二拠点居住を促進するお試し移住プログラム「トライアルステイ」
トライアルステイとは、行政とR不動産株式会社が協働のもと、地域の空き家(※)を移住・二拠点居住希望者に提供し、二週間から1ヶ月程度体験居住してもらうプログラムです。
2010年に千葉県いすみ市で始まったトライアルステイは現在では約50の市町へと広がり、今年は三浦市と箱根町で開催をすることとなりました。
(※)別荘等で一時使用されている物件も含みます。
トライアルステイの意義
1:関係人口(つながり)の創出
期間中は先輩移住者・地元の方や参加者同士が交流できるイベントも行っていて、参加者はトライアルステイを通して地域のつながりを作ることができます。
今年で3年目の開催となる三浦市では、トライアルステイの参加者や地元住民、三浦に関わる方々でSNSグループを作成し、地域の情報交換や交流を行っています。
過去のトライアルステイ参加者は40組ほどですが、SNSグループには200人近くが集まっています。
中には、元々トライアルステイや三浦に関わりのなかった参加者の友人などもSNSに参加し、トライアルステイを超えたつながりや活動を生んでいます。
2:空き家の活用・流通の促進
地域の空き家を利用することで、不動産オーナーの意識が変わり、空き家活用のきっかけとなります。
短期間かつ入居者の質が自治体により担保されることから、オーナーも物件を貸しやすく、トライアルステイ後に賃貸物件として市場に出され、成約した物件もあります。
3:移住の後押し
トライアルステイで得たつながりや体験を通し、参加者は地域のコミュニティに馴染めるのか? 通勤はできるのか? 生活の利便性はどうか? などの移住に対する不安を解消し、地域とのフィット感を確かめることができます。
過去にはトライアルステイ中に物件ツアーや街歩き、公共施設の案内を行うなど、実際の移住生活につながるようなイベントも行っています。
三浦トライアルステイ概要
海、山、畑とバラエティに富んだ自然と、その土地が生む海の幸や三浦野菜が魅力。
子育て支援にも力を入れており、保育園の待機児童はゼロ、中学校まで完全給食も実施しています。
今年は3度目の開催ということもあり、移住者や地元住民とも協働で企画を行って、参加者のサポートをさらに強めています。
■期間
第1期:2017年11月2日(木)~2017年12月3日(日)
第2期:2017年12月8日(金)~2018年1月8日(月・祝)
第3期:2018年1月12日(金)~2018年2月12日(月・祝)
第4期:2018年2月16日(金)~2018年3月18日(日)
■応募締め切り:2017年10月16日(月)
■定員:24組(予定)
■URL:https://www.realtokyoestate.co.jp/column.php?n=1012
箱根トライアルステイ概要
全国屈指の温泉地として人気の箱根町。
観光地のイメージが強い箱根ですが、空き家バンクの開設を行ったり、保育施設に力を入れていたりと移住者や子育て世代向けの取り組みも活発です。
温泉付きの物件や、山々が見渡せる別荘など、箱根ならではの物件も取り揃えています。
■期間
第1期:2017年10月28日(土)~2017年11月12日(日)
第2期:2017年11月18日(土)~2017年12月3日(日)
第3期:2017年12月9日(土)~2017年12月24日(日)
第4期(a):2017年12月28日(木)~2018年1月14日(日)
第4期(b):2018年1月13日(土)~2018年1月28日(日)
■応募締め切り:2017年10月9日(月)(応募状況によっては二次募集を行います。)
■定員:12組
■URL:https://www.realtokyoestate.co.jp/column.php?n=1002