ドローン、実際のところはみんなどうなの?
近年、身近になりつつあるドローン。
空撮や飛行可能地域の観点からアウトドアとも相性がよく、欲しいと思っている方も多いのでは?
そんなドローンに関して、アウトドア総研では所有率と購入意欲、またその回答別に個別のアンケートを実施し、調査結果をまとめました。
これを読んでドローンに関するリアルを知りましょう!
Q 現在ドローン(無人機)はお持ちですか?
はじめの問いはこれ、ドローンを持っているかどうか。
果たして結果は?
「持っている」:70(4.8%)、
「興味はあるが今は持っていない(過去の所有を含む)」:701(48.5%)、
「興味が無く、購入の予定もない」:675(46.7%)、
これだけ見ると、「なんだみんな持ってないのか」って思うかもしれませんが、興味ありと回答している人は約半数!
これからどんどん増えていく可能性があるということ。
その一方で興味なしの回答も約半数となり、同じフィールドで楽しむ人同士でのドローンの利用に関する意見の対立やトラブルが発生する可能性も。
Q 普段の利用シーンは?
次に、さっきの問で「持っている」と回答した人に普段の利用シーンを教えてもらったところ、回答はこんな感じに。
「購入したが、ほとんど使っていない」:28(40.0%)
「自宅や庭などの個人私有地」:25(35.7%)、
「アウトドアなど郊外に行った時」:25(35.7%)、
「競技場や体験場などドローンの利用が許可された公共の施設内」:1(1.4%)
購入したものの使えていないユーザーが4割、アウトドアシーンで利用しているユーザーも4割弱という結果でした。
楽しみ方や、飛行場所の認知に問題があるのかもしれませんね。
Q 購入に至っていない理由はなに?
同じく、最初の問で「興味はあるが今は持っていない(過去の所有を含む)」と回答した人に購入に至っていない理由を教を聞きました。
「機器の金額が高いと思うから」:330(47.1%)
「利用できる場所が少ないと感じるから」: 320(45.6%)
「周りの目やマナー、法令が気になるから(分からない) 」:253(36.1%)
「機器がすぐに壊れてしまうイメージがあるから」: 125(17.8%)
「特に理由はないが楽しさや必要性を感じない」: 63(9.0%)
「なんとなくマイナスイメージがあるから」: 38(5.4%)
結果を見ると買わない理由は、「金額」「場所」「法令・マナー」が上位に。
特に「金額」については約半数の方が購入の壁として感じているようです。
またそのほかの自由回答では「一般利用するには時期早々。様子見」「購入経路の情報を知らないから。免許必要なのかわからない」といった声も。
まわりに利用しているユーザーが少ない、情報が少ないなど、実際に目にする機会がないのが理由なのかもしれません。
ドローンは今後は普及するの?
今回の結果からわかるのは、将来的にドローンの利用に対してアウトドアユーザーの中で賛成派と反対派に意見が別れる可能性があるものの、現状はまだフィールドでの利用自体が少ないということ。
法規制は整ってきているものの、事前に声がけをするといったお互いに配慮して使ったり、施設側が利用可能区画を設けるなど、独自のルールを導入するのが大切そうです。
ドローンにどう向き合うのかはあなた次第!
いろいろな結果が出たものの、最終的に選ぶのは自分。
ドローンにはドローンの無限の面白さがあるし、逆に今はちょっと様子見っていう選択もありですよね。
今後のドローン市場から目が離せません。
【調査概要】
調査期間:2017年8月30日~2017年9月7日
対象:キャンプ場予約サイト「なっぷ」会員 (https://www.nap-camp.com/)
調査方法:インターネット調査
回答者数:1446(男性:1008、女性:438)
<アウトドアに関する調査・研究機関「アウトドア総研」:http://www.outdoor-ri.com/>