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移住者も多数集う、廃館を改装したオシャレな「KAPITAL」-エキサイティングな空間を体験しよう

日本を代表するデニムの街、岡山県倉敷市児島。その児島で廃館になっていた旧図書館と旧公民館を改装し、製造工場とショップにして再活用しているキャピタル。

その建物の外観は印象的な赤土色だけど、塗り替えたわけでもなくもともとの色。

赤土の色を日本の古語で表現すると<赭(そほ)>というらしい。

一方で<SOHO>とアルファベットで綴れば、ニューヨーク・ソーホー地区を連想させ、とても都会的な印象を受ける。

<赭>と<SOHO>はキャピタルの、クリエーションのルーツである温故知新の精神を象徴しているという。

全国に17店舗を構えるアパレルブランド・キャピタル。その店舗の中で、独特なスタイルを持つのが、このキャピタル瀬戸内児島赭店。

そのミュージアムでは、どんな展示をしてますか?

「1階と2階があって、全部バンダナです。ミュージアムやるためにコレクションしてたわけではなく、全部うちのデザイナーの私物。もともとうちのデザイナーがバンダナ好きで、キャピタルでは新しいバンダナをいっぱい作ってるんですけど、その資料として持ってて」

貴重なバンダナを展示するミュージアム

 

「日本には少ないかもしれないけど、アメリカとかでは、バンダナコレクターってすごく多くて。

ただ、赤のバンダナのコレクターはたくさんいるんですけど、結構ここはネイビーを中心に実は置いてあって。

いまは生産されていない『エレファントブランド』っていう、象の上がり鼻とか下がり鼻のマークが入っているバンダナが全部2階にあって、1階はネイビーや象の柄が入ってないもの。

ネイビーと言ってもいろんな色があるんです。いわゆるファストカラーという色あせたネイビーの色もキレイなんですよ。

結構マニアックなミュージアムではあるんですけど、珍しいものがとにかくたくさん。古いものですと1800年代のものがあったりするんで、バンダナの起源というか、かなり希少なものが展示してあると思います。

意外とバンダナミュージアムが広いので、みなさんびっくりされるんですけど、資料としては貴重なものがたくさんあって」

ヴィンテージバンダナはオリジナルバンダナへとアイデアが受け継がれる

こうして生で見るのも大事ですけど、遠方の方が見られるチャンスって、どうにかしてありますか?

「実はうちのデザイナーが、今までにエレファントブランドのバンダナの本を3冊出していて。バンダナの本自体も世の中にはあまりないんですけど、1冊目、2冊目に関しては売れてしまっている。3冊目が、いまミュージアムでコレクションをやっている、ハーレーのバンダナだけを集めたものを出してるんです」

図書館と公民館のあいだには、中庭があるんですね。

「中庭にはツリーハウスがあって。材料もいろんな種類を使っていて。単純に普通の板だけじゃなくて、木を加工する種類、たとえば職人が全部削ってたりとか、そのまま足場板を使ってたりとか。壁に使ってる板も、柱とかもそうなんですけど、いろんな加工をした木を使って。

パッチワーク作品のようなのをコンセプトにちょっと盛り込みながら建ててあります」

 

旧公民館を改装したオシャレなキャピタル瀬戸内児島赭店のとなりは図書館の工場。その話は、次回へと続く

 

「キャピタル瀬戸内児島赭店」の情報は、こちらからどうぞ!

岡山県倉敷市児島小川町3672-10

TEL 086-486-2339

営業時間 11:00〜20:00

http://kapital.jp/shop/detail/13.html

 

 


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