「SnowPeak」と創業300周年の老舗「中川政七商店」がスペシャルコラボ
創業1716 年の奈良の老舗「中川政七商店」が、2016 年に迎えた三百周年を記念し、新潟県三条市のアウトドアブランド「SnowPeak(スノーピーク)」とのコラボしたプレムアムなアウドドアグッズを発売します(発売は9月末から)。両社の特徴を生かしたそのアウトドアグッズとは、ずばり「野点(のだて)セット」です! 外で行う茶の湯、それが”野点”。外で飲むコーヒーの味が格別というアウトドアフリークはたくさんいますが、茶の湯だって、気軽に楽しめちゃうんです。
”野点”は和のピクニック!
日本の工芸品をベースにした雑貨を広く扱う一方で、長きにわたり、茶道具の製造卸も手掛けてきた中川政七商店。テントからウェアまで高品質のアウトドアグッズを製造するスノーピークと「キャンプ×茶道具」の発想で、野外で自然の風物に接しながら茶を点てる道具を作りました。古くは野掛(のがけ)といわれ、戦国大名たちが、野遊びや狩りを楽しむなかで、茶会を楽しんだことからはじまった野点。季節の移ろいを感じる野山で、作法にとらわれず自由に楽しめるのが特徴でした。キャンプや行楽の場に、気軽に持ち運んで、お茶の時間をお楽しみください。
■Snow Peak(スノーピーク)×中川政七商店 野点(のだて)セット
20,000 円 ※販路限定 合計120セット(中川政七商店 80セット、SnowPeak 40セット)
<セット内容>
道具一式(茶碗収納時)
1.抹茶茶碗/チタン
茶陶の名器「黒楽茶碗」に見立てたチタン製の茶碗です。二重構造で保温性が高いため、野外でも冷めにくく、おいしくお茶をいただくことができます。
2.御茶巾(ちゃきん)/麻100%
奈良は古くは「奈良晒(ならさらし)」という麻織物の一大産地で、白く美しい茶巾の産地でもありました。中川政七商店の原点ともいえる茶巾は、本麻、手織りの素材で、端かがりは一つひとつ手縫いで仕上げています。
3.茶筅(ちゃせん) 4.折り畳み式茶杓(ちゃしゃく)/竹 5.棗(なつめ)/楓
いずれも天然の木材を使用し、コンパクトなサイズで特別に仕立てました。茶巾とともに、茶碗の中にぴったりと収めることができます。
6.仕覆(しふく)/麻100%(本体)、絹(紐)
茶を点てる道具一式を収める袋です。中川政七商店が主催する工芸の祭典「大日本市博覧会」の第四回「新潟博覧会」に向けて、越後国(現在の新潟県)の武将、上杉謙信にちなんだ名物裂の仕覆のセットも販売いたします。(23,000 円 中川政七商店 限定20 セット)
名物裂の仕覆(牡丹唐草)
【商品展開スケジュール】
9月28日(水)中川政七商店 全店、公式オンラインショップにて販売開始
10月6日(木)SnowPeak 直営店にて販売開始
10月6日(木)~9日(日) 大日本市博覧会 第四回 新潟博覧会にて販売
text:george
【PROFILE/george】
茨城県東海村出身の32歳。インテリア雑誌、週刊誌、書籍、ムックの編集を経て、現在Webディレクター。4年前の朝霧ジャムに行って以来、アウトドアにハマる。テントはMSRのエリクサー3、タープはZEROGRAM。車を持っていないので、キャンプに行くときは知人の車に相乗りが常。なので、基本の装備は「軽くコンパクトに、友人の負担にならないこと」が信条。