COC(コールマン・アウトドア・クラブ)サマーミーティングでお会いしたキャンプブロガー、F-15さんのご自慢のアイテムはジープチェロキーと、そのクラシカルな雰囲気にマッチするビンテージのキャンプ道具。さらに新しいキャンプギアもDIYして、ミスマッチしないように手を加えます。
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コールマンLOVERのキャンプサイト探訪「COCサマーミーティング/F-15さん」編
そんなDIY作品のひとつが、シート生地を張り替えたアウトドアチェア。雰囲気はやっぱり厚手のコットン素材なので、それを縫うために工業用ミシンを買ったというこだわりよう。
もとのチェアを分解したときにロゴマークを丁寧に外し、張り替えたシート生地に縫い付けます。まったく違和感がないので、こういうアウトドアチェアが売っているのかと思ったほどです。
大人が使うハイバックチェアに合わせ、生地選びをしたそう。このハイバックチェアは、Onwayコンフォートチェア2です。コットン100%の6号帆布。しかもボルトを外してシート生地を洗える優れものなのです。ヒジかけは天然竹を使った集成材製なので、金属やプラスチックにはない温かみとナチュラル感がたっぷり。アウトドアはもちろん、室内で使っても違和感のない、上質な素材感とデザインなのです。子供用のチェアもこの雰囲気に近づけたくて、F-15さん自らミシンを踏んだのです。しかも工業用ミシンまで買って!
カスタマイズした子供用のチェアはコールマンのコンパクトフォールディングチェアです。耐荷重は80kgもあるので、子供だけでなく、大人だって使えるチェアです。でもDIYでシート生地を張り替え手を加えてしまったので、耐荷重は未知数。カスタマイズは自己責任と、F-15さんも認識し、自分らしいキャンプを楽しんでいます。
ナチュラル感が好きなF-15さんは、愛車ジープチェロキーもウッド柄ですが、テーブルやチェアも木製品アイテムをふんだんに使っています。ミトンやフライパン、ホットサンドグリルなどをぶら下げて使っているのはコールマンのナチュラルウッドカウンターテーブルです。このテーブルは直営店かオンラインショップでしか買うことができなかったレアアイテム。
いまや絶版品ですが、雰囲気といい、キッチンテーブルとしての使い勝手など申し分ないので、ぜひとも再販して欲しい逸品です。
キャンプで木といえば、焚き火だってふんだんに木を使います。焚き火台のそばに薪を並べ、夜の出番を待ってます。こちらの焚き火台はコールマン ステンレスファイヤープレイス。井桁状に組まれているので空気の流入もよく、しかも丈夫なのでドッシリとしたダッチオーブンにも対応できます。
針金に巻かれたままの薪を、キャンプ場などで運ぶのは結構しんどいです。そこで登場するのが、水濡れにも強いアウトドア素材として多く使用されている化学繊維のバック。これには大きな落とし穴があります。素材自体も軽いので、バッグとしても軽く、使い勝手はいいのですが、焚き火のそばで使用すると、爆ぜた火の粉で穴が開いてしまうことも。トートバッグなんかにありがちなのが、バッグ本体はコットンで燃えにくいけど、ループベルトがアクリル製。コットンのループベルトだとごわつくので、やわらかなアクリル素材にしてあるって製品は少なくありません。
F-15さんご愛用の焚き火バッグは、フィルソン ログキャリー。ボティはコットンキャンバスだから化学繊維より断然火に強く、オイルフィニッシュしてあるので生地は重くなりますが、水濡れに強くなります。ループベルトはブライドルレザー。最初はカチコチに硬いのですが、使えば使うほど柔らかく手に馴染んできます。このバッグも、そうとう使い込んである感じで、ブライドルレザーが変色して、いい味を出してます。
photo:ULALA
text:アマキン
【PROFILE/アマキン】
本業はクリエイター。アウトドアアクティビティ、DIY、クッキングを得意とすると豪語しながら、すべてはプロフェッショナルには遠く及ばない「素人にしては、まあ上手だな」程度のレベル。