内)
TEL. 011-641-8585(総合案内)
開館時間:4月29日~11月3日/9:00〜18:00、11月4日~4月28日/9:30〜17:00 入館は営業終了の30分前まで
アクセス:地下鉄東西線「円山公園」駅下車、2番出口より円山バスターミナルへ、路線バス「円14荒井山線」乗車約10分、「大倉山競技場入口」下車徒歩約10分。
※タクシーの場合は地下鉄円山公園駅から約10分・札幌市内中心部より約20分
ホームページ:http://sapporo-olympicmuseum.jp/
3.ハーフパイプ
平昌オリンピックスノーボード男子ハーフパイプでは、若干19歳の平野歩夢選手と、不動の王者ショーン・ホワイト選手のハイレベルな頂上決戦に胸が熱くなった人も多いはず。ウィンタースポーツとして、スノーボードを手に取る機会も多いですよね。そこでもう少し手を伸ばしてハーフパイプに挑戦するのもいいかもしれません!
【岐阜】高鷲スノーパーク
このスキー場では、ハーフパイプを常設! ハーフパイプを専門とするオペレーターとディガークルーで構成されたプロ集団「Global Snow Design」が監修しています。初心者にも入りやすい雰囲気を目指して、業界の発展に貢献している彼らが作り出すハーフパイプは圧巻!
ここでは、ソチオリンピックと同規格の22ftスーパーパイプと、初心者でも簡単に入れるレギュラーパイプの2本を常設しています。今シーズンは傾斜変更により、そのスペックは世界レベル!! オリンピックで見るような高度な技でなくても、滑るだけでいつもと違った景色が見えそうです。
高鷲スノーパーク詳細
住所:〒501-5305 岐阜県郡上市高鷲町西洞3086-1
TEL: 0575-72-7000
アクセス:東海北陸自動車道「高鷲IC」より15分
ホームページ:http://www.takasu.gr.jp/gelande/index.html
4.モーグル
スノーボードと同じくらい、オリンピックで人気の種目といえばモーグル。平昌でも原大智選手が銅メタルを獲得しました。モーグルはフリースタイルスキー競技の一種目で、こぶ状の隆起が続く斜面でジャンプやスピードを競います。スキー場の一部にこぶができているところも多く、気軽に体験できるモーグルですが、今回はその中でも本格的に挑戦できるスポットを紹介します。
【長野】北信州・戸狩温泉スキー場
戸狩温泉スキー場のダイナミックコースの上部には、こぶコースができ本格的なモーグル練習もできます。
コブ初心者の方は、五本松コースリフト沿いにある体験コースで練習。縦コブが連続で続く緩斜面の不整地です。膝下をブランコを押し漕ぐように凸凹の起伏に合わせてカービングターンを連続させる気持ち良さと、スピードが増せば増すほど、クイック動作が求められる技は、観ているだけでは習得できません。慣れている方は、ダイナミックコースの自然コブ、競技用整備されたコースでの練習も可能です。
また、3月末にはモーグル大会も開催。中斜面のコースですので、比較的参加しやすい楽しい大会となっています。春雪の浅いコブの中、練習した技を披露してみましょう! 一般レベル、選手レベルと区分されている大会なので、国際大会出場選手の滑りも見逃せないですよ。
戸狩温泉スキー場詳細
住所:〒389-2411 長野県飯山市大字豊田6356
TEL:0269-65-2359
アクセス:上信越自動車道「豊田・飯山IC」から25分。 北陸新幹線飯山駅と戸狩温泉スキー場とのシャトルバス運行も。
ホームページ:http://www.togari.jp/
5.【おまけ】ボブスレー
独特な形状を持つ専用のそりに乗ってレースを滑走しタイムを競うボブスレー。日常生活でどうやったらボブスレー選手になろうと決意するのか、個人的に興味があります(笑)。けれど、あのスピードとスリル感、見ているだけでもワクワクしますよね。今回は少しでもその雰囲気を体験できるスポットをご紹介。
【長野】長野市ボブスレー・リュージュパーク(スパイラル)
残念ながら、今季の体験会は終了してしまったものの、ここでは冬季だけでなく夏季シーズンの体験もあるので、体験できるチャンスが多くなっています!
冬季の体験では、実際の競技で使用するそりに乗ってコースの中を滑走します。そりの乗り方や操作方法などの競技説明ののち、滑走に移ります。選手と同様のスタートではなく、コースの下部200~300mを滑走します。 時間は約25秒ほどですが、最高時速は70kmに達します。小学生低学年から大人の方まで幅広く安全に楽しめます。
体験時には、スキーウェアなどの防寒着(1~2時間程度外にいても寒くない服装)、手袋(厚手のもの)、 動きやすい靴(サンダルやヒールの高い靴などは不可です)の用意が必要。その他、そりやヘルメットなど競技に関するものは主催者側からの貸し出しになります。
夏季の体験については、広場や駐車場などを利用して、ローラーのついたそりで滑走します。 長野市ボブスレー・リュージュパーク(スパイラル)以外にも、 スポーツイベント等で体験できる場合があります。
詳しくは、「長野県ボブスレー・リージュ・スケルトン連盟」ホームページを参照ください。
長野市ボブスレー・リュージュパーク(スパイラル)詳細
住所:〒381-0074 長野県中曽根3700
TEL:026-239-3077
営業期間:冬季の体験会は終了 夏季は詳細は日程は未定
ホームページ:https://www.city.nagano.nagano.jp/soshiki/sports/15156.html
スノー&ウィンタースポーツにチャレンジ!
いかがでしたでしょうか?
オリンピックを見て楽しんだ後は、次は自分で身体を動かして楽しみましょう! お子さんも、もしかしたら未来のオリンピアンになっちゃうかも……?! というか、長野県てオリンピックを開催しただけあって、冬季五輪の種目を体験できる施設が集中してますね。
※記事内の画像は札幌オリンピックミュージアム以外、イメージ写真です