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潤さんが住んでいたのは、ニュージーランドのどの辺ですか?
「最初はオークランドにいて、それからニュープリマスへ」
ニュープリマスはニュージーランド北島の西側で海に飛び出たあたり。タラナキ山という富士山によく似た山がある本当に自然の多い美しいエリア。
キレイな海があって自然も豊かで、ニュープリマスと高知は似てなくもないですが、住んでみて難しかったことは?
「まず言葉がわからなかった(笑)。
若い人の言葉はわかるけど、おばあちゃんとかの言ってることがわからない。だから、会話してても『そう、そう』と笑顔で合わせたりしてましたね。
何を言ってるかわからないけど、その人が基本的にいい人だっていうのは滲み出てる」
「あと難しいことという意味ではないけれど、外からの移住者だからって厳しい目で見てるわけではなく、『なにやってる人なの』と興味を示される」
興味を示された結果・・・?
「誰かに話したことが、自分の知らないところでいつの間にか伝わっていっちゃって。
『あの人とお話ししたことないのに、なんで私のことよく知ってんだろ』ってこともありました(笑)。
口コミのネットワークはすごく早い。それも悪気のあることじゃなくて、興味があるっていうだけだから(笑)」
町中全員に自己紹介してまわらなくていいから、ある意味便利ですね。
移住しようとか思って、住むとこは簡単に見つかるものなんですか?
「空き家はあるけど、みなさん貸したがらない。ずっと探しまわってて、この高台の家に引っ越して来たのが、3年前。高台の土地を探している友だちは、いっぱいいます。」
こんなに眺めのいいステキな家は、きっとなかなか見つからないですよね。オーストラリアなら、交通の便より眺望の方が優先度は高いから、海が見えて日当たりも良くて庭の広いこの家は、すごい家賃になっちゃいますよね、ブルースさん。
「そうそう。私は古いジャパニーズアーキテクチャー(日本家屋)が大好きだから、この家は何回も大家さんに聞いてもらって。粘り強く何回も聞いてもらって、それで『はい、貸しますよ』ってなったら、すぐに契約して」
いい物件は悩んでる間もなく、出たらすぐに契約が地方の鉄則ですね。それでショップは?
ショップの場所は道路を挟んで海の前というサーフィンスクールには好条件の土地ですが、同じく時間はかかったんですか?
「サーフスクールで借りている土地は、個人の土地でもなく、地域の土地だから、地域でミーティングしてみなさんの賛成を得て貸してもらいました。正式に契約するまで、1年かかったね。来年のいついつの会合で、多数決を取りますからって。だから村のお祭に顔を出したりとか(笑)」
たぶんオーストラリアには、そういったコミュニティの連携の難しさとかはないのだろう。
「でも地域で信用はあったから、『ブルースさんならね』と、すぐにいい返事は言ってもらってたからね」と潤さんは時間がかかっても、焦っていた様子はない。
サーフスクールの新展開を考えるブルース&潤・ディロンさん夫妻の黒潮町移住ライフは、次回へと続く
ブルース・ディロンさんのサーフィンスクールにご興味のある方は以下へどうぞ
幡多サーフ道場
TEL:0880-43-3309
http://www.hatasurfdojo.com/index.html
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