燃料の入れ方からはじまったガソリンランタンのメンテナンス講座 入門編
前回の【入門編なのにマニアックすぎる! 「コールマン」ガソリンランタンメンテナンス講座 その1】は講師役のコールマン ジャパン山村 聡さん所有のコールマンランタンは入社時からメンテナンス知らずで稼働30年オーバーって話でした。
コールマンランタンに燃料のガソリンを入れるコツは?
コールマンランタンへ燃料に入れる方法ですが、最初に知っておかねばならぬポイントがひとつあります。
それは、長方形のガソリン缶ですが、注ぎ口を上にして注入するということです。
ついつ注ぎ口を下にしてしまいがちですが、そうすると缶に空気を取り入れられないのでダブダブと勢いがついてしまって安定せず、ガソリンが飛び出してきてしまうのです。普段から豆乳を飲まれている方なら、ご経験済みかもしれませんね(笑)豆乳ならいいですけど、ガソリンの吹きこぼれは笑い事ではすまされません。この最初のポイントは忘れず実行してください。
ポンピングはしっかり!
ガソリンが入ったらポンピングです。
「ポンピングをしたのに光が安定しない」、あるいは「燃え上がってしまう」なんて話がよくあるそうです。
その大きな理由は単純に
ポンピング不足
ランタンの本体タンクに燃料が8割くらい入っている状態でも、実は80回くらいのポンピングが必要なのです。
どういうことかというと、本体タンクの中ではポンピングにより燃料が圧縮されています。ポンピング不足というのは単に圧縮不足。正しく圧縮されていれば着火したとき、燃料は霧状になって噴射されます。それがポンピング不足のとき液状のまま燃料が噴出されるからです。
こんな風にランタンを分解して、どういうことが起こっているか実演してくれる入門編にしてはマニアックすぎるメンテナンス講座なのです (笑)
正しいポンピングは、ポンプレバーが硬くて押し込めなくなるまでしっかりやります。だからといって大変な作業ではありません。手首のスナプを使えば、決して重労働ではなくその後の点灯を楽しみにできるオープニングセレモニーです。
そして、【入門編なのにマニアックすぎる! 「コールマン」ガソリンランタンメンテナンス講座 その3】へと続くのです!
※「コールマン」ガソリンランタンメンテナンス講座の記事はこちら
「コールマン」ガソリンランタンメンテナンス講座その1
「コールマン」ガソリンランタンメンテナンス講座その2
「コールマン」ガソリンランタンメンテナンス講座その3
「コールマン」ガソリンランタンメンテナンス講座その4
「コールマン」ガソリンランタンメンテナンス講座その5
「コールマン」ガソリンランタンメンテナンス講座その6
photo:ULALA
text:アマキン
【PROFILE/アマキン】
本業はクリエイター。アウトドアアクティビティ、DIY、クッキングを得意とすると豪語しながら、すべてはプロフェッショナルには遠く及ばない「素人にしては、まあ上手だな」程度のレベル。
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